深夜に思うこと

自分にとって、一番クリエイティビティが発揮される場所は“お風呂”だと思う。

一人で自分に向き合うことのできる時間。それがお風呂の時間ではなかろうか。
実は、デザインを考えたり、何かアイデアを出したい時に限った話ではないようなことがだんだんとわかってきた。つまりこれは単にクリエイティビティだけではない。レポートや文章を書くことに息詰まったり、悩みや考え事をしていたり、あとは何か答えや解決策が頭の中に見えていても、それがうまく言葉にならなかったり、まとまらなかったり。そんな時に自分は風呂に入っていたし、その後に何かを思いついたり、物事が進んだり終わったりすることができている。

なぜだろう。一人になることが大事なのか。リラックスすることが大事なのだろうか。もしくは、軽く歌ってもお風呂で響いてあたかもとてもうまく聴こえるために気分が良くなっているからなのだろうか。湯船があったかいからだろうか。湯気で曇ったガラスの扉や窓にアイデアやイラストを描くことができるからだろうか。


少なくとも、一人になって、自分の中の“自分”、すなわち感覚や精神、全てを無視した何かが、頭の中を勝手に整理してくれているような感覚なのである。たぶん。
当たり前だが、「こうしたい」や「こうすればいい」ということをある物事に対して考えていれば、そればお風呂にいない時と何ら変わらない思考のプロセスを踏むことになる(環境は自分がクリエイティビティを発揮するお風呂であっても、少なくともその状態では思考や物事の捉え方はいつもと何ら変わりないということ)。

人生100年。この不思議な感覚を大事にしながら、いかにして”お風呂”が良いのか、そしてその変化はどうなるのかゆるりと考えて、変化を楽しみたいですね。

あ、そしたらお風呂の中で考えれば良いのか。

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