見出し画像

うつ病でライターを目指す人が、クラウドソーシングで仕事を受注する方法

こんにちは、ライターのたぐと申します。

僕は、うつ病で離職したことをきっかけに、ライターとして仕事復帰したんですけれど、療養中の方のなかには、フリーランスの働き方に興味がある人も多いのではないでしょうか?

フリ-ランスとして、自宅で仕事ができれば、体調に合わせて休みやすいですし、わずらわしい仕事の人間関係も最小限で済ませることができます。

フリーランスでライターの仕事をはじめる時には、クラウドソーシングがおすすめです。

クラウドソーシングでは、企業と雇用契約を結ぶ必要がないので、体調が不安定なうつ病の方にとっても、自分の体調に合わせた柔軟な働き方がしやすいです。

そこで今回は、うつ病を治療しながらライターを目指す方に向けて、クラウドソーシングを活用した仕事の受注方法について紹介します。

クラウドソーシングとは?

クラウドソーシングは、インターネットを活用することで、個人と企業が仕事を受注・発注できるサービスです。

「クラウドソーシング」という言葉になじみがない方もいるかもしれませんが、近年では、フリーランスを中心に利用者が増えています。

総務省の「情報通信白書(平成30年版)」では、クラウドソーシングで仕事を受注する人は、平成29年9月末時点で、約150万人と推計されています。

クラウドソーシングを活用すれば、企業と雇用契約を結ばずに仕事ができる

クラウドソーシングの大きなメリットは、「企業と雇用契約を結ばずに仕事ができる」ことです。

それにより、例えば、体調を崩しやすい方も、調子の良い時間帯を見計らいながら業務ができますし、発注された仕事をきっちりこなすことができれば、自分が病気であることを、企業側にわざわざ説明する必要もありません。

このように、クラウドソーシングを活用すれば、サラリーマンのような厳密な雇用条件に縛られることなく仕事ができますし、自分の体調に合わせた柔軟な働き方ができるのです。

クラウドソーシングの利用方法

クラウドソーシングを利用するには、はじめに「クラウドソーシングサービス」を提供するウェブサイトに登録する必要があります。

最近では、クラウドソーシングをおこなうウェブサイトが数多くありますが、なかでも「クラウドワークス」や「ランサーズ」が有名です。

「クラウドワークス」や「ランサーズ」では、次の手順で仕事を受注することができます。

【クラウドソーシングで仕事を受注する流れ】
① ウェブサイトに登録する(登録料:無料)
② ウェブサイト上で、仕事を探す
③ 希望の仕事に応募する
 (例:子育てサイトに掲載する育児体験談を執筆する仕事)
④ 当選したら、クライアントの指示に従い、仕事を開始する
⑤ 指定された期日までに、成果物をクライアントに納品する
⑥ 成果物に問題があれば、修正。問題がなければ、終了(報酬を受け取る)

このように、クラウドソーシングでは、企業と雇用契約を結んだり、個人情報を交換したりするわずらわしさがなく、クライアントと必要最低限のやり取りをするだけで、仕事を完結させることができます。

ライターとして取り組みやすい仕事

では、クラウドソーシングには、ライターとして、どのような仕事があるのでしょうか?

一口に「ライター」と言っても、実は、さまざまな仕事があります。

それに加えて、うつ病の人は、集中力が続かないことが多いので、ご自身の体調によっても仕事の難易度が変わってきます。

そこで、病気の影響も踏まえながら、初心者ライターとして取り組みやすい仕事を、以下のようにランク分けしてみました。

【ライター業務の難易度】

〈ランクC〉データ収集・入力
・例:東京都内にある整体院の住所・電話番号リストの作成
・報酬目安:1,000〜10,000円/100件

〈ランクB〉ウェブサイト・ブログ記事の執筆(体験談)
・例:自身のプロポーズ体験談の紹介する記事の執筆
・報酬目安:0.5〜2.0円/文字

〈ランクA〉ウェブサイト・ブログ記事の執筆(専門的なテーマ)
・例:無料で参加できる自治体の介護予防教室をテーマにした記事の執筆
・報酬目安:0.8~5.0円/文字


※報酬目安は、「ランサーズの参考価格」を参照しています。

数あるクラウドソーシングの仕事のなかでも、初心者ライターがもっとも取り組みやすいのは、「データ収集・入力」です。

これは、クライアントが指定したテーマに沿う企業をインターネットで検索し、ホームページに掲載された住所や電話番号といった企業情報を、エクセルファイルなどにリスト化する仕事です。

「データ編集・入力」は、コピー&ペーストが中心の仕事ですから、ほかのライター業務に比べると、“頭をほとんど使いません”

そのため、うつ病で集中力が続かない方も、作業を小分けにしたり、こまめに休憩をとったりしながらおこなえば、心身に負担をかけずに取り組めます。

一方で、〈ランクB〉や〈ランクA〉の「ウェブサイト・ブログ記事の執筆」は、読者が読みやすい言葉を選びながら文章を構成していかなければならないので、作業に集中力が必要な分、「データ編集・入力」の仕事よりも難易度が高いです。

「ウェブサイト・ブログ記事の執筆」をする時は、〈ランクB〉の体験談を書く仕事からはじめることをおすすめします。

というのも、初心者ライターのうちは、ウェブサイトやブログの記事を執筆しようにも、文章の構成や書き方がわからないからです。

どのように文章を書いていいかわからなければ、執筆業務の受注を躊躇してしまいますよね。

それに比べると、体験談であれば、自分の経験したことをあるがままに書けるので、文章の構成や書き方をあまり気にすることなく、執筆しやすいです。

体験談を書く仕事をいくつか経験すると、クライアントから求められる専門性の高いテーマも執筆できるようになるので、ライターとして、より多くの収入を得ることができるようになりますよ。

実力とともに、収入もアップする

フリーランスとして働きはじめると、最初は、自分の収入の少なさに自信を失うかもしれません。

なぜなら、サラリーマンの収入は「時給制」であるのに対し、フリーランスの収入は「出来高制」だから。

どんなに長く働いても、仕事の受注が少なかったり、報酬が低かったりすれば、当然、収入もあがらないのがフリーランスです。

これは、クラウドソーシングを活用して、ライター業をおこなう方にも同じことが言えます。

クラウドソーシングでも、より多くの収入を得るためには、数多くの案件をこなしたり、報酬の高い仕事を受注したりしなければなりません。

しかしながら、初心者ライターのうちは、そもそもたくさんの案件をこなせないですし、クラウドソーシングでは、クライアントは、報酬の高い案件をキャリアのあるライターに発注しがちです。

つまり、満足のいく収入を得るには、仕事量や報酬の高い仕事を受注できるように、ライターとして、自分に実力をつけることが大切です。

記事を書くスピードがあがったり、専門的な記事を執筆できたりするようになると、それに比例して、収入もアップしていきます。

クラウドソーシングは、初心者ライターが経験を積みやすい案件も数多くあります。

ですから、これからライターを目指す方は、まずはクラウドソーシングに登録して、「自分にできそうな仕事」から受注してみてはいかがでしょうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?