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韓国語文法への公理論的接近 第3章 文の構造、助詞、代名詞


3.1 はじめに

ここまでで発音についてすべてを学び、実際の言語を話す準備が整った。言語を話すために知りたいことの1つは、主語(S)、動詞(V)、目的語(O)、補語(C)、およびその他の文中の単語の機能をどのように示すかなど、文の構造である。英語では語順によって行われ、文構造はSV、SVC、SVO、SVOO、SVOCの5種類がある。韓国語では順序がある程度重要である。通常、文は動詞、または動詞と同様に活用するもので終わる。ただし、名詞の場合は、日本語同様に順序よりも助詞を配置することが重要である。SVOを例に挙げてみる。英語では主語が常に最初に来て、これで主語が何であるかを示している。韓国語ではまずこの順番がSOVである。OSVの順と言っても文法的には全く正しい。どれが主題でどれが目的語であるかを区別する方法は助詞を置くことによって行う。

この章では、まず助詞を紹介し、それを使った文章の作り方を説明する。次に、文を構成する上で重要な名詞について説明する。

3.2 主語を表す助詞

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