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親父を超える日

昨夜、ある方に仕事に関する相談をしていた時に、父親のことについて聞かれたので、父親の性格とか子供の時の思い出とかそんなことを思いつく限り話したのでした。

ざっくり言うと父親は威厳があり、真面目で、勤勉で、頭が切れ、父親の言うことに家族は逆らえませんでした。いや、実際は子供のころから大人になってからも僕は反発していたのだけど、必ず論破され、母親になだめられるという感じでした。

そんな圧倒的権力をもつ父にはとうてい勝つことはできないと知りつつも、やはり父親を超えたいという気持ちは潜在的に秘めていたんだろうなぁと思います。

そして今ハッキリしたことは、父が成し遂げなかったことに、無意識なのかどうかはわからないけど、いま自分は取り組んでいるということ。

2つあります。

まずひとつは父親は英語が苦手だったということ。

以前叔母から聞いた話ですが、父が当時中学に入り、新しい科目として英語の授業が始まった時、父は近視が進んでいて、(貧乏だったので)眼鏡を買って欲しいと親に頼めず、黒板の字が見えなかったせいで授業についていけず、それ以来英語が嫌いになったということです。(じゃぁ他の科目はどうなんだ!?笑)

でも父にとって英語が話せるようになりたいという夢はあったんだろうと感じていて。

それは僕が大学受験に落ち、一浪することに決めたのですが、父は英語の専門学校の学校案内を取り寄せ、「金は出すからそこへ行け」と勧めてくれたのでした。(キッパリ断りました😅)

また、僕が29歳でアメリカに留学している時、父の会社の社員旅行でサンディエゴに夫婦共々来ていたので、僕は車で2時間かけて両親に会いに行ったのでした。そこでの父は妙にニコニコしていたのを覚えています。

昨日そんな話をしている中で、父は英語が話せるようになるという夢を息子に託していたのだと感じたのでした。

因みに、父は海外旅行は大好きで、もちろんパックツアーですが、しょっちゅう世界各国にはでかけていました。

そしてもうひとつは、父は起業しなかったこと。

父はある会社の代表取締役社長になりましたが、あくまで会社の組織としての役職(雇われ社長)を全うしたということで、自分で会社を興したというわけではありませんでした。

父に起業の想いがあったかどうかは聴いてませんが(もう聴けませんが)、父は僕がひとつの会社を全うせず、職を転々とすることにずっと腹を立てていました。

僕が起業することにこだわっていたのは、会社員として働いていても、社長にはなれないし、父を超えることはとうてい無理だと感じていたからなのでしょう。

今、僕は「合同会社たびいく」の仕事を通して、世界中の人々を繋げるだけに止まらず、海外の人たちと深く、信頼できる関係になっていただくための活動をしています。そしてその手段としてオンラインによる英語の勉強を推進しています。https://www.tabiiku-world.com/

そんな僕の想いがカタチになった時、天国の父はなんと言ってくれるかなぁなんて感じながら、今日も志事に邁進することにします。

もちろん、親父が大好きだった海外旅行もこれからも行きまくります✈️


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