日本児童相談業務評価機関のクラウドファンディング

共同創業した組織の一つである、日本児童相談業務評価機関のクラウドファンディング、今年も行います。

2000年代から子どもの貧困領域で活動をしてきた結果、子どもの権利擁護を全国的に推進するためには児童相談所が継続改善されていくのが一丁目一番地だと確信するようになりました。なぜ一丁目一番地かというと、児童相談所ほどに多くの人員を抱え(全国に10万人)、法に基づく様々な権限を持っている組織はないからです。児相がよりよいものになれば、NPO、児童福祉資源、地域コミュニティなどの地域の資源をより活用して子どもの支援にあたることができます。

ですが、これまでは児童相談所の事業について、きちんと評価できる団体がありませんでした。もちろん、ユーザーとしての児相批判はできると思うのですが、児相の専門性を知りながら評価をしないと、どうしても「実務を知らない人たちの意見」と処理されてしまい、課題解決が実現しなくなりがちです。

日本児童相談業務評価機関は、(僕以外は)日本の児童相談業務において随一の専門家たちが集まって設立された団体です。3年前から活動をはじめ、着実に第三者評価の数を増やしてきました。公表していいものについては、下記で第三者評価レポートを掲載しています。


本来であれば、この活動は国から資金の提供を受けて行われるべきなのですが、現時点における僕たちの活動資金は、児相から受け取る第三者評価の評価料と、今年度で終了する日本財団さんからの助成金のみとなっています。質の高い評価をしようとすると当然コストがかかるのですが、現在僕たちが受け取っている評価料は100万円程度です(というのも、第三者評価を受ける地方自治体に対して国が評価のために出している補助金が93.4万円だから)。これは、民間のコンサルが同質の調査を行ったら得られる金額の数分の1です。現状では、評価料だけでは事務局費用などを賄えないのです。

費用構造


この構造的な問題をなんとかするためには定額寄付を増やす必要があるのですが(いつでも受け付けています!)、今年も広報活動も兼ねてクラウドファンディングを行う次第です。なので、応援どうぞ宜しくお願いします!


クラウドファンディング


直接寄付(毎月も可能です)


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