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ダソくん誕生への想い - プロダクトの強い軸を作るプロダクトマネジメントフレームワーク

こんにちは!Tablyの小城(@ozyozyo)です。

こちらのnoteや発表資料に多くの反応を頂くことができ、大変うれしく思っています。

プロダクトの強い軸を作るプロダクトマネジメントフレームワーク #pmconfjp
https://note.mu/tably/n/n61ee3bcbeea0

一番多かった反応が「あの魚wwwwやばいwww」というものでしたので、今日はこちらのお魚さんが誕生した背景について書いてみようと思います。エモポエムです。

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こちらのお魚さんたちには実は名前がついておりまして、向かって左にいるのが「はじめちゃん」、右にいるのが「ダソくん」です。
はじめちゃんが、1年の時を経て、より素敵なプロダクトになるために、競合で人気の機能を取り入れて、他社との差別化のために足を生やし、Twitterでユーザーからもらった意見をそのまま受け入れて鼻をつけた結果、ダソくんになります。

ダソくんは私のこれまでの失敗の集大成

私はTablyではコンサルタントとして働いてはいますが、プロダクトマネージャー/プロダクトオーナーとしての経歴のほうがずっと長いです。
今回「プロダクトの強い軸を作るプロダクトマネジメントフレームワーク」なんていう強いタイトルで登壇をしてnoteも書いておりますので、見ていただいた方からすると、私がこれまで携わってきたプロダクトは全てがとてもうまく行っていて、さぞかし強いしっかりとした骨太のガッシリどっしりした軸が通っていると皆さんお思いでしょう。

恥ずかしながら、実際にはそんなことはありません。私がこれまで担当したプロダクトにはうまく行ったものもあれば、うまく行かなかったものもあります。ダソくんについてもご意見をいただけるのは、ダソくんが私のこれまでのたくさんの失敗を濃縮してできた生々しい存在だからかと思っています。
そんな私が「こんな風にプロダクトを開発してください!こうすればきっとうまくいきます!」という趣旨の発表をすることは、本心ではとても複雑な思いでした。

どうしてこんなに偉そうな発表をしたのか

これまで私は、自分はモノを作るのがとても好きな人間だと思っていて、モノを作ることが最高に楽しくて仕方がないと思って働いてきました。だから、どんどん新しいプロダクトを作りたかったし、頭の中にあったものがどんどん形になっていくのを見るのが一番好きでした。みんなを巻き込んで、同じ方向を向いて、時にすれ違って議論をしながら、脇目もふらずに一緒に走っているときが一番でした。

しかし、そんな楽しいプロダクトづくりを繰り返していく中で、「ここの議論はいつも混乱してしまうな」だとか「このフレームワークを使ったけれど使いこなせているのかな」といった疑問や違和感が頭の中をかすめては、目の前のプロダクトを良くすることを優先して、それらと向き合うことがないまま月日が経ち、別のプロダクトをやっているときにまた同じ疑問が頭をかすめるといったことが増えてきました。そのため、一度時間を取って、それらの小さなやりづらさと向き合って、1つずつ答えを見つけていく作業をしてみることが私には必要だと考えるようになりました。

そんな中で及川さん(* 弊社代表)と出会い、私が抱えていた疑問や違和感について、Tablyのみなさんと一緒に議論をして生まれたのがダソくんや「プロダクトの強い軸を作るプロダクトマネジメントフレームワーク」の登壇やnoteです。
そして、私は一度、目の前のプロダクト開発から離れる時間を作って方法論に向き合う時間を持ちましたが、普段プロダクトを良くすることに時間を使っているプロダクトマネージャーの皆さんが同じ違和感をお持ちであれば、私たちが言語化したものが皆さんのお役に立つのではないかと考え、プロダクトマネージャーカンファレンスで登壇し、noteを開始しました。
みなさんがダソくんをみて、あるある!と思って、少しでもみなさんのプロダクトを振り返る機会にしてくださったなら、とてもうれしく思います。

みなさんへの提案

Tablyは日々、「最高のプロダクト」や「最強のプロダクト開発」について考えています。格好良く言うと、プロダクトマネジメントを科学しています。これからも、プロダクトマネジメントをする中で見つけた違和感や疑問に向き合っていきますし、及川さんがされるプロダクトマネジメントを隣で勉強しながら、どうして及川さんのプロダクトマネジメントはうまくいくのか?をたくさん考えて、そのエッセンスを今回のようにどこかでお話をしたり、文書化、もしくはツール化をして、「プロダクトの成功」の再現率を上げていきたいと思っています。こうすれば絶対に成功する!という答えを作るのは難しいかもしれませんが、みんなが転ぶ石ころを取り除いていくことはできるのではないかと考えています。

ところで、「最高のプロダクト」や「最強のプロダクト開発」についてTablyで議論をした結果、各々が何を大切にしているのかがよく分かってとても良い議論になりました。プロダクトマネージャーをしながら、「俺が考える最強のプロダクト開発はこうだ!」と発言するのは、「じゃああなたのプロダクトは最強なの?理想論ばっかり言っても仕方ないじゃない!」と返されてしまうと何も言えなくなってしまうため、とても勇気がいることだと思うのですが、チームで一度「最強のプロダクト開発」について考えてみてくださいませんか。一旦今の状況を棚に上げて、「最強のプロダクト開発」はどういうものか、どういう状態が最高であるのかを付箋に書き出してメンバーで共有して議論すると、各メンバーの価値観がとても良くわかりますし、一緒に最高をやっていくぞ!となるのでとてもおすすめです。

そして、皆さんの考える最強や、現状と最高の差分、そして考える時間を取れずに来ている違和感やモヤモヤを私たちにも共有していただけませんか。私たちと一緒にプロダクトマネジメントを科学していってくださるととても嬉しいです。
また、私たちはこれからもアウトプットをしていこうと考えていますので、アウトプットに対しても、皆さんのご意見をたくさんいただけると嬉しいです。

蛇足

ダソくんはなぜ魚なのか

プロダクトの軸って何だろう?をTablyメンバーで話していた時に、「軸は背骨となる存在」というワードが出てきて、背骨が頭からしっぽまで通っていることから魚をイメージして、coreは心臓、whatは背骨に肉をつける作業のイメージではじめちゃんが生まれました。

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(会議中にプロダクトは魚であると言い出した一コマ。同じmission(= Core)から生まれるソリューション(= What)はたくさんあると言いたくて、このときはmissionが卵で、そこから魚(= What)が生まれると思っていたけれど、及川さんにmissionもプロダクトの一部であるし、missionからプロダクトの全ての要素は1つに繋がっているのではないかとフィードバック頂いて今の形になった)

なんでダソくんっていうの?

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蛇足 + 君です。
(一部メンバーの参戦については乞うご期待情報なので隠しました。)

ダソくんに足が生えるのは正しい進化ではないか?

はい、おっしゃる通りです。ダソくんが生物として魚であることをやめて陸上にも対応することが間違った進化だとは思っていません。開発当初には想像もしていなかった機能がユーザーに受け入れられて、そこから新しい体験が生まれてくるのはとても素敵なことだと思います。

● リアルなヒレをはやした担当者: このプロダクトは魚。中心に据えられている目玉機能であるヒレの性能が他社(=鮮魚)に比べて著しく劣っている。
● 足をはやした担当者: これは移動することがメインの機能であるプロダクトだ。
● 鼻と眉をつけた担当者: これはゆるキャラである。

前回のnoteにはこのように書きました。個人的にはこのお魚のインパクトが大きく、ダソくんをLINEスタンプにしたいくらいに思っているので、ゆるキャラとしてもなかなか良いプロダクトだと思っています。ゆるキャラとしてはリアルなヒレも短い足も可愛いお鼻も眉も必要な機能です。しかし、生物として陸上に対応するために(=why)足が生えるのを正しい進化と捉えるなら、リアルなヒレではなくて強靭な肺を実装していただきたいところです。

以上、ダソくん誕生の裏話でした。

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