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夏祭り3 (2)

 14:00、ステージでプロのダンサーが踊る少し前お客さんが静かな時に写真部の先輩が店を応援してくれたのでIさんはりんご飴の調子はどうですか?と聞いてみた。先輩はりんごが嫌いな人ってそういないしあの甘酸っぱさをキオクしている人も多いからとIさんに説明した。Iさんは先輩とSNSでつながることで同じ学校や他の中高生が店の事を知ってくれてたくさん遊びに来てくれた、クレープを紹介するきっかけをくれた成功のキーマンだった。

 Iさんは笑顔で接客してみんなを幸せな気持ちにさせた、Hくんはクレープの美味しい作り方を研究するエンジニアになれた。Kくんはレシピを考えて店のイメージを作ってクレープに興味を持ってもらえるようにSTORYを書いた。KくんHくんIさんの頑張りでクレープの販売も好調だったし笑顔で写真部のみんなと盛り上がることができた。

 14:00から踊ったダンス教室も終了後、クレープ店のひとでも一段落している。Iさんは交差点の角に1人になっている小学生くらいの子がいることに気づいた。迷子になっていると思う、泣きそうになっているのでIさんは大丈夫と声をかけた。その子は言葉が出てこないで不安がっている。IさんはKくんとHくんに店を離れるからと伝え夏祭りの救護室に連れて行くことにした。小学生の子はIさんが側に来てくれて少し安心した様子だ。Iさんが女の子に名前なんてゆうのとたずねるとY子と話した。Iさんはお父さんとお母さんとはぐれたの?と聞くとさっきまで近くにいたとのこと、Iさんはすぐに見つかるからと言うと後ろからこっちに向かって話しかける大人の人がいることに気づいた。Yちゃんにお父さんじゃない?と聞くと大人の方をじっとみてお母さんとつぶやいた。お母さんはYちゃんが急にいなくなってびっくりしたとYちゃんに話し、Iさんの方を見た。Iさんは交差点でYちゃんが1人になっていることを伝えると両親は声をかけてくれてありがとうございますとIさんに言った。

 IさんとYちゃんとご両親は救護室へきた道を交差点の方へと戻った。クレープ店に戻るとYちゃんと両親はクレープを注文した。Yちゃんはメロンが美味しくて生クリームも食べやすいとIさんに話した。IさんはYちゃんの両ひざにテーピングしているので何かスポーツしているの?と聞いた。Yちゃんは小学3年生、ダンスが好きで教室に通っていると話した。Yちゃんはみんなよくしてくれるんだけどチームになじめない、どうしたらいいの?とIさんに相談した。

 Iさんは女の子同士の気持ちのことでひっかかる所もあると思うけどこれから高学年になる。色々な経験が心を成長させてくれる、きっとYちゃんの気持ちも変わってくる。今はひとつの事に集中したほうがいい、好きなことをしていれば気持ちも晴れる。嫌な思いを気にしすぎる必要はないとYちゃんに伝えた。
 Yちゃんは今を大切にしたい。Iさんの話を聞いてチームの仲間を大切にしたいと思ったとKくんHくんIさんに言った。
 KくんはYちゃんに応援してるよとドリンクをあげた。Hくんは小学生の頃サッカーが好きで一生懸命努力したらみんな認めてくれたとYちゃんに話した。
 Kくんは今を大切にすることは重要だねとHくんに言うとHくんはYちゃんは僕達と同じだねとIさんに話した。

 クレープの販売が終わった。
 Iさんはクレープの接客を通してYちゃんと出会い友達になったことが嬉しかった。お客さんと笑顔で触れ合うことができて幸せだった。
 Kくんは言葉を大切にしていたのでチームの信頼をテーマに夏祭りの話をかけると思った。
 Hくんはお金を大切にしているのでエンジニアとしてクレープの収益の分析をしたかった。3人とも今日の夏祭りに満足していた。

 Iさんはハロウィンも楽しみたいねとHくんに話した。Hくんはおばけ(ガイコツのマントやシール)のコスチュームやお菓子(カボチャのクッキー)を絵本で見たことあるねとKくんに伝えた。Kくんは絵本の世界を表現して新しい仲間を作るSTORYを考えると楽しいなと思った。

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