PEファンドの投資プロフェッショナルの経歴に関する調査(2019年5月末時点)

非常に疲れましたが、投資プロフェッショナルの経歴が公開されているファームを対象に、投資プロフェッショナルの経歴を書き出しました。全くデータ化されていないただの事実の羅列ですのでご容赦頂ければと思います。

注意:趣味でやったので、データの正確性は保証しませんし、経歴が書いてなかった人に関しては省いたりしていますので、調査対象のファーム全員分のデータとなっているわけではありません。また、アドミやIR担当だと明らかに分かった方や、アドバイザーとか顧問的な立場の人は記載しておりません。

1、調査対象企業:36社(調査対象人数:409名)

ACA
AP
CITIC
CLSA
CVC
JGIA(把握できる限りの情報)
JIS
J-Star
KKR/KKR Capstone
MBK
NSSK
アイシグマ
アスパラント(具体的な企業名が記載されていた方のみを対象)
アントPE
アントSE
いわかぜ
インテグラル
エンデバー
カーライル
キャスキャピタル
ニューホライズン
ネクストキャピタル
フロネシス
ベインキャピタル
ベーシックキャピタル
ペルミラ
ポラリス
ロングリーチ
刈田アンドカンパニー
丸の内キャピタル
東京海上キャピタル
日本グロースキャピタル
日本みらいキャピタル
日本協創投資
日本創生投資
雄渾

2、1社目の経歴のまとめ:厳密に言うと、表現として1番最初の経歴になっていた会社ですので、実際には1社目ではない可能性もあります。あしからず。

三菱商事 15
マッキンゼー 13
BCG 12
野村証券 12
GS 11
ベイン 10
SMBC 10
興銀 9
メリルリンチ 9
大和証券 8
監査法人トーマツ 8
三菱銀行 7
長銀 7
JPモルガン 7
ジャフコ 7
DTC 7
みずほ銀行 7
ドイツ証券 6
あずさ監査法人 6
PwC 6
日興 6
NRI 5
みずほ証券 5
レコフ 5
UBS 5
モルガン・スタンレー 5
アクセンチュア 5
三井物産 5
リクルート 4
住友銀行 4
三和銀行 4
新日本監査法人 4
EYTAS 4
アンダーセンコンサルティング 4
ローランドベルガー 4
日興シティ 3
東京三菱銀行 3
大和証券SMBC 3
山一証券 3

3、現在所属しているファンドに入る直前の所属

→転職者にとってはこちらの方が重要な情報と思われますが、想像通り上位はコンサル、投資銀行、FAS。上記のデータと比べ、新卒では採用しない傾向にあるDTFAやKPMG FASが増えており、FASを経由して業界にエントリーしている人が多いようです。

→また大きな特徴としてAP(アドバンテッジパートナーズ)が上位に来ており、CVCの赤池氏、CITICの中野氏、フロネシスの杉田氏、丸の内キャピタルの古谷氏等APを経て、他ファンドのパートナークラスになっている方も多く、老舗ファンドとして、日本のファンド業界に人材を輩出している様子が伺えます。

BCG 21
マッキンゼー 14
GS 13
AP 10
モルガン・スタンレー 10
ベイン 9
DTFA 9
KPMG FAS 9
三菱商事 8
野村証券 8
アクセンチュア 8
日興アントファクトリー 8
JPモルガン 7
ジャフコ 6
興銀 6
GCA 6
メリルリンチ 6
DTC 6
PwC 6
企業再生支援機構 5
INCJ 5
EYTAS 5
UBS 5
NRI 5
日興 5
三菱銀行 5
MKSパートナーズ 5
みずほ証券 5
産業再生機構 4
SMBC 4
ラザード 4
TPG 4
ドイツ証券 4
みずほ銀行 4
レコフ 3
監査法人トーマツ 3
ATカーニー 3
ローランドベルガー 3
PwCアドバイザリー 3
REVIC 3
KKR 3
リサ 3
RHJI 2
ヴァリアントパートナーズ 2
三井物産 2
リンカーン 2
アリックス 2
長銀 2
GE 2
ミスミ 2
三井物産企業投資 2
伊藤忠 2
DBJ 2
日興シティ 2
新日本有限監査法人 2
丸の内キャピタル 2
アンダーセンコンサルティング 2
FMI 2
オリックス 2
日興証券 2
カーライル 2
ブーズ 2

4、若手データ

→各ファームによってタイトルは相当バラバラな一方、詳細確認すると面倒なので、ここでは独断と偏見から、アソシエイトディレクター、VP、マネージャー、シニアアソシエイト、アソシエイト、アナリストに絞ってみました。

→例えばアントキャピタルのPE部門は一番下がプリンシパルで、本来含めるべき人もいるのですが、このデータから除外されています。

→またAPやユニゾン、カーライルはそもそもデータがないので当然除かれています。

①若手の所属会社

→インテグラルはVP6名、アソシエイト8名、アナリスト5名という構成。VPの先頭にいる都築氏が学部卒2008年DTC入社なので、ちょうど35歳前後です。

インテグラル 19
ベインキャピタル 16
JIS 9
MBK 8
J-Star 8
エンデバー 8
東京海上キャピタル 5
CLSA 5
NSSK 5
JGIA 5
KKR 4
刈田アンドカンパニー 4
アイシグマ 4
日本グロースキャピタル 3
アスパラント 3
日本協創投資 3
日本みらいキャピタル 3
カーライル 3
ベーシックキャピタル 3
KKR Capstone 3
日本創生投資 2
ペルミラ 2
雄渾 2
キャスキャピタル 1
いわかぜ 1
アントSE 1
フロネシス 1
ネクストキャピタル 1

②直前の所属

→結局、コンサル、FAS、証券会社が多いというデータですが、ややコンサルが目立つような気がします(インテグラルやベインがコンサルの採用が多い、というのが多分に影響していますが)

BCG 12
KPMG FAS 6
DTC 5
ベイン 5
マッキンゼー 4
PWC 4
アクセンチュア 4
GS 4
メリルリンチ 4
JPモルガン 4
野村証券 4
モルガン・スタンレー 3
みずほ銀行 3
DTFA 3
みずほ証券 3
監査法人トーマツ 2
リサ 2
ラザード 2
三菱商事 2
ローランドベルガー 2
新日本有限監査法人 2
NRI 2
EYTAS 2
GCA 2
FMI 2

5、結論

「PE業界へ転職したい方は、①投資銀行、②コンサル、③FASのいずれかに転職するのが良い」、というみんな言っていることが上書きされただけの何の面白みもない結果でした。

注:ただし、総合商社で投資をやっている方であれば、日系ファンドなら可能性はゼロではないので、まずは直接面接を受けに行っても良いかもしれません(直近でも、エンデバー、アント等に採用されています)



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