怠惰であることをアイデンティティにしている限りは自分のことを好きになれないのかもしれない
ちょうど今、秋の終わりを感じさせる肌寒い季節になると、私は小6のその時期を思い出さずにはいられない。その頃の自分は毎日髪をハーフアップに結って、全身ポンポネットかメゾピアノで固めて塾に通うような量産小学生だった。(勿論ボサボサの髪をヘアクリップで束ねてスウェットで予備校に通うようになるとは1ミリも想定していない)
授業が終わると日が暮れていて、塾を出ると頬を冷たい風が撫でていったあの日のことを、大半のことを一瞬で忘れてしまう私が何故か今でも覚えている。
いつも私の脳内の垂れ