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弾き語りストDAWに出逢う

みなさんこんばんわ。


最近いつものようにギターを弾いていることに少し飽きたので、船のスタジオにあるアンプに繋いで弾いてたんですよ。何気なしに。


BOSSの”刀”っていうアンプなんですけど名前渋いですよね。

BOSS KATANA50

んで背面のジャックにヘッドフォン繋いで自分が出してる音をちゃんと聞きながら練習してたんです。

そしたらヘッドフォンのジャックの隣に見つけちゃったんですよ。

「USB Out」を。


ん?もしかしてだけど、これをPCに繋いだらライン録りできるんじゃね?

引き出しを捜索したところすぐにケーブルも見つかりました。

僕の中で今日のミッションが決まりました。


「船にある機材でDTMできるかなっ?」です。


今まで「勝手にTHE FIRST TAKE」などと名乗って一発録りにこだわりを見せている風を装っていましたが、単純にそれしか選択肢がなかっただけで一度「別録り」に挑戦してみたいと思っていたのです。

まずはDAWソフト(無料)をダウンロードしなければなりません。


DAWとは「デジタル・オーディオ・ワークステーション」の略で簡単に言えば音楽制作ソフトのことです。

ネットで「Mixpad」なるものをダウンロードしました。

早速アンプとPCをUSBケーブルで繋ぎ、DAWを起動。

ギターを鳴らして録音した音を聞いてみる。


「ジャラーン!」


おお!クリアやないけ!


いつもは雑音の多い船内でiphoneを使って撮っていることが多いので違いは歴然でした。

しかしDAWで楽曲制作をするにあたって一番やりたいのは何といっても「ミックス」なのです。

現時点で僕のDAWソフトに入力されているのはアンプから出力されたギターのトラックのみです。

ボーカルトラックどうしよう。


PCのマイクでも一応録音できるのでそれで録るか?

いやそれだったらiphoneのマイクと変わらなくね?

船内にマイクとかあるかな?

そこらへんの引き出しを再度捜索。

ROCKBAND

あった。

探せばなんでも出てくる船だ。
多分なんか海外製のゲームかなんかで使ってたマイクだと思われます。

しかも幸運にもUSB接続のマイクだったのでそのままPCに接続できます。


問題①USBポート問題

ここで一つ問題が発生しました。僕の愛用するSurface Pro7にはUSBポートが一つしかないのです。

そこには既に渋い先客がいるのです。

まあ元々別録りするつもりでスタートした企画なのでギタートラック録音後にアンプからマイクに接続しなおしてボーカルトラック録ればこれは大きな問題ではない。

と、その時は思っていました。

後で動画と音声をミックスするので、手順としては
①動画を撮影しつつ、ギターのトラックを録音
②①に合わせてボーカルトラックを録音
③ギタートラックとボーカルトラックをいい感じにミックスして音声データを作成。
④動画と音声を合わせて完成

でいこう。


問題②ギターが弾けない。

思わぬ盲点でした。

いつも歌いながらギターを弾いているので、ギターだけとなると途端にぎこちなくなってしまいます。

しかしこれもよくよく考えたところギターはラインで録っているし、動画の音声はあとで切るので歌っていても一向に問題ないことがわかりました。


問題③選曲

「楽譜を見ずして一曲通して弾ける曲で初めてのミックスなので短めの曲」として数少ない選択肢からチョイスした曲で動画とギタートラックの録音を済ませ、いざボーカルトラックの録音に入ろうとしたとき。

突然「ジャーン、ジャカジャーン」と伴奏がスタートし、歌いだしを逃しました。

ギタートラックを録音しているときは同時に歌を歌っていたのであまり気にしていませんでしたが、僕はなんと数ある曲の中からよりによって「ギターの最初のストロークと同時に歌いださなければならない曲」をチョイスしてしまっていたのでした。

カウントからスタートすべきでした。


問題④ボーカルトラック

ボーカルトラックを録音していくのですが、これがね。。。なんかね。。


恥ずいんですよ。



弾き語りは全然大丈夫なのに、いざギターを置いて「では歌のほうを…」ってなっちゃったら改まっちゃって恥ずかしいんですよ。


だれも聞いてないのに。この空間には自分しかいないのに。

なんか初めて弾き語り動画撮ったときもこんなかんじだったかななんて過去の自分に上から目線で哀愁漂わせてみたりして。


問題⑤そもそもの話

ギター、ボーカル、動画、全てが出揃い、いよいよ待ちに待ったミックスをしていきます。

別録りの最大の利点はそれぞれのトラックを個別に調整できることだと思います。

今までも録った音声にアプリでコンプかけたりリバーブかけたりしてましたがかけたエフェクトはボーカル、ギター、雑音、全てにかかってしまうんです。

DAWソフト「Mixpad」

音量の調整やエフェクトかけていじったり、初めてですが感覚的に操作ができるようよく作られたアプリですので割とスムーズにできました。

音声のミックスが完成したら今度は動画と合わせていきます。


PowerDirector

僕はいつも動画の編集はiphoneでPowerDirectorというアプリを使ってやっていますので一度音声データを携帯に送り、携帯で撮った動画とPCでミックスした音声を合わせていきます。

僕の弾き語り動画を見てくださっている皆様にはお馴染みの「THE FIRST TAKE」のオープニング、エンディング、歌詞を付けたら完成なのですが、実はすごく大きな問題があるのですよ。


今ね、海の上なんですよ。しかも陸から遥か遠く。


ここまで長々書いてきて誠に申し訳ないんですけどね、

船内の脆弱なWi-fi環境ではね、


そもそも動画がアップできないんですよ。


今回のミッションで図らずも「別録り」という選択肢が増えましたが、出来上がったものを聴くとやはり今までよりもノイズが少なくてクリアに仕上がっていると思います。 

なにより楽しかった。

船内での楽しみが増えました。


反省点としてはアンプの音作りの時点でもう少しこだわったほうが良かったかなと、ちょっと生音とは違った音色になってしまっていたので。。

まぁ今回はお試しということで。

あと単純にギターと歌の腕も磨かなければ。

電波が入ったら動画上げますので。

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