「ニュータイプの時代」を読んだ

普段ほとんど本を読むことはないけれど、ちょっと紹介してもらったので読んでみたら、ものすごくぶっ刺さった。
価値を創出していくことが大事ということで、初note。

「ニュータイプ」と聞いて真っ先に思いつくのはガンダムのニュータイプ(超能力的なテレパシーや超直感など)な人だけど、もちろんそのニュータイプではなく、「従来とは異なった価値観で動く人たち」という意味で使われている(本書の中には直感も大事という話もあるので、そのあたりはもしかしたら少しだけ関連するのかもしれない?)

解決済の課題が多くなり課題自体が希少となった現代においては、課題を探し当てたり作り出していける人材こそ希少であり価値があるということが謳われている。したがって、自分の活動に意味づけを行い、その意味を体現していける人こそが重要だということだった。

本書の中で「24の思考・行動様式」として挙げられているもののうち、自分でも「なんとなくそうだな」と思っていた部分が文章として書き起こされていることで、自分の中で再度整理がついた部分も多くあり良かった。また、ニュータイプと対比して、従来の価値観に囚われた人のこと「オールドタイプ」と呼んでいるが、オールドタイプのままの人とニュータイプの人との間には埋まらない溝があることも理解できた。個人的には、単純に年齢差が±5歳以上あると価値観のズレが発生すると考えてるため年齢差による部分も多いと考えていたが、それ以上にニュータイプとオールドタイプの間の価値観の違い、つまりは単純な年齢差ではなく信じる価値観や行動原理の違いによるものが大きいのだと実感した。価値観が逆行することは少なそうなので、オールドタイプの人に変わってもらわない限りは埋まらないだろうと実感した(ニュータイプ側から歩み寄ることはあっても真に理解/共感はできない)

本書の中で述べられているニュータイプの価値観を今の自分が体現できている部分、意識できているができていない部分、意識すらできていない部分とあったが、これからの時代を生きていくためにも、ニュータイプ的な価値観/行動原理を体現していきたいと思う。すぐには実現できなくても、きっと少しでも意識していくことで、少しずつ体現できるようになるはずだ。

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