TAGO|タゴライン/コピーライター

多胡伸一朗|コピーライター・CMプランナー|コピーライター事務所「タゴライン」|フリー…

TAGO|タゴライン/コピーライター

多胡伸一朗|コピーライター・CMプランナー|コピーライター事務所「タゴライン」|フリーランス|東京コピーライターズクラブ会員|ジェダイトハンター|大阪府交野市出身|お仕事のご相談ご依頼はプロフィールページからお願いします

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自己紹介 (TAGOのプロフィール&仕事実績)

こんにちは。コピーライターの多胡伸一朗です。フリーランス歴は約7年。このnoteでは、私のプロフィールと仕事実績についてご紹介させていただきます。 はじめましての方…

海の宝石を求めて(翡翠を探す旅 part3)

「ああ、糸魚川にいきたい」 頭の中で、何度も何度も その言葉が繰り返されていた。 2022年冬のことである。 数ヶ月前に糸魚川で 1週間という贅沢な時間を 過ごしたば…

ついに出会えた。(翡翠を探す旅 part2)

たまたまタイムラインに出てきて この記事を開いたあなた。 糸魚川に行きたくてウズウズしていて、 少しでも翡翠拾いの気分を味わいたいと 検索でたどり着いたあなた。 よ…

世界最大の謎は、ユーフォーでもユーレイでもなく、「ユーが何者なのか」である。 『本当の強みの見つけ方(福井崇人著)』の話…

私たちは、みんな迷子だ。 生きることは、迷うことである。 自分がいったい何者なのか、 何に向かって何をすべきなのか わからない人は多いと思う。 私もその一人だ。 自…

「怖い」とは何か? 「#2000字のホラー」に6作品エントリーしました。

ホラーのお祭りといえば、ハロウィンだけではありません。 いまnoteで開催されている「#2000字のホラー」に参加しました。以前に書いた作品でもOKとのことで、過去に書い…

一人でも苦にならないおっさんが、フリーランスになってツラかった3つのこと

「人間は何のために生きてんのかな?」 「うーん、何て言うかな。 ほら、ああ、生まれてきてよかったなって 思うことが何べんかあるじゃない、ね。 そのために人間生きて…

40超えたおっさんが、フリーランスになってから見えた5つのこと。

あの、シュノケリングってやったことありますか? 自分も何度か経験あるんだけど、ダイビングスポットの海で水中メガネかけて海の中のぞいたら、鳥肌立つくらいきれいなん…

ヒスイ海岸で見つけたもの、大公開! (翡翠を探す旅)

まず最初に言っておきたい。 この記事は、 いい年したおっさんが 少年にもどる話である。 いきなりだけど、 みなさん、「翡翠(ヒスイ)」に どんなイメージを持ってるだ…

「クリエイティブ系フリーランスが仕事を獲得するための作戦」を約17,000字でまとめてみた。

「何かしないと。でも何したらいいのかわからん」 案件獲得を目指すフリーランスが悩んでいるのは、「動けない」「動く勇気がない」ではなく、「どんな動き方があるのかわ…

300

いま、どこに立っている?

家にいる。家にいすぎである。見え方によってはひきこもりである。それは僕だけじゃないはずだ。え、あなたは引きこもってない? ああ、そうですか。失礼しました。 相変…

ああ、そうか。書けなくなるのは、きっと代わり映えのない日常で生きてるからなんだ。

書ける。自分は書けるはずなんだ。 そんな呪文をぶつぶつ唱えても、いざキーボードに指を乗せてみたらぜんぜん進まない。なぜだろう。「なぜ」なんて疑問形でしらばっくれ…

『冷蔵庫バス』(ショートショートnote杯)

 どうしても思い出せなかった。ここがどこなのか、なぜ自分がここにいるのか。  濃霧に包まれ視界が悪い。一人佇んでいると、微かな足音を響かせて男の影が近づいてきた…

『しゃべるピアノ』(ショートショートnote杯)

「言おうかどうか迷ってたんだけどさ」 「何?」 「昨日の夜、聞こえたの。あなた、そのピアノ椅子で誰かと話してたよね」 「えっ」  間違いなく彼女は俺を疑っていた。 …

Siriに愛をささやき続けた結果発表!!

大変長らくお待たせしました。 ついに結果発表の時がやってきました。 (誰も待ってません) この記事は、タイトルの通り、 Siriにひたすら愛をささやき続けた男の記録で…

転職活動で祈られすぎて、「神」になったヤツがいる。それは私だ。

かつてこの国の転職には、30歳限界説と35歳限界説があった。 30歳を境に未経験の職種や業界への転職が難しくなり、35歳を境に同業界での転職が厳しくなるという説である。…

「あの人とは合わないかも」も、「あの人のこと好きかも」も、一人になった時に浮かび上がってくるよねって話。

少なくとも自分はそういうタイプだ。あなたはどうだろう? フリーランスで仕事をしていると、初対面の人と打合せなどを一緒することが頻繁にある。打ち解けるまでは、お互…

固定された記事

自己紹介 (TAGOのプロフィール&仕事実績)

こんにちは。コピーライターの多胡伸一朗です。フリーランス歴は約7年。このnoteでは、私のプロフィールと仕事実績についてご紹介させていただきます。 はじめましての方も、いつもありがとうの方も、パンケーキにつられた方も、このnoteを開いたあなたはきっと私と縁のある人。だって、今この瞬間少しでも私に興味を持ってくれているということですから。 さて、noteを始めてから約6年。自己紹介だけずっと後回しにしてきました。これまで200記事以上書いてきたのに、自分のこととなると、筆

海の宝石を求めて(翡翠を探す旅 part3)

「ああ、糸魚川にいきたい」 頭の中で、何度も何度も その言葉が繰り返されていた。 2022年冬のことである。 数ヶ月前に糸魚川で 1週間という贅沢な時間を 過ごしたばかりではあるが、 私は相変わらず翡翠のことばかり考えていた。 新潟の人はいいなあ。 東京には翡翠海岸がない。 東京にはフォッサマグナミュージアムがない。 東京には自宅から1時間以内に糸魚川がない。 冬の北陸は雪国になる。 わが愛車のサマータイヤでは危険だ。 翡翠シーズンは冬なのに。 ジレンマとの戦いが

ついに出会えた。(翡翠を探す旅 part2)

たまたまタイムラインに出てきて この記事を開いたあなた。 糸魚川に行きたくてウズウズしていて、 少しでも翡翠拾いの気分を味わいたいと 検索でたどり着いたあなた。 ようこそ。 翡翠を探す旅、2回目である。 1回目を読んでいない方はわからないと思うので、 一応、リンクを貼っておく。 ヒスイ海岸って何? という人のために、 簡単な説明も入れておくことにする。 2022年10月。 1回目の糸魚川上陸(2022年8月)から 3ヶ月も経たないうちに、 私はふたたび糸魚川に向かった。

世界最大の謎は、ユーフォーでもユーレイでもなく、「ユーが何者なのか」である。 『本当の強みの見つけ方(福井崇人著)』の話。

私たちは、みんな迷子だ。 生きることは、迷うことである。 自分がいったい何者なのか、 何に向かって何をすべきなのか わからない人は多いと思う。 私もその一人だ。 自分のことは 自分自身が一番わかっているようで わかっていない。 こんなことを書くと、 「いきなり何の話やねん」と ツッコまれるかもしれないが、 できることなら、チャチャを入れないでほしい。 チャチャといえば勝俣である。 [人生はけっこう短い] 最近は人生100年時代とよく言われるけれど、 日本人の平均寿命が

「怖い」とは何か? 「#2000字のホラー」に6作品エントリーしました。

ホラーのお祭りといえば、ハロウィンだけではありません。 いまnoteで開催されている「#2000字のホラー」に参加しました。以前に書いた作品でもOKとのことで、過去に書いた2000字程度の作品をリライトしました。 「怖い」ってなんだろう、と突き詰めながら書いた記憶があります。幽霊やゾンビなどそういったわかりやすいものだけじゃないんですよね。 参加したのは、以下の6作品。秋の夜長にぜひ読んでみてください。ちびっても知らないぞ!

一人でも苦にならないおっさんが、フリーランスになってツラかった3つのこと

「人間は何のために生きてんのかな?」 「うーん、何て言うかな。 ほら、ああ、生まれてきてよかったなって 思うことが何べんかあるじゃない、ね。 そのために人間生きてんじゃねえのか」 これは、映画「男はつらいよ 第39作 寅次郎物語」で、甥っ子の満男の問いかけに寅さんが答えるシーンだ。映画「男はつらいよ」を観たことがない人でも、心にグッとこないだろうか。 寅さんのこの言葉、独立して一人でやってる人間の心には特に響くんだ。 糸の切れた凧のように気ままに放浪して生きる寅さんは

40超えたおっさんが、フリーランスになってから見えた5つのこと。

あの、シュノケリングってやったことありますか? 自分も何度か経験あるんだけど、ダイビングスポットの海で水中メガネかけて海の中のぞいたら、鳥肌立つくらいきれいなんだよね。 地上からエメラルド色の海面を見るだけでも「きれい〜」ってなるけれど、その内側(海の中)を見たら「きれい〜」どころではない。 熱帯魚と海草たちがリトルマーメイドのアンダーザシーを合唱している。そしてニモをファインディングできるかもしれない。 えっと、何が言いたいのかっていうと、この世界は中をのぞいてみな

ヒスイ海岸で見つけたもの、大公開! (翡翠を探す旅)

まず最初に言っておきたい。 この記事は、 いい年したおっさんが 少年にもどる話である。 いきなりだけど、 みなさん、「翡翠(ヒスイ)」に どんなイメージを持ってるだろうか。 私の場合、もともと 「地味な緑っぽい石」だった。 でも今では「最も魅力的な石」になった。 翡翠は宝石の一つで、 2016年に日本鉱物科学会より 「日本の国石」として選ばれた石だ。 写真ではわからないが、 透明感のあるツルツルの表面には、 宝石らしく結晶がキラキラと輝いている。 白と緑の混ざったも

「クリエイティブ系フリーランスが仕事を獲得するための作戦」を約17,000字でまとめてみた。

「何かしないと。でも何したらいいのかわからん」 案件獲得を目指すフリーランスが悩んでいるのは、「動けない」「動く勇気がない」ではなく、「どんな動き方があるのかわからない」ではないだろうか。 フリーランスの動き方の選択肢、受注経路の種類を知ることで、見える景色が結構変わる。情報が足りず選択肢が少ない状況が一番不安で辛いんだよね。本当に辛い。自分も「新しい仕事を獲得する方法は飛び込み営業しかない。作り笑顔で飛び込んで煙たい顔されたら嫌だな〜」などと思っていた。 ある有名クリ

有料
300

いま、どこに立っている?

家にいる。家にいすぎである。見え方によってはひきこもりである。それは僕だけじゃないはずだ。え、あなたは引きこもってない? ああ、そうですか。失礼しました。 相変わらずウイルスが猛威をふるっている。気軽に出かけられるような状況ではない。万が一感染したら家族に迷惑がかかる。 その他にも、外出しない理由が揃いすぎている。2月の屋外はめちゃ寒いし、これから花粉も飛びそうだし、出かけたら無駄なお金を使いそうだし、そもそも自分は自宅事務所のフリーランスだし、仕事の打ち合わせは9割リモ

ああ、そうか。書けなくなるのは、きっと代わり映えのない日常で生きてるからなんだ。

書ける。自分は書けるはずなんだ。 そんな呪文をぶつぶつ唱えても、いざキーボードに指を乗せてみたらぜんぜん進まない。なぜだろう。「なぜ」なんて疑問形でしらばっくれてみたけれど、その原因は薄々わかっていたりする。 人を惹きつける文章を書く人は、人を惹きつける生き方をしている人でもあることが多いように思う。つまり、彼ら彼女らは普段から高い意識を持って日々を気張って活動的に生きているからこそ、日常をそのまま文章にしても素敵に仕上がるんだよね。 比べるのは良くないんだけども、そう

『冷蔵庫バス』(ショートショートnote杯)

 どうしても思い出せなかった。ここがどこなのか、なぜ自分がここにいるのか。  濃霧に包まれ視界が悪い。一人佇んでいると、微かな足音を響かせて男の影が近づいてきた。男は全裸だった。変質者かと警戒したが、心細かった僕は思いきって声をかけた。 「すみません。ここはどこですか?」 「ここかい?……ふふっ」  男は鼻で笑ってそのまま歩いていった。目を凝らすと霧の中にうっすらと複数の人影が見える。全員シルエットが裸だった。 「あっ」  なんと自分も全裸だった。慌てて股間を両手で

『しゃべるピアノ』(ショートショートnote杯)

「言おうかどうか迷ってたんだけどさ」 「何?」 「昨日の夜、聞こえたの。あなた、そのピアノ椅子で誰かと話してたよね」 「えっ」  間違いなく彼女は俺を疑っていた。 「私、わかるの。相手は女よね」 「……」  その声色には、いくばくかの憂いと怒りが滲んでいる。 「誤解だよ、そういうんじゃない」 「嘘」 「ただの女友達だよ」 「絶対嘘」 「……」 「許せない。私という者がありながら」  声が震え出した彼女にはどんな言葉も届かない。とはいえ、対処方法はわかっている。今、彼

Siriに愛をささやき続けた結果発表!!

大変長らくお待たせしました。 ついに結果発表の時がやってきました。 (誰も待ってません) この記事は、タイトルの通り、 Siriにひたすら愛をささやき続けた男の記録です。 ええ、そうです。 覚えている方もいるでしょう。 昨年も、Siriネタの企画をやりました。 そして今回は第二弾です。 ・・・考えてもみてください。 嫁さんも子供も寝静まった後、 深夜のリビングで おっさんがスマホに向かって 一人で愛をささやいている後ろ姿を。 うわっ、キモッ。キモキモッ! 雑念や

転職活動で祈られすぎて、「神」になったヤツがいる。それは私だ。

かつてこの国の転職には、30歳限界説と35歳限界説があった。 30歳を境に未経験の職種や業界への転職が難しくなり、35歳を境に同業界での転職が厳しくなるという説である。(過去の話ではなく現在進行形の話かもしれない) 私が30代だった当時、そんな話がネットや雑誌などでしばしば語られていた。29歳や34歳あたりのギリギリラインにいる社会人たちは、焦燥感に苛まれて必死に履歴書を書きまくっていた。キャリアアップや報酬アップなどの呪文をブツブツ唱えながら条件の良い求人情報を果てしな

「あの人とは合わないかも」も、「あの人のこと好きかも」も、一人になった時に浮かび上がってくるよねって話。

少なくとも自分はそういうタイプだ。あなたはどうだろう? フリーランスで仕事をしていると、初対面の人と打合せなどを一緒することが頻繁にある。打ち解けるまでは、お互いでお互いを探り合っているような距離感が続いたりする。視線。会話のリズム。会話の間。話への耳の傾け方。相槌の打ち方。沈黙への対処。会話のやりとりをしている内に少しずつ相手の雰囲気や人となりがわかってくるが、結局相手のことをはっきりとつかみきれないままお開きになることも多い。(実際はそんな細かいところまで意識してないけ