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みんながアーティスト

定期的に話している友人がいて、その場所でこんな話をしたことがあった。




じぶんが監督で映画をつくるとしたら、どんな映画を撮る?


と。




映画という大きくぼんやりした枠組みしか決まっていないと、人はそこにじぶんを出さざるおえなくなります。


例えば友だちとの時間が大切だと思っている人、亡くなったおじいさんとの時間に後悔を残す人、どんなことがあっても最後は幸せがいいと思っている人。


そういう普段口にも態度にもしていないような価値観が映画という枠組みを与えられることで形になる。


何かをつくるということで、その輪郭に気づくことができる。


多くの人はアーティストのことを、元々つくりたいこと、表現したい何かがあり、それを形にした人のことをそう呼んでいる。


しかし一部の特異な人たちしかつくれないわけではない。


他の多くの人にも表現したいこと、言いたいことはある。

最初に必要なのはつくりたい気持ちでも、言いたいことでも、スキルでもなく、何で表現するかの、何をつくるかの枠組みの方ではないかと感じる。


それさえ決めてしまえば、ボクはみんながアーティストだと、つくるものはすべてアートであると思う。



今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。
アーティストはつくり始めた人であり、完成させた人である。とも言えますね。

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