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2021 J2リーグ 第31節 水戸ホーリーホック VS ツエーゲン金沢 勝ち点への執念を

残念な事に公式HPにはほとんど端折られている柳下監督の試合後コメントを聞いていて愕然とした。試合後コメントはDAZNの2時間22分30秒から

その中で語る。

「水戸が何度チャンスを作ってたか。PKになった時もチャンスまではいかないしね。シュート打ててないんだから。」

問題が見えていなかったのだ。この試合だけではない。容易にゴール前に入られてしまう原因はずっと治らないだろう。

2失点とも最大の弱点を突かれる

PKを与えてしまう少し前。水戸は最終ラインに中里くんが降りて左サイドからビルドアップを試みる。

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大谷くんが中里くんに対してプレスに行っている。連動してパスコースを切りに行かなければ大谷くんの走りはムダに終わる。

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2秒後にボールが今掛くんに出されてから追いかける平松くん。反応が遅れる事で中へのパスコースも空いている。

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安藤くんにパスが出され、トラップしたボールを伊藤くんがかっさらいドリブル。あっという間に危険な位置まで入られPKを献上。

PKを与えても「シュートは打ててない」と言う。ファールをせずに止められていたら納得できる発言。しかし1点を与えてしまった。54分に安藤くんがゴールポストに当てたシュートに至る守備や、ATの勝ち越されたゴールも同じ事。

ボールが出てから反応し始めています。こういう連動性の無い守備をしていては失点は減らないでしょう。シーズン通しての弱点みたいなものです。細部を修正しないといけないのは攻撃でも同じです。

図にするのもめんどくさいのでDAZNの10分10秒のシーンを見て下さい。丹羽くんが渡邊くんのクロスに走り込んで惜しくも牲川くんに阻まれた場面です。

大谷くんがタビナスくんの視界に入ってファーに入っていれば、丹羽くんはGKと1対1になれました。攻撃の形だけにこだわって細部まで考えられてはいない。「相手を引き付けてあげれば味方がシュートを打ちやすくなるよ」と教えていないからゴールが入らない。

52分12秒の大谷くんのシュートがGKの真正面にいくシーンもしかり。2人に囲まれるから大谷くんはあそこしかシュートを打てない。丹羽くんがタビナスくんを引き付ける動きをしていればゴールの可能性は高まります。

しかし、決まった形しか教えていないので得点の確率が低いのです。コメントからすると、形が出来ている事に満足してしまっているので、これはずっと続くでしょう。

形が出来てチャンスが作れていると思うなら、もっと可能性を高める事をしないと勝ち点は獲れません。

今回は水戸の調子が悪すぎました。相性の悪い相手だろうが最低でも勝ち点1は獲れた試合です。金沢が良くなってきたようにも思えますが、水戸も悪いなりにチャンスを作りました。そして負けた。もう3か月以上勝っていません。

スタッツ

ハイライト

山雅戦をスタンドから見ていて山雅サポの数は凄かった。新潟からも大勢押し寄せるだろう。次節は地上波で放送がある。普段サッカーを見ない人の目にも触れる可能性がある。そしてスタジアムから離れて行った人達の目にも。難敵に勝って人をスタジアムにもう一度来させる事が出来るか。はたまた、やっぱり行かない、と思わせてしまうのか。

全力とは、全員の力だ

そういうなら全員の数をもっともっと増やせるような試合をしてくれ

少ないより多いほうが力強い

もがき苦しんでもJ2に食らいつこう

絶対に降格などしてはいけない





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