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【寄港地ログ】五島ノスタルジー

港から歩いて行ける範囲でしか基本的には行動しない

それだけでも意外とその土地を楽しむことができるし、たとえまわりに何もない場所でも、外の空気を吸うこと自体が良い気分転換になる日々です。

でもたまにジョギングをすると、
また違った景色がたくさん見えてきて、もっと清清しい気持ちになったりする。物理的に徒歩よりも行動範囲が広がるしね。

そして、まれに地元の方のご厚意に甘えることもあります。そうすると、その土地の人が本当におすすめしたい場所に出会うことができる。

先日はそんな一日でした。


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港に降りたはいいけれど、
タクシーも貸自転車もなくて諦めて街まで散歩をしようと思っていたら、観光協会の方が声をかけてくれた。そのご厚意に甘えて、友人(同僚)と車に乗り込む。

教会好きの、もうすぐ退職する彼女のリクエストで、以前はひとりでジョギングがてらたどり着いた教会。

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中に入れば、教会特有のひやりとした空気。

以前は教会そのものよりもたどり着いた達成感が勝っていたけれど、今回は友人のおかげもあってステンドグラスの素朴な美しさや内装にもゆっくり目を向けられた。
新上五島町(中通島)は大小あわせて29もの教会があるとのこと。その歴史には、本島での弾圧から逃れてきた信心深い「キリシタン」。

また、島の大きさは五島列島の中だと二番目、関東で言ったら成田市くらいらしい。
、なんて書いたところで、ちょっと比較は難しいけれどそのくらいの地域に教会が29個。
間違いなく日本では他にほとんどない場所。

海外でもこれくらいの規模の教会に連れられたこともあったけれど、やっぱり何か空気が違う。

建物は欧風でもどこか懐かしい日本を感じるような。
ちゃんと「日本に根をはった」教会。そんな空間だった。(多分これは私がクリスチャンではなくて、教会を『教会という建造物』として見ているからそう感じてるのだと思う)

そして、もう一箇所連れてきて頂いた。蛤浜。

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写真じゃ伝わらないのがもどかしすぎるよ。


広い遠浅の海に山々のコントラスト。おまけに遮るものがない日差しと青空。想像していた「地元の小さなビーチ」とは、全く逆をいく景色に「天国みたい!」とはしゃぐいい大人たち。ジーンズの裾は思うように上がらないけれど、それでも良い。

『なつやすみ、数年に一度しか帰省しない姉妹たちの、休日最終日』

そんなタイトルをつけながら「海街Diaryごっこ」をする時間はとってもくだらなくて緩やか。


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こういう時がずっと続いてほしいけど、
いろんなタイムリミットが近づいているのを分かっている。こんな澄んだ景色を目の前にすると「時間」の儚さにどうやったってちょっと切なくなっちゃうのだ。

もうすぐ秋も半ば、まもなく冬に差し掛かるはずの日本で海に浸かって遊んでいるのはちょっと怖い気もするけれど、またひとつ大切な景色と思い出が増えた。


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大曽教会

https://www.nagasaki-tabinet.com/s/junrei/706/


こちらは県の重要文化財。他にも国の重要文化財に指定されている教会が2つあります。

蛤浜

https://www.nagasaki-tabinet.com/s/guide/717/


ちょうど砂浜が蛤の貝のように何層にも色が分かれていて、そこから名前が来ているんじゃ?と深読みしたけれど、蛤がたくさん取れるかららしい。そのままだった

ハマグリデッキ

http://h-deck.jp


最後に立ち寄った場所。こんなに『海の家です!』みたいな立地なのに、一年中オープンしているとのこと!時間が許せばゆっくりしたかったなあ。
自分の分のジュースと、連れてきてくださった地元の方へ、待たせてしまったお詫びとその日のお礼にアイスコーヒーを買いました。ごはんもあったよ。
朝食も頂けるオープンエアーのカフェで、こんなところで朝食を頂くなんて一生思い出に残りそうな贅沢。

やっぱりいつか五島巡りしたい。

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スキありがとうございます。梅雨の雨空も幸せ
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サービス系の船乗りをしています。のりくみいん。 主に自分語りの文章。 自分の内側に声を傾けることが好きだと、最近気付きました。

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