AZ社コロナワクチン血栓問題に関するサイエンス詩の記事全訳
しっかり読むついでに翻訳でもするか、と思ったんですが。
まず叩き台にしようと思ってDeepLにかけたら、もう優秀で優秀で。
ほんの数箇所修整しただけで、ほとんどDeepLさんの翻訳です↓
「とても特別な状況だった」ワクチン安全性の専門家がアストラゼネカ社のCOVID-19ワクチンにブレーキをかけた理由
今週、ヨーロッパの20以上の国がアストラゼネカ社のCOVID-19ワクチン使用の一時停止を決定したことで、ワクチン安全性の専門家は、一時停止のきっかけとなった重篤な血液凝固や出血の事例は憂慮すべき異常なものであるとする一方、公衆衛生当局は、パンデミックの第3波の影響を受けているヨーロッパではこの一時停止が大きな被害をもたらす可能性があると懸念しており、両者の間に溝ができています。
"リーズ大学のウイルス学者であるスティーブン・グリフィン氏は、英国のサイエンス・メディア・センターに対し、「血液凝固障害との関連性が最終的に発見されたとしても、ワクチンへのアクセスを奪うことで生じる害は、最悪のシナリオをも大きく上回るだろう」と述べています。欧州医薬品庁（EMA）と世界保健機関（WHO）は、今回の報告を調査する間、各国に予防接種を継続するよう勧告しています。
ワクチンがこの症候群を引き起こすのかどうか、引き起こすとしたらそのメカニズムは何なのか、科学者たちにも分かっていません。「これが本物のシグナルなのか、誰もが頭を悩ませています。」と述べるまはジョンズ・ホプキンス大学の血液学者であるロバート・ブロツキー氏です。しかし、ワクチン安全担当者は、この決定を軽視したわけではなく、少なくとも5カ国の20歳から50歳までの健康な患者、13人に見られた症状は、偶然に予想されるよりも頻度が高いと述べています。これまでで少なくとも7人の死亡が確認された患者たちには、典型的な脳卒中や血栓ではなく、広範囲の血栓、血小板数の低下、内出血などの症状が見られています。"ノルウェー医薬品庁（Norwegian Medicines Agency）のメディカルディレクターであるSteinar Madsen氏は、「非常に特殊な症状です」と述べています。"わが国の主要な血液学者たちは、このような症状を見たことがないと言っています」。
これと似たところのある血液疾患である免疫性血小板減少症（ITP）は、COVID-19に対するファイザー社とモデルナ社のワクチンを接種した米国の少なくとも36人に見られたと、ニューヨーク・タイムズ紙が最近報じました。米国食品医薬品局は、これらの症例を調査中であるとしながらも、ワクチンを接種した人にこの症候群が多発しているとは思われないとし、米国での予防接種は継続されています。マドセン氏は、ここ数週間にヨーロッパで見られた症例はITPとは異なり、ITPには通常伴われない広範囲の血栓を伴っていると言います。
アストラゼネカ社のワクチンを1,000万人以上に投与している英国では、これまでのところ、同様の異常な血栓症や出血性疾患の集団発生は報告されていません。
ヨーロッパでは、オーストリアの49歳の集中治療室の看護師が最初の患者の一人でした。彼女は先週、当局が「凝固障害」と呼ぶ内出血で死亡しました。（同じ病院でワクチンを接種した同僚は、肺塞栓症を発症したが、回復する見込み）。Madsen氏によると、ノルウェーでは4人の患者に同様の症状が確認されており、そのうち2人が死亡しているといいます。
ドイツ政府は月曜日に、アストラゼネカ社のワクチンを最近接種した患者から、脳静脈血栓症（CVT）の報告を7件受けたと発表しました。この珍しいタイプの脳卒中では、脳から血液を排出する静脈が閉塞し、その結果、脳内で大量かつ致命的な出血が生じることがあります。またすべての患者において、血液凝固を助ける血小板の濃度が低く、より広範囲で血栓が発生している可能性を示していました。ある患者さんは、「頭の先からつま先まで」血栓ができていたと、ミュンヘン・クリニック（シュヴァービング市）の血液学・感染症の専門家であるクレメンス・ヴェントナー氏は言います。この症状は氏に、全身に血栓ができて血小板が不足する播種性血管内凝固症候群（DIC）を彷彿とさせるといいます。そこで血栓ができて血管が破裂すると、体は内出血を止めることができなくなり、場合によっては脳や他の臓器に損傷を与えます。
ハノーバー医科大学の血液学者であるアーノルド・ガンザー氏は、ワクチン接種後数日でCVTを発症した別の患者を治療していると言います。彼によると、その患者は非定型溶血性尿毒症症候群（HUS）と呼ばれる別の疾患に罹患していると思われるそうです。（この患者は60歳以上の女性で、月曜日にドイツで発表された7例にはまだ数えられていません）。DICと似ているように見えますが、HUSは血管壁の損傷から発症します。通常は細菌性の毒素が原因ですが、未知の要因で発症することもあります。この症状は、補体系（免疫が病原体や病気の細胞を除去するための分子間相互作用のカスケード）を標的とした抗体で治療することができ、Ganser氏によると、この患者はその治療に反応しているようでした。
ドイツでは、ワクチンの安全性を管理する機関であるポール・エーリック研究所（PEI）の勧告により、月曜日にワクチンの接種が一時停止されました。PEIのクラウス・チチュテク所長は、7例のCVTはすべてワクチン接種後4日から16日の間に発生しており、その期間にワクチンを接種した160万人のうち、通常であれば1例しか想定されないという分析結果が出ていると言います。月曜に開催された専門家グループは、「ここにはパターンがあるようで、ワクチンとの関連性はありえないことではなく、調査すべきだということで満場一致で合意しました」とCichutek氏は述べています。
今回の勧告には、この症候群が非常に重篤で治療が困難であること、COVID-19で死亡するリスクが低い比較的若い人たちが罹患していることなど、他の要因も影響しています。また、ワクチン接種後の1週間に持続的な頭痛や異常なあざができた場合には、すぐに医療機関を受診するように促す機会にもなったとCichutek氏は言います。
しかし、この決定によりPEIは、今のところワクチン接種を続けるべきだとするEMAと対立することになりました。"EMAのEmer Cooke長官は昨日の記者会見で、「何百万人もの人々にワクチンを接種する場合、ワクチン接種後に稀な病気や重篤な病気が発生することは避けられません」と述べました。EMAは木曜日にパネルを召集し、ワクチン接種とこの極めて異常な症候群との間に因果関係があるかどうかを解明する予定です。今のところ、EMAはワクチンの効果がリスクを上回ると「確信している」とクック氏は述べています。
Madsen氏は、今回の異常な症状は、"非常に強い免疫反応 "の結果ではないかと考え、Wendtner氏は、急性感染症は血液凝固や出血を引き起こし、時にはDICに至ることもあると指摘しています。しかし、異常な血液凝固はCOVID-19の特徴でもあります。ウェントナーは、今回の珍しい症例では、ワクチンを接種する前からCOVID-19に感染していた可能性を指摘します。（患者の多数は教師や医療従事者で、仕事場で感染している可能性がありました。） 感染と重なったとき、ワクチンが何らかの形で免疫系の過剰反応を引き起こし、血液凝固症候群を引き起こしたのかもしれない。ガンザー氏は、CVTの患者は氷山の一角であり、もっと多くの人が同じような、しかしより軽い症状に苦しんでいるのではないかと考えています。
ワクチンと血液疾患との間に関連性があるとすれば、多くの証拠が補体系の重要な役割を示唆しているとBrodsky氏は言います。補体系の異常は、Brodsky氏が "complemenopathies （補体症）"と呼ぶ疾患につながります。「補体症に共通するのは、血栓症を併発すること、血小板減少症を併発すること、従来の抗凝固剤に比較的抵抗性を示すこと、感染症、炎症、妊娠、がん、ワクチンなどの誘因があることです」。
10月にBlood誌に掲載された論文で、Brodsky氏らは、SARS-CoV-2のスパイクタンパク質が血管の内側表面に結合することで、補体系を活性化することを示しました。人により、それがきっかけで血管の内側を覆っている細胞が攻撃され、連鎖的に血栓が生じ、最終的には重篤な疾患を引き起こす可能性があります。Brodsky氏によると、発作性夜間ヘモグロビン尿症と呼ばれる補体制御法度の患者で、COVID-19ワクチンを接種した後に症状が悪化した人が何人かいたそうです。「何かを証明するものではないが、ここには多くの煙（疑う理由）がある。」
そうではなく、特定のバッチのワクチンが問題を引き起こしたと推測する人もいます。例えば、汚染されていたとか、有効成分含有量が多かったなどの理由です。しかし広くヨーロッパに分散した患者たちはそれぞれ異なるバッチから摂取を受けたはずであるため、その可能性は低いとクック氏は昨日述べました。しかし、アストラゼネカ社はヨーロッパに複数の工場からワクチンを供給しており、EMAは問題となったすべてのバッチが同じ施設から供給されたものかどうかについては言及できませんでした。
アストラゼネカは声明の中で、「EUおよび英国でCOVID-19ワクチンを接種した1,700万人以上の利用可能なすべての安全性データを慎重に検討した結果、定義された年齢層、性別、バッチ、または特定の国において、肺塞栓症、深部静脈血栓症、または血小板減少症のリスクが増加したという証拠は示されませんでした。当社はこの問題を慎重に検討していますが、入手可能な証拠からはワクチンが原因であるとは確認できません」と述べています。
ヨーロッパでは、アメリカやイギリスに比べてワクチンの接種が遅れている一方で、感染力の強い変異株により患者数が増加しており、この問題は本格的な危機に発展しつつあります。先週末までに、ヨーロッパ全体で1日あたり数十万人がアストラゼネカ社のワクチンを接種していました。そのため、規制当局には問題を早急に解決しなければならないという大きなプレッシャーがかかっています。
ロベルト・コッホ研究所の疾病モデル作成者であるディルク・ブロックマン氏は、ドイツでの第3波で最終的に何人の人が病気になり死亡するかは、今後4週間の予防接種の割合が重要であると述べています。「実際には、予防接種のスピードを上げる必要があります。それもかなり」
この症候群の稀少性とワクチンの莫大な効果を考えあわせると、合併症がワクチンに関連していたとしても、予防接種を再開する価値はあるかもしれません。ただし、特定の症状が現れた場合の対処法を人々に知らせたり、一部のグループの人々を予防接種の対象外とするなどの予防措置が必要であると、Cichutek氏は述べています。「可能であれば、今週中に、我々が知っていることに基づいて、ヨーロッパでの決定をする必要があります」とCichutek氏は言います。
ブロツキー氏は、注目すべき人はCOVID-19のリスクが非常に高い人たちと同じかもしれないと言います。つまり、ウイルスに感染するリスクが、これらの血液問題を発症するリスクをまだ上回っている可能性があるということです。
ドイツの政治家で疫学者でもあるKarl Lauterbach氏は、安全性に関する懸念が調査される間も、彼らならば予防接種を継続させただろうと述べています。しかし、ウェントナー氏によれば、反応の重篤さを考えると、当局には選択肢がなかったといいます。ワクチンや医薬品の安全性を伝える上で、「物事を闇に葬ろうとすることほど悪いことはない」。もし調査の結果、ワクチンとの関連性がないことが明らかになれば、ワクチンが安全であることをさらに確信することができると彼は言います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？