飽食

投資先のマイクロファイナンス機関の人との会話。

「テジュン、ひとり暮らししてて、夜はどうしてるの?」

「ちょっと前までは部屋に鍋一つしか無かったからラーメンばっか作ってたけど、最近はフライパンとまな板と包丁を買ったんだ。で、野菜炒めて、チーズを食べながらワインを飲む。こっちは日本と比べてワインが安くて美味しいし」

「えー、そんなので足りるの?」

「必要な栄養はとれてるはずだよ。昔から、一人で作って食べるときはそんなものだよ」

で、それ以来、お昼時間にマイクロファイナンス機関の人が出してくれる食事がこうなった。この話を聞いていた人が気を利かせてくれたのだろう。

さすがに多すぎるので、今度「もう大丈夫」と伝える機会を窺っている。

美味しい食べ物は好きなんだけど、一人で食べるときには美味しいものに対する関心が異常に薄れるのはなぜなんだろう。


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