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強みにフォーカスしたチームづくり【美点凝視】

チームリーダーとしての初めての一週間が怒涛のように過ぎた。

初日のチーム会では、チームとしてこう在りたいというスタンスの話をしてみた。
上から「求める」ものとしてのスタンスではなく、事前にチームメンバーと対話して出てきた「こういうチームにしたい」を改めて言語化して整理したものをプレゼンで伝えてみた。


美点凝視

2つの円を見せた。
一つは完全な円だ。もう一つは一部が欠けた不完全な円だ。

「どこに目がいきますか?」

と問いかけてみると、「欠けているところ」「なぜ欠けたのか」「食べられちゃったのか」などおもしろい意見が出た。

多くの人は、やはり「欠けているところ」に目がいきがちだ。
これは、「円を見るとき」も「人を見るとき」も同じだ。人は人の欠点や弱点ばかりに目がいってしまうようにできているのだ。

逆に言えば、強みは意識しないと見えない。


ポジティブイット

2つの円を見せる前に、「ポジティブイット」というワークをしてみた。

その人の強みを付箋にたくさん書き、その人の身体にペタペタ貼っていくというワークだ。
その人は、他者からの承認をたくさん得られる。また、他者からの期待も感じられる。そして、自分でも気付いていなかった強みに気付かされる。
自己肯定感や自己有用感を高める、とても良いワークだ。

(ちなみに在宅ワークだったので、やむなく付箋ではなくteamsに箇条書きして共有する形をとった。)


ポジティブイットによって個々の強みが見える化され、円のワークで強みにフォーカスする重要性に気付き、収束していくという仕立てだ。

やってみると、ポジティブイットは大分照れるが、お互いにお互いをどのように認識して期待しているのかが分かり、また感謝を伝える場にもなり、反応としては良かった。
何より、強みで保管し合うチームで在りたいというメンバーの意識が高まり、「利他的」な対話が増えた(始まった?)。

これからが楽しみだ。

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