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喜びも悲しみも胸にしまって、愛媛FCサポーターの私は、これからも『この街で』を歌いたい

愛媛FCを愛する皆さん、こんばんは、愛媛FCサポーターのタチバナです。

愛媛FCのJ3最終節、アウェイ福島へ行ってきました。福島ユナイテッドを相手に3-0で快勝。来季へ向けて期待が高まる、素晴らしい試合内容でした。

J3優勝、J2復帰を目指して戦った、愛媛FCの2022シーズンが終わり、結果は7位。シーズン前に掲げた大きな目標は達成出来なかったのは、悔しい気持ちです。

ただ、のんびりサポーターの私としては、同じ愛媛FCサポーターの仲間とたくさん知り合いになって、スタジアムで挨拶を交わしたり、SNSでやりとりしたりして、いろんなカタチでの交流が増えたので、正直、充実感があるぐらいです。

アラフォーにもなって、新しい友だちができる楽しみがあるなんて幸せだし、愛媛FCのおかげです。ありがとう愛媛FC。

アウェイいわき戦を前に、Jヴィレッジで、サポーター仲間でウォーキングサッカーをしました。その表彰式。

このコロナ禍での3シーズン、愛媛FCはまさに激動の渦の中にありました。

2020シーズンはJ2で21位となるも、コロナ禍のおかげ?で降格を免れたものの、2021シーズンはJ2で20位でJ3降格。そして、この2022シーズンの結果、J2復帰は叶いませんでした。

愛媛FCをあまり知らない人のために説明すると、マイクラブはJリーグ加盟した2006年から2021年まで、ずっとJ2の地位を保ち続けてきたクラブ。横浜フリューゲルスのように消滅するサッカークラブさえあるのに、田舎の小さなクラブがJ2を戦い続けるのは、手前味噌ですが、スゴイことなんだぞ、って私は思っています。

だから、選手、スタッフ、クラブ、サポーター、あらゆる関係者が、1年でJ2に復帰しようと頑張ってきたのが、この2022シーズンでした。

シーズンが終われば、選手の引退発表、契約満了、他クラブへの移籍が本格化しますよね。

愛媛FCを応援するようになった2018年から、当然、毎年この知らせに接するわけですが、心にぽっかり穴があくような寂しさ、未だに慣れません。

応援してきた年数を重ねたせいで、選手一人ひとりの個性や人柄を知ったぶん、穴の大きさがデカくなった気がしています。

愛媛FCは、すでに数名の契約満了選手を発表しています。どの選手も、このコロナ禍、あまりに苦し過ぎるシーズンを、愛媛FCのエンブレムを胸に戦い抜いてくれた、本当に頼りになるベテランから中堅の、まだまだ活躍できる選手たちです。

私の大好きな選手のひとりは、現役引退を愛媛FCで迎えるものと考えていたと、コメントを残しています。本人の気持ちとして、まだまだ現役を続けられる思いがあるため契約満了での退団となったのでしょう。

契約満了のリリースを毎日浴びて、若手よりも年俸の高いベテラン選手と中堅選手を、クラブに残す余裕は無いんだと、ようやく私も気づいて、J2からJ3へ降格することの厳しさを理解できました。

私は、今年、愛媛FCを離れる選手たちに対して、難しいシーズンを戦ってくれたこと、感謝していますし、心からねぎらいたい気持ちなのです。

愛媛FCのサポーターは、ホームスタジアムであるニンスタでの試合前、『この街で』という歌の一節を歌います。

“この街で生まれ この街で育ち
この街で出会いました
あなたと この街で

俺たちの愛媛 俺たちの誇り
俺たちとともに歩もう
愛する この街で”

この歌の原曲の歌詞では、

“この街で生まれ この街で育ち
この街で出会いました
あなたと この街で

この街で恋し この街で結ばれ
この街でお母さんになりました この街で

あなたのすぐそばにいつもわたし
わたしのすぐそばにいつもあなた

この街でいつか おばあちゃんになりたい
おじいちゃんになったあなたと
歩いてゆきたい

坂の上に広がる青い空
白い雲がひとつ浮かんでる

あの雲を追いかけ 夢を追いかけて
喜びも悲しみも あなたとこの街で

この街でいつか おばあちゃんになりたい
おじいちゃんになったあなたと
歩いてゆきたい

この街でいつか おじいちゃんになりたい
おばあちゃんになったあなたと
歩いてゆきたい

いつまでも好きなあなたと
歩いてゆきたい”

と歌詞が続いています。

私は、この歌詞を噛みしめています。

愛媛FCを退団する選手と私が結ばれて結婚したわけじゃないけれど…笑

でも、縁あって愛媛FCに所属して、この街で数年を暮らした選手たち。愛媛FC在籍中に結婚したり、子どもが生まれたりすると、この街との縁が深まるようで、嬉しいものです。

選手とサポーターは、夫婦や家族ではないのだけれど、悲しいこと、苦しいこと、嬉しいこと、楽しいことをスタジアムで一緒に経験し、共有してきた、特別な関係だな、と私は思うんです。

『この街で』を、スタジアムで思いっきり歌うと、クラブと選手と僕たちサポーターが不思議な力で結ばれて、感情を共有できるように繋がっていくような気持ちになります。

『この街で』の歌詞を知らない選手もいると思うので、めぐりめぐって、このnoteが選手の目に触れて、あるアラフォーの中年サポーターがこの歌に乗せていた思いをなんとなく感じてくれて、

愛媛FCで戦った、この数年を、ときどき思い出してくれたら嬉しいなと思います。そして、またいつか、何かしらのカタチで愛媛に帰ってきてほしいですね。

“あの雲を追いかけ 夢を追いかけて
喜びも悲しみも あなたとこの街で”

愛媛FCを離れる選手たちへ、この数年間、本当にありがとうございました。

そして、愛媛FCに残る選手たちへ、これからの愛媛FCをよろしく頼むぞ、僕たちも一緒に戦うから。


今年の年末、12/29に、愛媛FCサポーターのちょっとした集まりを、松山市しゃかりき家さんで催します。
愛媛FCサポーター仲間と、この2022シーズンを振り返って、また、来年に向かって、一緒に頑張っていこうね、って感じの集まりです。
サポーター交流のミニ企画があります。ぜひ、ご参加くださいね。

参加申し込みはコチラから↓

12月29日(木) 2022シーズン納会~愛媛FCサポーターズミーティングinしゃかりき家
席数に限りがありますので、ご参加の申し込みはお早めに。

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