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ポンコツ脳

コンビニに出かけたときのこと。
少し雨は降っていたけど、まぁ傘はいらないかなとアウターのフードを被って外へ出る。コンビニでおにぎりを買い、行儀悪いがそれを食べながら歩けば、何故かおにぎりと反対の手はビニール傘をさしている。
そう、コンビニを出たときに、全く無意識に!僕は他人の傘を自分の傘と勘違いしてさして戻っている…。
慌てて走ってもどり、傘立てに傘を戻したタイミングで店から出てきたおじさんが、今まさに僕が立てた傘を抜いて持ち帰る。
おじさんとは目も合わせられたない。とにかく平謝り。あんなに腰を曲げて頭下げたこと、過去に一度もないと思う。自分のポンコツ具合が今日も情けない。
その前の日は、盛大に財布の札を撒き散らした。雨が降り風も強いが、僕の頭は毎日がポンコツ日和で笑けてくる。

仕事の帰り、本屋の平積みで養老孟司先生の本を見かける。どうやら既出の「脳と自然と日本」に少し手を入れて新書化したものとのこと。それなら納得だ。先生にしては本の題名がださい。

毎日毎日、少しずつポンコツになる自分にとって、養老先生の考えには救われてばかり。先生、いつまでもお元気で。

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