積読をゼロにする方法

積読は二重の意味でコストが高い。そもそも読まない本代がもったいないし、一度積読されてしまった本を読み始めようとするのは、実際に本を買うより難しいからだ。

本屋さんと出版社には申し訳ないけれども、この問題は下記の方法で解決できる。

1. 自分が同時に読む本の数を決める:僕の場合は専門書1、小説1、その他でだいたい3つくらい。特定の分野について調べ物をしているときは、例外的に10くらいになったりもする。

2. 上記の数字に基づいていま読む本を決めて、そうでない本は全部販売するなりして処分する。どうしても処分できない本(二度と手に入らない本など)については特定の本棚(X本棚とする)に置いておく。この工程が超重要。積読状態になって半年以上経った本が読まれることはほとんどない(少なくとも、僕は数えるくらいしかない)。

3. いま読んでいる本がある限り、新しい本は決して買わない。代わりに、Amazonのウィッシュリストに入れておく。他人から「面白い」と推薦された本などは全て一度このウィッシュリストに入れる。

4. 手元にある本を読み終えたら、ウィッシュリストおよびX本棚から今読みたい本を選び、読む。

 

この方法には2つ利点がある。まず、ウィッシュリストに本を留めることで、衝動的に無駄本を買わないで済む。実際、時間が経ってからウィッシュリストを眺めてみると、「なんで自分はこの本を読もうとしていたんだろう」と思い出せないことも多い。

第二に、これが特に重要なのだけれども、ある本を読もうとする意欲は、その本が手元に届いた瞬間が最大であり、どんなに素晴らしい本であっても、積読されてしまうとその意欲が失われてしまうからだ。興味があるけれども今すぐには読めない本をウィッシュリストに入れておくことで、その問題を回避することができる。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?