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悪口を言うのをやめたきっかけ

少し古いが『誹謗中傷』について話題になっていた。

今でも、SNSでは『誹謗中傷』の対策がすすんでいる。

SNSは2020年1月くらいから本格的に初めたのだが、『誹謗中傷』的な事はTwitterなどで呟いたことは無いと思っている。

さらにふりかえると、家庭のなかでも社会にでて『会社の不平不満』を言ったことがほぼ無い。

悪口がトラウマである。

なぜ、そうなったのか自分の過去を覗いてみるとしよう。

部活の記憶

高校時代、僕は野球部に所属していた。

弱いチームの投手であり、副キャプテンでもあった。試合に勝てないとどうしても不満がたまる。

自分に対してもチームに対してでもある。

立場的にも副キャプテンという立場だったので、後輩にも厳しい言葉を使っていた。

また、チームメイトの悪口を後輩に言っていたこともあった。

それが原因だったのだろう。

ある日、部室に入ろうとした時、僕に対する悪口が聞こえてきた。  

後輩からである。

声がよく聞き取れたので、しばらく部室の外で聞いていた。

「あいつは、偉そうにしているが1年生の時、部活で先輩にいじめられていた」という、僕に対する誹謗中傷である。

3~4人で結構、話が盛り上がっていた。

・・・・・身体に変な緊張感がはしる。

当時は部活でも上下関係の変な伝統的な文化があった。

新入部員である僕は、先輩によく正座をさせられて、あまり覚えていないが変な説教をされたものである。

ほぼ、毎日である。

ちなみに呼び名は「タコ」である。

おい、タコ・・・・・・。

今思えば、「ヘイ・シリ」的なぐらいに気軽に呼ばれていた。

また、よく歌を大声で歌わさせられたものである。

人が多い場所で・・・・・・。

どっかの「自己啓発スクール」かと思ったわ。

違う学校の野球部の友達にも聞いたが、その友達は電車のなかで『餃子のオオショウ』の信条的なことを大声で叫ばされていたみたいである。

そういう時代もあったのだ。

当時は普通だったのだろう。

後輩達の話が終わったくらいのタイミングで部室に入ってみた。

何も聞かなかったったふりをして・・・・・。

本音を言うと変な部活の伝統的文化は、僕の代で終わらせたかった。

後輩に対する、厳しい言葉が後輩達は嫌だったのだろう。

また、自分もチームメイトの悪口を言っていた事も原因であったと思う。

悪口を言うとろくなことがない。

いい教訓になった。

それから、悪口を部活中に言うのをやめた。

学校を卒業して

部活の後輩たちに嫌われたまま卒業したのだが、後輩たちの夏の大会は応援しに友達と2人でいった。

先輩として後輩たちの試合が気になる。

試合は負けたので選手達が泣いていた。

「お疲れ様」と声をかけた。

更に後輩たちが泣き出した。

また、「応援に来てくれるとは思わなかった」とも言われた。

ようやく誤解がとけたのだろう。

悪口を言うと誤解がとけるのにも時間がかかる。

最後に

それから、2~4年間ほど夏休みなどの練習にジュースなどのさし入れを、よく持っていったものである。

後輩たちにも喜ばれる。

部活のコーチとも仲が良かったので、たまに「バッティング投手に来てくれ」と頼まれたことも、しばしばあった。

懐かしい思い出である。

今思えば部活動の思い出がなければ『誹謗中傷』を呟いていただろう。

決して、善人とは自分では思ってないが。




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