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質的研究とは何か 西條剛央 2007年

1.一般性があるかどうかを確認するような研究は、数量的研究に向いている。また、全体の分布や傾向を知りたいときに適している。

過去に病院で臨床検査技師として働いていた時には、健診データから正常値を決める仕事を行っていました。数量的研究です。

2.質的研究は内的視点を尊重する。

自分はこの研究で何をしたいのかという、設定した研究関心(リサーチクエスチョン)を常に忘れないことが大切です。
最も一般的なインタビュー法は「半構造化インタビュー」といって、ある程度質問項目を設定しておくが、設定した質問項目から外れて興味深いことを語り出すような逸脱を許容するものです。
今回は、インタビューを文字起こししたデータの関連する箇所に着目し、類似した部分を具体例として集め概念名を付け、概念名をその定義、具体例、理論的メモからなる分析ワークシートにまとめ、具体例が豊富に出てきたものを概念として採用する方法を行います。

3.実際に行ってみたい内容

ホロニカルアプローチの講義を聴いていた時に、これから稼働するコミュニティ通貨eumoに出会った人の心の変化を、記録したいと思いました。

1)ホロニカル・アプローチは、心理相談室こころ室長、定森恭司さんの著書とサイトがあります。以下サイトから引用します。

ホロニカル・アプローチは、内的世界と外的世界を共に扱う総合的アプローチで、“こころ”の深層から、身体、関係性や社会に至るまで、自己(部分)⇔世界(全体)の関係を自由無礙(じゆうむげ)に俯瞰しながらアプローチするものです
「生きづらさをもたらしている自己と世界との不一致に注目し、自己と世界の一致をより深めていくような新しい生き方を発見・創造していくことを支援する心理社会的支援法」のことです。ホロニカル・アプローチから、ホロニカル心理学が生まれました。

2)株式会社eumoの3つの事業は文化、人財、お金をテーマにしています。
以下、eumo noteより新井和宏さんの文章を引用します。

「共感資本社会」とは、共感という見えない・貨幣換算できない価値を大切に育み、それを基礎(資本)として活動していける社会です。
お金の意味と価値を考える時期だと思います。今の資本主義社会では経済を成長させたりGDPを伸ばしたりと、お金が目的化して人がそのための手段となっています。そのことで数え切れない問題が起きています。

追記:研究結果です
株式会社eumoの事業に関わった人は共感資本社会をいかに体験したか 



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