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私の思ったこと

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2021年3月の記事一覧

残る瞬間、残らない瞬間

残る瞬間、残らない瞬間

この一年zoomなどのオンラインツールは多くの人のコミュニケーション手段の一つになった。

物理的な制約を飛び越えて、即座に顔を合わせたり、はたまた初対面がzoomなんてことも起こってきているのが今日この頃で、そんななか昨年からzoom上で1ヶ月に一回3人が集まって、ラジオを録る。という試みを行っている。

もちろんお仕事ではないので、タイムスケジュールはピリピリしたものではなく、雑談→収録→雑談

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取れない魚臭さのナゾ

取れない魚臭さのナゾ

昔、まる1日魚臭さが取れない日があった。

手を洗ってもお風呂に入っても臭さは消えることはなく、前の晩に食べた焼き魚の臭いが嗅覚に残り続けるという奇怪なことが起きていた。

つまり臭いを発している臭いの元が特定できないでいたということ。

何をしても臭いは消えず、寝る前に鼻がむずむずしたので鼻をかんでみた。

そうすると小さな欠片が取れ、なんとそれは魚の欠片だった。

どうりで魚の臭いがするはずだ

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決められないときに足りないもの

決められないときに足りないもの

決められないときというのは、したいことのような理想もなく、したくないことのような願望もないときである。

つまり選ぶ基準がどこにもないときだ。

母がスマホを持つと決めたのだけど、どこのどんなスマホがいいかね?と聞かれた。

ボクはアドバイスの仕様がなかったのを覚えている。

なぜなら母の中に選ぶ基準が一つもなかったからだ。

ボクは手の中におさまる小型の機種が選ぶ基準になっているが、母にすすめて

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決して敵わない人

決して敵わない人

もう今はいない母方の祖母。

祖母は大正生まれで東京大空襲を東京大田区の地で生き延びた生存者だ。

それだけでももちろん尊敬しているが、ボクが祖母に敵わないと思ったエピソードが、祖母のお見舞いに行ったときに起こった。

日常の中で転んでしまい、そのせいで脚の血流が悪くなり、脚のむくみと転んだ箇所の打撲を治すために入院となり、それらとそもそもの入院生活の疲れから憔悴していた。

身体も精神も頑丈な印

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健全な不安感

健全な不安感

不安がない、と言い切れる人は稀だと思う。

人には強弱の差こそあれ、不安は生きている限りついて回る感情だ。

だがそうは言っても不安は決して心地いいものではない。

不安はなるべく小さく、できることならなるべく感じないように。

そう思っている人も少なくないし、そうしたい気持ちは痛いほどわかる。

しかしそうなってくるとまた別の不安が湧いてくる。

こんなに不安がなくて良いのだろうか?という不安だ

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間違いは長く続かない

間違いは長く続かない

一瞬一瞬で見れば、人は多くの間違いを繰り返している。

人からその場その場の間違いをなくそうと思えば、その道には絶望しかない。

間違いのない人間はもはや人とは呼べないと言えるくらい人と間違いは切っても切り離せないからだ。

でも間違いを繰り返す人にも救いはある。

それは間違いは長くは続かないということ。

たとえ昔奴隷という身分があったとしても、強制収用所があったとしても、それが人間にとって間

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断れるお誘い

何曜日、または何日ヒマ?

突然聞かれると人はたじろぐ。

なぜならもらっている情報が少ないからだ。

その日がヒマと答えたあと、行きたくない用事や集まりだった場合、そのあと断るのは至難の技だ。

だからこそ多くの大人は誘うとき、声がけするときになるべく詳細な情報を最初に出して、相手に判断の余地と断る余白を与えてパスをする。

意外と忘れがちになるのだが、YESと同じくらいNOが言いやすいお誘いと

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原点を忘れない

原点を忘れない

Twitterにせよ、noteにせよ、始めたほんとうの最初というのは一挙手一投足にドキドキするものだ。

誰にも届かないのではないか?
じぶんのつくるものは大したことがないものなのではないか?

そんな不安に打ち勝った先に、いいねやスキといった他者からのリアクションが待っている。

しかしそれらに人は慣れてしまう。

10ものリアクションを日常的にもらえるようになると5しかリアクションがもらえない

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アフターコロナの旅行

友人と話していて、コロナ禍が落ち着いたらどこに行きたい?
という話をした。

おそらくみなさんもいろんな方と話されていると思うし、想像したり、ガイドブックだったり、かつての写真だったりで、その欲求は高まっていると思う。

でもじゃあ旅先ってどうやって決めている?
判断の基準とかはあるの?
という話になった。

そこで共通していたのは、「後にすればするほど困難になるもの」という答えで、若い肉体や精神

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「みんなに波がある」と知ることが薬

「みんなに波がある」と知ることが薬

先日知人たちと人生の中の年齢ごとの波を紙にグラフのように書き出そう。というワークを行った。

ボクはと言うとあんまり事細かに記憶しておらず、そのせいか波がゆるやかなものになったし、あんまりよろしくない時期だとじぶんが思っているときは学生時代が多かったのが印象的だった。

そして波がゆるやかなのは人間関係のトラブルがほぼないからではないかと思えた。

ただじぶんのグラフ以上におもしろかったのは、他の

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兄弟の違い

兄弟の違い

ボクは弟との二人兄弟。

同じ両親から産まれ、同じ家で育った。

似るはずなのだが、まったく似ていない。

似ているところは筋肉がつきやすい、歯並びがいい、鼻や目、喉が弱い。といった身体的な特徴や弱点が似ているところとして上がるが、性格に関しては兄弟と言えど似ない。

弟はじっとしているのが苦手で、言いたいことはハッキリ伝え、気前もよく、都会に住み、車の移動が基本、ジムやサウナ、スポーツなどもこな

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言わないやさしさ

言わないやさしさ

昔は正解やアドバイスを伝えてくれる人がやさしいと思っていた。

いや、もちろん正解やアドバイスをその人を思って伝えてくれる行為それ自体はとてもやさしいことだとは思う。

しかしいざ街を見渡してみると多くの人が他者にアドバイスをしているのをよく見かける。

つまり人はアドバイスしたい生き物で、じぶんの意見を思いのままに伝えるのは、実は人にとって快感であり、デフォルトなのかもしれない。

そう考えると

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想像を超えるサービス

先日自転車の後輪がパンクした。

以前パンクしたときはショッピングセンターのようなところに入る自転車屋さんに持っていった。

しかし今回、街場の自転車屋さんにお願いしてみた。

その自転車屋さんは看板などもなく、一見すると古びた民家なのだけど、確かに窓ガラスに『パンク 700円』の文字。

恐る恐る呼びかけると、奥の方からおじいちゃんが現れた。

すみません、後輪のパンクです。と伝えるとそのおじい

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誰かの応援者になろう

何かを新しく始めるのは難しい。

今の生活のリズム、調和があるからだ。

ボクも毎日文章を書く。を始めるとき、どぎまぎしたものだ。

だからこそわかる。

誰でも始められるわけではない。

当時独身だったし、仕事も夕方には終わる仕事だった。
子どもがいたり、夜中までの仕事だったら難しかったかもしれない。

でも運良く時間があったので始めることができた。

しかしここでもう一つ問題がある。

始めた

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