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大人になっても増え続ける咳喘息、その原因と対策とは?放置すると肺機能が低下するって本当?

咳喘息はもはや誰にでも起こりうる病気

「咳喘息」と聞くと、子どもの病気というイメージが強い方も多いのではないでしょうか。しかし、実は大人になってから発症する咳喘息が増加傾向にあります。

咳が長引くから風邪が治りにくいだけだろう、花粉症がひどいだけだろうと自己判断して、咳喘息の可能性を見過ごしてしまう人が少なくありません。しかし、咳喘息を放置しておくと、3人に1人が気管支喘息へと悪化し、日常生活に支障をきたす可能性も。

咳喘息を放置するとどうなるの?

咳喘息は、気道の粘膜が過敏になっている状態です。ちょっとした刺激でも咳が出てしまい、夜中に何度も目が覚めてしまうことも。放置しておくと、気道が炎症を起こし、呼吸が苦しくなるだけでなく、肺機能が低下してしまうことも。

肺年齢が高くなる: 肺機能を測る検査で「肺年齢」というものがありますが、咳喘息の人は実年齢よりも大幅に高いケースも。20代なのに肺年齢が80代なんてことも。
日常生活に支障が出る: 咳が止まらず、睡眠不足になったり、集中力が低下したりすることも。
咳喘息の原因は?

咳喘息を引き起こす原因は様々です。

アレルギー: ダニやホコリ、花粉など、特定のアレルゲンに反応しやすい人は、咳喘息になりやすい傾向があります。
風邪: 風邪をひくと、気道が炎症を起こし、咳喘息が悪化することがあります。
天候: 気温や湿度の変化、大気汚染なども、咳喘息の発作を誘発する可能性があります。
ストレス: ストレスも、咳喘息に影響を与えることがあります。
咳喘息を悪化させる要因は?

風邪: 咳喘息患者の約7割が、風邪によって咳が悪化しているという報告も。
天候: 梅雨や台風など、湿度の高い時期は特に注意が必要です。
タバコ: タバコの煙は、気道を刺激し、咳喘息を悪化させます。
ホコリやペットの毛: これらも、気道に刺激を与え、咳の原因となります。
運動: 運動によって呼吸が速くなり、冷たい空気が気道に入ると、咳が出ることがあります。
咳喘息かなと思ったら?

「深夜や明け方に咳が出る」「温度変化に敏感」「タバコの煙で咳が止まらない」といった症状がある場合は、咳喘息の可能性があります。

もし、このような症状が続く場合は、自己判断せずに、早めに呼吸器科を受診しましょう。

咳喘息の治療は?

咳喘息の治療には、吸入薬や飲み薬などがあります。医師の指示に従って、適切な治療を受けることが大切です。

咳喘息の予防は?

アレルゲンを避ける: ダニやホコリを溜めないように、こまめな掃除を行いましょう。
禁煙: タバコは、気道を刺激し、咳喘息を悪化させるので、禁煙しましょう。
規則正しい生活: 十分な睡眠をとり、ストレスを溜めないように心がけましょう。
まとめ

咳喘息は、放置しておくと肺機能が低下する可能性がある怖い病気です。もし、咳が長引く場合は、自己判断せずに、早めに医療機関を受診しましょう。

参考資料

長引くセキはカゼではない 株式会社KADOKAWA
薬に頼らずぜんそく副鼻腔炎肺気腫のセキ込みが止まる! 株式会社わかさ出版

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