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うわっ、今自分は我慢してるなぁ〜って思った時の対処法

1.我慢し続けていると、なかなか辛いです・・・

誰かとケンカしそうになった時に自分の方が折れて我慢をして場を収めようとするとする時の話をしましょう。

この時の自分の感覚としては、心の中にすごく嫌な感情が出てくることに気づきます。

特に、それが自分が悪いと思って折れたのではなくて、「場を収めるためにやむなく自分の方が折れた」と思っている場合は強い負の感情が出てきます。

「これがずっと繰り返されると思うと気が滅入るなぁ・・・」と思うと、やっぱり自分の方が正しいと主張しようかという欲望に駆られてしまいそうになるかもしれません。

こんな時・・・意識しないとなかなか訪れない時かもしれませんが・・・(^_^;)

もしもそんな状況に皆さんが陥った時に、考えてほしい2つのことを紹介します。というよりも自分がこの3つのことを実践して心が落ち着いたという体験談の紹介です。

①「感情は放っておけば、必ずピークをもって治まっていく

②そもそも絶対的に正しい意見などこの世に存在しない

③どんな悩みことも宇宙レベルで見れば、とるに足らないこと


2.感情は波のようにやってきて、やがて消えていきます

まず知っておいてほしいことに「感情の法則」と呼ばれるルールがあります。

これが「森田療法」という強迫神経症などのメンタル疾患を治療するために開発された治療法を勉強していた時に知った話なんですけどね。

人間はどんな感情も1回刺激されただけだと、その感情は山なりに感情が強くなっていくけれど、

山の頂上をピークにして、必ずその後感情は下り坂となって、必ず消失するという森田療法の創始者、森田正馬先生が発見された経験則です。

下記サイトに詳しく書いてあるので、よければ参照してみて下さい。

強迫神経症という病気は、特定の行動に、例えば手が汚れたかもしれないと気になって手を洗うような行動に対して、強迫的になって何度も行ったり、何度も確認しないと気が済まなくなってしまう状態になるのですが、

これって、負の感情を刺激する出来事を自分で何度も呼び起こしてしまっている状態だと思うのです。

そうすると、1回の感情刺激では波のようにピークをもって収まるはずなのに、

波を起こす刺激が何度も何度も繰り返されるものだから、結局延々と山のピークであり続けるような状態になってしまうというのです。

冒頭に自分が我慢をした場合に沸き起こる負の感情も1回で済んでしまえばよいのですが、

「我慢、我慢・・・」「こんなこといつまで続くんだろう・・・」と考えてしまう度に負の感情が刺激され、負の感情が起こり続けてしまうという構造があるのです。

だからふと負の感情が出てきたことに気づいたら、あとはそのまま放置していれば、「何でそんなことで悩んでいたんだっけ・・・?」という感じでうまくスルーできる、という理屈です。


3.どうせ宇宙からみればちっぽけなことです、気にしないで。

でもそんなに簡単にスルーできれば世話はないと思うかもしれません。

そこで大事になってくるのが後半の2つ、「絶対に正しいことなんてない」と「どうせ宇宙からみればちっぽけなこと」という考え方です。

「自分の方が正しいんだ」と主張して相手を言い負かすことができれば、確かに気持ちがよいかもしれません。

でも絶対に正しいことなんてないのだと仮定すれば、その行為ってどうなんでしょうか。

どちらにも正しさは存在しているのに、片方の正しさが押しつけられる状況を作るなんて理不尽なことですね。

どちらが正しいかなんて結論づける必要なんてないんですよね。

どっちだっていいんです。宇宙の視点から見ればどうせちっぽけなことですし。

それだったら、1回の負の感情に気づいたら、「はいはい、やってきましたね」とその瞬間だけ我慢するようにして、

あとはどうせ続かないし、どっちが正しかろうがどうでもいいんだからと、ある意味で達観したような視点に立つことができれば、

いつの間にか負の感情にとらわれずに済むんではないかと思います。

・・・この話、いろいろなことに応用してもらうと嬉しいです。

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