相談されるとは?
2年ぶりに会う友人とごはんに行ってきた。
話しを聞くと、引っ越しをして、仕事を探してて、でもバンドは、音楽は続けているとのことだった。
SNSに抵抗があるという話しになった。
自分たちの音楽を多くの人に届けたいのかなぁと思い、SNSやネットでじぶんが知っている範囲のことを、届けたい音楽のためになればと話した。
その後、恋愛の話しになった。
女性とうまく話せず、力んでしまうという悩みだった。
それも彼に合うシチュエーションや、振る舞いのアドバイスを明日から彼が自信を持って暮らせるように話していると、彼が、「今日一番場が盛り上がっているね」とつぶやいた。
つまり彼の悩みは音楽ではなく、恋愛で、話したかったことも恋愛の話しだったのだ。
僕はモテる訳でも、恋愛の経験が多いわけでもない。
でも僕に話そうと思ってくれたというのは、恋愛だけに関わらず、相談そのものというのは、「否定せず聞いてまず受け入れてくれる人」、「話しが漏れる心配がない人」というのが前提条件で、そこから経験や知識やアイデアがあると、それらを活かして物事が好転する一手を提示できると尚良しというフェーズに入るため、実は相談しようという最初の段階で必要なのは、「安心感」に尽きるのだと思う。
なので、相談してくれたことは嬉しかった。
その信頼に答えようと、精一杯その場で答えたつもりだが、その後の彼の見る世界や心持ち、気持ちが前向きに、自信を持てたかは正直わからなかったが、帰路に彼が一言。
「久しぶりに恋愛の話しができてよかった」と僕に聞こえるか聞こえないくらいで呟いた。
酔っていて帰路はずっといい夜だった。と連呼していたが、お酒を飲んでいない僕もいい夜だったな、と心の奥で静かに思った。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。
と書きながら僕は実は相談することが苦手です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?