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私の思ったこと

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1日の中で、感じたこと、思ったこと、考えたことを毎日更新しています
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2020年4月の記事一覧

新しい何かをはじめる人

新しい何かをはじめる人

今多くの人が生活習慣の変化を余儀なくされていると思う。

それはつまり生きてきて初めて始めることが、人々の暮らしの中に増えているということでもある。

僕は、というと料理だ。
仕事に行く日のお弁当の作りおきのおかずを三品、休みの日にまるで仕込みのように、せっせと作っている。

でも思い返せば、なぜ始められて、なぜ続いているかと言えば、料理が好きな妻がその作業を、脇でサポートしてくれていて、完成まで

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「何もしない時間」をもつこと

「何もしない時間」をもつこと

例えばスピッツの『ロビンソン』を聴きたいと思ったら、CDを探してプレイヤーに入れて聴いていた。

CDがなければ買いに行くか、借りに行ったりして、そのとき初めて『ロビンソン』という曲を聴くことができた。

『ONE PIECE』というマンガで、敵の親玉といよいよ決闘だ!!!となったときに、次の巻がなければ続きを知ることができず、やっぱりわざわざ買いに行ったり、借りに行ったりしなければならなかった。

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何が自由なのか?

何が自由なのか?

今日『&premium 6月号』に目を通していた。

特集は「ひとり時間の楽しみ。」というタイトルで、多くの方のひとり時間の過ごし方を特集している。

そこで僕が一番心が動いたのは、ムーミンに出てくる孤高の旅人スナフキンを俳優の美村里江さんが解説しておられるページで、例にあげていた話しは、こんな話だ。

あともうちょっとで新しい歌が生まれそうなタイミングで、はい虫がスナフキンにまとわりついてくる

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ほんとうに大切なことは書けない

ほんとうに大切なことは書けない

毎日書いていると、それはそれは毎日いろんなことを思っています。

で、その中で愚痴だとか悪口ではないようなものを決めて文章にしていて、毎日ですから他愛もないことを真剣に書く。なんて1日も何日もあるわけです。

そして心に響いたこととか、まだ言葉になっていない途中のようなものすら、ここには書いていて、そういうものの連なりで毎日というものができています。

でもそうしていると時々思うことがあるのです。

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「何をしないか」で育まれるもの

「何をしないか」で育まれるもの

会社の後輩に、どうしたら、何をしたら仕事が効率よく、早くなりますか?

と訊ねられることがある。

そんなとき僕は、何をしてるかより、何をしてないかを見た方が真似しやすいのでは?と話す。

それはものすごく時間がかかっている人たちを見ていると共通しているポイントが、「(今)やらなくていいことをしている」ということだからだ。

だからじぶんはこれをしないと意識することは、大事だと思っている。

そし

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好きな環境で、書く

好きな環境で、書く

いつもこのnoteの記事は、帰路の電車内で書いている。

文章を書いていると、周りの環境が気にならなくなるからだ。

しかし今日(昨日)はお休みで、これを家の机の上で書いている。

丸くて、やわらかくて、あたたかい文章。
なるべく愚痴やイライラしているような尖った文章にならないように気をつけてはいるが、書く環境が影響しないわけはない。

僕の理想は、静かで、少しほの暗くて、一人。

ものを考えたり

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ある母の晩の出来事

ある母の晩の出来事

人はいつ死ぬかわからない。

なので原則は、「死んでしまう前の晩」というのは、存在しない。自死を除いて。

先日『BEASTARS』という漫画の16巻を読んでいた。

この漫画は肉食と草食が共存する動物の社会の話しで、主人公はハイイロオオカミのレゴシというキャラクター、16巻には亡き母と会うエピソードが載っていて、母はオオカミとトカゲの混血であることを悩み、レゴシが12歳を迎えた時にこの子はもう大

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ありがたい繋がり

ありがたい繋がり

現在の世相になって、不特定多数の人と集まったり、偶然を共にする時間というのは、確実に減っている。

一緒に出かけられた場所があったかもしれない。
一緒に見ることができたものもあるかもしれない。
一緒にいたからこそ話せたことがあったかもしれない。

多くのもしかしたら、たらればが人々の胸に蓄積している。

それを解消すべく、LINE通話やzoomのようなオンラインで人と顔をつき合わせて楽しむテクノロ

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やんわりさせておく

やんわりさせておく

絶対そちらがいいよ。
こっち一択しょ?
それはしない方がいいよ。
これ以外しちゃダメ。
そのことに関しては私の前では話さないで。

人にとって「選ぶ」「決める」というのは、実は大きなストレスであるため、上のセリフのように決めてくれる人というのを有難いと感じる人は、実は多いのではないかと思っている。

その反面「決められる」ことに対して人はストレスを感じる生き物でもあるという矛盾がある。

なので僕

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人はみんなそれぞれ

アルベールカミュの小説『ペスト』は、ペストに犯された街が感染拡大を封じ込めるために都市封鎖され、その街の人々の悲喜こもごもを記した作品である。

その中にコタールという登場人物が出てくる。

コタールは仲間のたれ込みによって逮捕間近だったが、都市封鎖によって、その危機から逃れることができ、ペスト蔓延や都市封鎖に救われた立場であり、それらが続いて欲しいと思っている登場人物である。

コタールという登

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また会いたい人に会えるように

また会いたい人に会えるように

人は手段に没頭し、目的を忘れることが、まぁよくある。

愛する者を守りたいとお互いが戦争に赴くが、ほんとうは争わずに各々が家族や手の届く人々とそこにあるものを分けあって仲良く暮らせば戦争という手段は必要ない。

海外に留学して英語を話せるようになって帰国するものの、英語という手段を使って実現したいことは特にない、思い付かない。という人たちもいるように、人は気付かないと目的を忘れ、手段に没頭してしま

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休みの解放感

休みの解放感

明日が休みだという休みの前日。
あるいは休みの当日というのは、人々は解放感に包まれる。

そして休みが終わってしまう気配が匂いたつ時間になると、サザエさん症候群のように人の気持ちの解放感は失われていく。

それってなんなんだろう?と思ってきていたが、今回の騒動で多くの人は休みという状態にあると思うのだが、いわゆる休みの解放感というものを、多くの人から感じない。

つまり仕事に行かない、仕事をしない

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ぼやかせたものは染み入る

ぼやかせたものは染み入る

スピッツが好きな人は多い。

だがどんなところが好きなの?と聞かれるとハッキリと答えられる人は少ないと思う。

それはスピッツの歌詞が抽象的で、ハッキリさせないようにぼやかしているからだ。

だが、このぼやかしていることが曲を聴いた各々の主観に響き、そのそれぞれの光景を思い出させてくれるから、スピッツの曲というのは、多くの人に届くのだと感じている。

例えば『君が思い出になる前に』という曲のワンフ

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コンテンツを所蔵すること

コンテンツを所蔵すること

外出自粛となり、緊急事態宣言が出て、多くの人が家の中で過ごすことになった。

僕は元々お休みは、読書か映画やドラマ、アニメ鑑賞がメインのナチュラル外出自粛勢で、そのときから目を付けているコンテンツを今現在も空いた時間に楽しむ。というスタンスで変わらず暮らしている。

その中の読書のための本というのも買ってはいないけど、いずれ読みたいというものをamazonの欲しいものリストに、まるでメモのように僕

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