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アンチエイジング「どのように食べるか?」

前回、「マゴワヤサシイヨ」についてお話ししましたが、今回は、それらの食品を実際にどのように食べるかをお話しします。

まずは、健康づくりや良い体型を維持するための、三度の食事の割合を知ることが大切です。みなさん、この言葉を頭に入れてください。一日中バリバリと仕事をこなし、健康と良いスタイルを得るための言葉です。

「朝食は王様のように、昼食は労働者のように、夕食は修行僧のように」

これは、1日に摂取する総カロリーの分け方を表した物です。朝食をしっかり摂り、昼食をそれなりに摂り、夕食は少なくするということです。ほとんどの方は夕食に重きを置いて、多く食べる人が多いと思います。

しかし考えてもみてください。朝食の後にも昼食の後にもカロリーを消費する機会がありますが、夕食後はほぼありません。ましてやガッツリ食べた後ですと、消費されないカロリーが多く残ってしまい、それが体脂肪として身体に蓄えられていきます。

このような生活を続けていては、むしろ太らない方が不思議なのです。従って、1日に摂る食べ物を100とすれば、朝50・昼30・夜20の割合で食べるようにしましょう。

私も長い間この割合で食べる習慣を実践しています。しかしながらこの方法は年を取るにつれて、朝からはガッツリと食べられなくなっていきます。そういう場合は、朝と昼(2時まで)で1日100のうちの80を3〜4回に分けて食べるようにしたら良いでしょう。

すると自然と夕食を少なくして我慢するというより、それほど食欲が湧いてこなくなります。こうして一度夕食を少なくすると、翌朝食欲が湧き、朝からしっかり食べることができます。

しかも、朝昼に食べるなら、あれもダメこれもダメではなく、ある程度好きな物を食べてもその後、カロリーを消費する時間がたっぷりあるので、太る可能性は極めて低くなります。

ある程度好きな物を食べられるので、ストレスもたまりません。是非とも健康と良いスタイルを得るために実践してみてください。

次に大切な事は、「しっかり噛んで食べる」ことです。恐らく皆さんも親や先生から言われたことがあると思いますが、しかし、実行している人はごく僅かです。

時間に追われる現代人は、食事の時間も短くなり、噛む回数が相当少なくなっています。1回の食事で適切な噛む回数は2000回くらいと言われていますが、現代人はその半分以下の600回程度となっています。

一口で30回噛むことによって、人間は驚く程の恩恵を受ける事ができます。太っている人の研究から太っている人程「早食い」の傾向が高いという事が分かっています。

胃に食べ物が入り、胃壁に満遍なく食べた物が触れだすと、それは「満腹」ということになるのですが、実は満腹中枢は、実際満腹になっていても「お腹いっぱい」と感じるまでに15〜20分かかります。つまり、15〜20分以内に食事を終えている人は、ついつい食べ過ぎる傾向にあります。

必要以上に食べなくてすむように一回の食事の時間は15〜20分以上かけて食べましょう。そのためにも一口30回噛むを習慣づけます。

しかし、噛むことの健康効果はこれだけではありません。まだまだビックリするくらいの効果があります。と、いうわけでここでも噛むことのメリットを知る合言葉を覚えてみてください。

「卑弥呼の歯がいーぜ」「ヒミコノハガイーゼ」と。

ヒミコノハガイーゼの「ヒ」=肥満防止。よく噛むことで唾液が多量に分泌される。唾液=酵素。酵素が体脂肪を燃焼する成長ホルモンを良くする。また噛むこと自体がカロリー消費につながる。

ヒミコノハガイーゼの「ミ」=味覚向上。より美味しさを感じられる。そのことが満腹中枢を刺激して同じ量でも満腹感が得られる。みなさん最近米のほのかな甘みを感じて食べていますか?

ヒミコノハガイーゼの「コ」=口角、口臭、言葉。よく噛むことにより、咀嚼筋が引き締まり、口角が上がりシャープな顔つきになる。唾液(酵素)が増え、口臭を防ぐ。また口周辺の筋肉を鍛えることにもなり、言葉がハキハキと喋れるようになる。

ヒミコノハガイーゼの「ノ」=脳の活性と癒し。噛むことにより脳に近い筋肉が伸び縮みしポンプの役目をし、脳に多くの血液を送ってくれます。結果脳の働きが良くなる。記憶力のテストでは、ガムを噛みながらの方が圧倒的に点数が良いという実験結果もあります。

また一定のリズムで噛むことで、身体に刺激が入ると人間はリラックスする様になっています。赤ちゃんの背中を優しく一定のリズムでポンポンと叩いてあげると、泣き止んだり、寝てしまうのと同じ効果があり、脳が癒されリラックスできるのです。

ヒミコノハガイーゼの「ハ」=歯茎の健康、虫歯、歯周病の予防。よく噛むことで唾液(酵素)が大量に分泌され、口内を清潔に保ち、結果、歯や歯茎を健康を保ちます。

ヒミコノハガイーゼの「ガ」=ガン予防。よく噛むことで大量に分泌される酵素は口内だけでなく、身体の中にも入り、体内の毒素も無毒化してくれます。結果、ガンの予防にもつながります。

ヒミコノハガイーゼの「イ」=胃腸快調。よく咀嚼された柔らかい食べ物が胃や腸に運ばれるので、胃腸の負担が軽くなり胃腸の調子が良くなります。

ヒミコノハガイーゼの「ゼ」=全力を出しやすい。最大筋力は、口を開けて出すより、噛み締めた方が大きな力を出せる。普段からよく噛む人は、上の歯と下の歯のポジショニングがしっかり出来ており、歯を食いしばりやすい。また、ガムを噛みながらの運転ではブレーキを踏むスピードが速く、反射神経にも良い影響を与えます。

みなさんどうでしょうか?よく噛む事でこれだけの恩恵を受けれるのです。コーチングと同じで「よく噛みなさい!」と頭ごなしに言われると、なかなか実行出来ませんが、これだけの根拠を示されれば、言われなくとも、しっかり噛みたくなりますよね?

私は、千葉ロッテ球団に大変お世話になりました。だから言うのではなく、普段からガムを噛むことは、非常に健康に良いのです。私は、移動の車内や、朝食昼食後の歯磨きの後、リラックスタイムとして、また、顔を引き締めるぞ!唾液をいっぱい出して、酵素を口内、体内に大量に入れるぞ!という気持ちでキシリトールのガムを毎日噛んでいます。また、執筆中もガムを噛みながら行っています。今まさに噛みながらこのブログを書いています。

食品選びは、「マゴワヤサシイヨ」、食事中は「ヒミコノハガイーゼ」でよく噛みましょう!

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