変わる「ドラッグ・ロス」ビジネス  複数の民間モデルが始動(日刊薬業20240819)

今朝は興味深い解説記事(LINK)が。

ラグロス品リストからの砂金探し。別にメガファーマだから動きづらくてできないってわけではないと思いますが小さな組織のほうが本当に適しているのかどうかというのがポイント。本件では実体験に基づいて私も”薄い本”なら書けそうな気がしますが(笑)、なかなか一筋縄ではいかない多岐にわたる課題があります。

記事のビジネスモデル一例も一気通貫の体制を整えているように見えて、肝心の薬価・市場性のところでどう目利きをして、どうリスクをとることができるか、この辺のセンスが問われます。ラグロスの根幹は「ビジネスケースやったけど箸にも棒にも引っかからずお話にならない問題」があります。で、仮に高薬価をもたらしたとしてそれって売れるのか。例えば難病指定して国費負担としてででもアクセスを確保すべき品目なのか。ラグロスも一律に論じるのはあまり筋がよくないようにも思います。

別記事では今後当局が主体となってロス品の開発要請をするともされていますが、とにもかくにも採算が取れるのか。採算の取れないものを無理やり出して結局は患者さまや先生方にご迷惑をかけてしまわないか。不採算再算定以外に筋のいいやり方は、、、最近はやりの保険外併用療法制度の拡充か。当局の見据える絵面を想像し続けていきます。

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