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詩のようなもの

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そらはなにいろ?

真夏の空は青空。 まぶしいくらいの青い空。 だれが空を『青』と言ったのか…。 『青』はひとつじゃないのに。 天気のいい日は青い空。 でも、 わたしが知ってる『青』じゃない。 近頃の空は、青が薄い気がする。 ・・・・たゆ

久しぶりに名前を呼ばれて涙が出そうになった件

ひらさわ、たゆさんですね・・・・はい(あ、なんか久しぶりに名前呼ばれた…)と思ったら、涙が出そうだった それだけひとに会っていないということだ わたしの名前を呼んだのは、宅急便のイケメンだったただの配達員ではなく、イケメンに下の名前を呼ばれたから涙出たのかななんだかかわいそうなわたし・・・・

メッセージ

この言葉があなたのもとにちゃんと届くのかは解らない でも、届くと信じて自分の気持ちを書くよ あなたは今、しあわせなのかな 心配事がたくさんあるのかもしれないね なんだかわたしがこんなこと言うの、おこがましい気もするけれど、 あなたがなにも、煩わされていないといいな もう、わたしの中にわだかまりはないよ わたしのこと、心配してくれていたんだね なんだか変な気分だよ 嫌われてると思っていたから、ちょっと複雑な気分だったよ わたしはあなたがずっと羨ましかったから、 意地張っ

『記憶』 殺伐とした夢に目醒めた朝・・・・ いつまでも拭いきれないほど生々しく残る罪悪感は そう遠くない過去の記憶だろうか だとしたらわたしは・・・・ 現世ではない過去 ひとに言えない罪を犯したことがあるのかもしれない

おかあさん

この言葉を、わたしは何度呼んだことでしょう そしてこれから、何度呼ぶことでしょう 誰もが発するこの言葉は、まるで呪文のようですね 時には呪縛のように感じることもあるのでしょうか おかあさん・・・・ とても簡単で、お手軽な魔法の言葉 時に面倒で、時に憎らしくて、でもあったかくて、安心する言葉 きっと「こんにちは」とか「ありがとう」よりも多くこだましている おかあさん、おかあさん・・・・ とても単純で、一番効果的なおまじない 時に切なく、時に心苦しくて、だけどつぶやくだ

憂鬱の仮面

理不尽なほど、自分を毛嫌いしている相手を目の当たりに見た 一瞬ムカついた。いや、1時間くらい苛立ちを引きづっただろうか 気晴らしにドラマを観ていたら、後輩からメールが入っていた。若さゆえの苦悩。大人の対応で偉そうな言葉を並べてなだめた 返信しながら、少し前のいらだちを振り返る。自分も少し前に嫌なことがあったが、頭の中で処理した…と答えた よくいう…自分でもそう思う。だからちゃんと振り返る あちらはあれで気が済んだんだろうか? 面と向かってぶつかるでもなく、大人気

悦楽の間

わたしには 充分にあなたを受け入れられる準備がある 声に出さずともやさしく 今ならあなたを誘導できる わたしはあなたの心の隙間 むしろ埋めて欲しいのはわたしの孤独 わたしの空虚 だからわたしは いつでもあなたを受け止められる 正しく融合するかはわからないけれど あなたの虚しさでわたしのさみしさを埋めてほしい わたしの傷みであなたの物足りなさを満たしてあげる あなたは 自分にはまだ余裕があると思ってる 自分からアクションを起こさないプライドが むしろ気がかり わた

たどりついたのね

どうやら電波が強かったらしい 本意だったのか不本意だったのかは知りえない 忘れられたくない一心が わたしをつかまえた よかったのか、悪かったのか ひとつ言えるのは「信心深くてよかったね」だ やるべきことはするよ わたしはあなたを忘れない、忘れるわけがない でも、これ以上はわたしの域ではいない それは理解してほしい ずっと知りたかったけど それは今ではない ずっと会いたかったけど わたしもあなたも行動はしなかった、それが結果 今さら知る必要はない でも憶えているこ

にし枕でサル

あの人の夢を見た もうずっと会っていない、もうなん年も 会わないまま・・・・ わたしのことを覚えているかすらもわからない わたしのことなど記憶にとどめているかすらもわからないのに あの人の夢を見た それもここ数日で2度 なぜ? 特にあの人を話題にしたこともない もちろん思い出すこともなかったのに なぜ? なにか、伝えようとしているのだろうか なにか、怖いことが起きようとしているのだろうか わたしを心配している…? まさか、ね 気になる 気になってしょうがない 思えばな