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とんぼ紀行

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2024年5月の記事一覧

伊賀紀行3 「芭蕉足跡・生家跡編」

伊賀紀行3 「芭蕉足跡・生家跡編」

上野城下の赤坂町にあるこの家屋は、芭蕉の父が柘植から移住、兄が受け継ぎ明治の時代まで松尾家が住んでいました。現在の建物は伊賀地方特有の土間の構造から江戸末期のものと推定されています。(生家跡パンフより)

[芭蕉の年表]

1644 伊賀国に生まれる
1656 父松尾与左衛門が亡くなる
1662 藤堂新七郎家の嗣子良忠(俳号蝉吟)に仕える
1666 良忠が亡くなり、奉公をやめる
1672 「貝おほ

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伊賀紀行2 「芭蕉足跡 蓑虫庵編」

伊賀紀行2 「芭蕉足跡 蓑虫庵編」

上野城下の町中に、こんな絵がいくつも描かれていて、出迎えてくれます。伊賀、といえば「忍者」ですからね。

しかし俳句を嗜む私としましては、伊賀といえば「俳聖・芭蕉」が一等です。

伊賀は芭蕉生地なんですね。ですから、本記事(芭蕉足跡シリーズ)は、上野の町中さんぽしながら、また寄り道もしながら、芭蕉ゆかりの場所を訪ね歩いた、その記録となります。

そんなわけで、「うえのし」の駅から歩いて20分ほどの

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伊賀紀行1(序章)「西山の棚田」

伊賀紀行1(序章)「西山の棚田」

当地方では、今、まさに田植えの時季です。だから棚田を見に行こう。それも三重県へ!

候補地の一つは、熊野の「丸山千枚田」ですが、ここはさすが遠いし、前にも何回か行ったことがあるので、今回は、伊賀の「西山の棚田」へ行くことにしました。

西山の棚田は、滋賀県境に近い標高710mの高旗山のふもとに広がっています。全体で26ヘクタールあるといいます。

高旗山からの清流と粘土質の土壌、寒暖差の大きい気候

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鳥取砂丘の思い出

鳥取砂丘の思い出

2024年4月30日

車中泊の旅「山陰海岸ジオパーク編」の一日目は、まず鳥取砂丘に行きました。

あいにく雨が降ったりやんだりでした。時折雨足も強くなります。

鳥取砂丘には思い出があります。

二十代の前半、畿内某県に住んでいた頃、同じ寮生であった男三人が、目的地を鳥取砂丘と決めて、それぞれの車で競走したのです。もう何十年も前のお話です。

それは十分な時間をかけた企画ではなく、思いつきでした

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山陰海岸ジオパークを行く

山陰海岸ジオパークを行く

今日は朝から小雨が続いていたが、海岸遊歩道の地面は、杭やコンクリートで固められ、手摺もついていた。それに、家族連れも含めて駐車場に帰ってくる人たちもいるではないか。
なら、夕方が近いとはいえ、ちょこっと海岸に下りてみよう。

と思ったのが、大きな間違いだった。いやはや、それは「遊歩道」と呼べるのか。傘差しての雨のせいも大きいが、大変スリルに満ちた冒険の道のりとなった。

歩いたのは、鴨ヶ磯と城原海

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日本海と黒そばと半チャンと

日本海と黒そばと半チャンと

さて、帰ろっと。

付記:今回の旅は、車による単独行でした。二回目の車中泊実験(まだ実験かい!)の旅になります。
[行程]
2024年4月30日(一日目)
→中国自動車道→鳥取自動車道→鳥取砂丘→浦富海岸(ジオパーク)
→遊歩道(鴨ヶ磯~城原海岸)→山陰海岸ジオパーク浜坂の郷(道の駅)
にて車中泊   本日走行L=290Km
2024年5月1日(二日目)
山陰海岸ジオパーク浜坂の郷→道の駅きなんせ

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