【2024年7月最新】スマホ、PCでYouTubeの広告をカットする方法
同じような記事を去年に出したのですが、YouTubeの対応や、私自身が使ってみた経験などを経て、変化があったので改めて伝えようと思います。
スマホ、PC両方に対応した方法を載せてあるので、ぜひ参考にしてください。
なお、ウイルスや法的措置などをとられるリスクはほとんどありませんが、導入の際は自己責任でお願いします。
必要なソフト
まず、どのようなソフトを使うべきか紹介します。
使うべきソフトは、「Vivaldi, Brave, u Block Origin」の3つです。
スマホとPCの両方で、この3つがあれば足ります。
導入方法:パソコンの場合
では、さっそくパソコンから導入の方法を紹介していきます。
まず、EdgeやChromeなど、規定のブラウザや普段使っているブラウザから、「Vivaldi」をダウンロードしてください。
Vivaldiがダウンロードできたら、手順に従ってインストールし、設定を完了させてください。
このあたりは、ガイドに従ってやればすぐに終わります。
そして、Vivaldiで「u Block Origin」と検索して、拡張機能を追加します。
もしくは、下のリンクから飛んでください。
右上にある「Chromeに追加」を押すと、拡張機能の追加ができます。
これで完了です。
あとは、Vivaldiを使ってブラウジングを行えば、YouTubeのあらゆる広告をカットすることができます。
さらに、それだけでなくXやTikTokなどの他のサイトの広告も、完全にカットすることができます。
パソコンについては以上です。
導入方法:iPhone, Androidの場合
次に、iPhone, Androidでのダウンロード方法です。
iPhoneとAndroid(以下、両方を合わせてスマホと表記)では、「Braveを使う方法」と、「Ad Guardを使う方法」の2つがあります。
ただ、実機で試したところ「Ad Guard」は上手く動作しなかったので、Braveを推奨します。
これはパソコンより簡単で、ストアページで「Brave」と検索し、ダウンロードするだけです。
同じように、インストールして初期設定を済ませれば完了となります。
Braveの利点、オフライン再生の方法
Braveの利点を簡単に紹介します。
Braveは簡単にいうと、「無料のYouTubeプレミアム」です。
広告のカットだけでなく、動画のダウンロードと、オフライン再生ができます。
オフライン再生のやり方は、ダウンロードしたい動画をBraveで開き、右上にあるピンク色の音符マークを押します。
マークがピンクから灰色に変わったら、ダウンロード完了です。
とりあえず、これをダウンロードしたい動画の数だけ行ってください。
ただ、この段階ではオフライン再生はできないので、注意してください。
オフライン再生をするためには、マークが灰色に変わったあと、もう一度タップして、「プレイリストで開く」というボタンを押してください。
すると、ダウンロードした動画のリストが出てくるので、一度ダウンロードした動画を再生してください。
すると、「○○%オフラインに追加」と出てきて、100%になると「○○MB」という表示に変わります。
これで初めて、動画のオフライン再生が可能になります。
Braveの欠点
ただ、Braveにはいくつか注意するべきポイントがあります。
おそらく環境によって変わってくる部分だとは思うのですが、とりあえず私の端末で確認できたものを紹介しておきます。
まず、アプリがクラッシュする場合があります。
以前のバージョンだと、何の前触れもなくクラッシュする場合がありましたが、現在はだいぶ改善されています。
ただ、プレイリストの画面で、「新しいプレイリストを作成」を作ったときに動画を選択すると、クラッシュするバグを確認しました。
いちおう、次の部分でその対策を書きますが、細かい話なので読み飛ばしても大丈夫です。
もうひとつ、「u Block Origin」に比べて完全ではないため、ブロックできない広告があります。
これは、ストアで「Vivaldi」をダウンロードし、状況によって使い分けることで、幅広い対策ができます。YouTubeの広告は、どちらのアプリでもブロックすることができます。
ちなみに、YouTubeはVivaldiを使うと、動画を見ながらコメントや説明欄、関連動画を見ることができるので便利です。
Braveは、そのようなことはできませんが、代わりに生配信のコメントを見たり、再生リストのランダム再生ができたりします(Vivaldiでは、生配信のコメントを見ることはできません)。
そういった意味でも、使い分けるのは良い判断だといえます。
クラッシュせずに、プレイリストを作成する方法
ダウンロードした動画が増えてくると、探すのが大変になってきます。
そのため、Braveにはオフライン再生の動画をプレイリストにまとめることができる機能があります。
ただ、Braveで新しいプレイリストを作る際、動画を選択するとアプリがクラッシュします。
それを避けるためには、以下のような手順でプレイリストを作ってください。
まず、新しいプレイリストを作成するをタップして、プレイリストを作ります。
ただ、ここで動画を選択するとクラッシュするので、何も押さずに「作成」を押してください。
そして、デフォルトのダウンロード先になっている、「後で再生する」のリストの上にある「・・・」を押して、動画の管理をタップします。
そして、追加したい動画にチェックを入れて、真ん中の「移動」というボタンを押します。
すると、プレイリスト一覧が出てくるので、さっき作った「無題のプレイリスト」を選び、完了を押してください。
これで、追加が完了します。
そのあとは、動画を追加した再生リストに行き、「・・・」をタップします。
すると、「名前を変更する」というボタンが出てくるので、それをタップすればプレイリストの名前を変えることができます。
少し面倒ですが、このような手順を経ることで、クラッシュせずプレイリストを作ることができます。
絶対にやってはいけないこと
さて本題に戻って、次はスマホでのNG行動について話します。
それは、「YouTubeアプリをインストールすること」です。
なぜかというと、アプリは動画広告が強制的に表示され、これを回避する方法がないからです。
さらに、ブラウザからYouTubeにアクセスすると、アプリに飛ばされるというクソ機能まであります。
なので、アプリのインストールだけは絶対にやめましょう。
ブラウザでも十分快適に使うことができるので、わざわざアプリを入れる必要性がありません。
YouTubeアプリを入れている人は、今すぐこの場でアンインストールしてください。絶対です。
(私は使ったことがないですが)おそらく、これは他のSNSアプリでも同じです。
基本的に、ブラウザで見れるものはアプリを使わず、VivaldiやBraveから見るようにしましょう。
SNSアプリはユーザーを便利にするためのものではなく、収益を得るための、姑息な罠だと考えてください。
まとめ、Q&A
というわけで、簡単なまとめです。
パソコンだと「Vivaldi」と「u Block Origin」、スマホだと「Brave」と「Vivaldi」を用いることで、YouTube(や他のサイト)の広告がカットできるという話でした。
簡単なQ&Aも載せておきます。
「u Block Origin」で全ての広告がカットできるので、ブラウザは拡張機能が使えるものであればなんでも構いません。
「Braveだとブロッカー対策に引っかかる」と書きましたが、試してみた感じ大丈夫そうなので、どちらでも大丈夫だと思います。
ただ、Chromeはブラウザ自体が重いという欠点があるので、あまりオススメできません。
ウイルスに関しては、一切無いと断言して大丈夫だと思います。
そして、将来的に対策される可能性ですが、これもおそらく低い、と思っていました。
一時期のブロッカー対策というのは、ブロックソフトを検知して、警告を出すというYouTubeが行っていた対策のことを指しています。
これにより、かなり多くのブロッカーが駆逐されました。ただ、「u Block Origin」は健在です。
緊急事態 YouTubeの新たなる対策について
しかし、最近少し不穏なニュースを耳にしました。
それが、YouTubeの新しい対策についての記事です。
今まで紹介したのとは別のブロッカーソフトを作っているところが、上記のようなツイートをしていました。
それを翻訳すると、ブロッカー対策として、「動画に直接広告を挿入するという実験を行っている」とのことです。
今のブロックソフトは、広告のJavascriptを検知して排除するという仕組みなので、このような形になると、動画広告のブロックが不可能になる可能性があります。
ちなみに、今まではスマホのブラウザ上で、YouTubeの動画広告が再生されることはなかったのですが、最近になって「Safari」等のブラウザで動画広告が表示されるようになりました。
そのため、今のうちに今回の記事で解説した方法を使い、快適なブラウジングを楽しむことをおすすめします。
特に、動画のオフライン再生は、一度ダウンロードしてしまえば絶対に対策されることがない(原理的にオフラインデータには関与できない)ので、好きな曲を片っ端からダウンロードすることをおすすめします。
というわけで、2024年7月現在の、広告ブロックについての話でした。