南米移住、パラグアイ、つづき。

前回のつづきになります。

とりあえずメキシコに憧れて、メキシコに行くことを考えて生きてきた私でしたが、その後、オーストラリアから帰国して、某自動車メーカーの期間工として三ヶ月間働き、約100万円貯金することができたので、その資金を元にまた旅に出ることにしました。

いつも旅のルートは直感で決めているので、今回はまず、北海道に渡り、それから、船で北海道の上の島のサハリンに渡り、それからロシアをシベリア鉄道で旅行しながら横断し、ヨーロッパに渡りました。

ヨーロッパにはその時が初めてで、多少わくわくしましたが、あまり自分には合わないと感じました。

まず、ヨーロッパに渡った理由が、治験を受けたいと思ったからで、治験が無事受けれれば、約40万円ほど協力金として貰えるので、完全にそれが目的でイギリスに行きました。

しかし、病院で事前検査を受けたところ、何かの項目でアウトになり、治験も受けれずにとりあえずロンドンの友人宅に9日ほどお世話になり、その後イギリス入国の際に買っておいた捨てチケット(当時イギリスは入国審査が厳しくて、出国のチケットがないと入国拒否の可能性が高かった)の行き先であるノルウェーはオスロに飛びました。

正直、治験が受けれないことを想像していなかったので、ノルウェーなんて物価が高い国には一生来ないだろうと思っていたので、全然イメージが掴めず、実際現地の物価の高さには目の玉が飛び出そうになりました。

しかし、宿はカウチサーフィンというアプリでホストを見つけれて、無事に無料で三泊することができました。

そして、そのあと、陸路でデンマーク、ドイツ、オランダ、ベルギー、フランス、スペイン、モロッコと旅していて、先のことは行き当たりばったりに考えていて、モロッコ旅も終盤を迎えていたある日、飛行機の予約サイトを眺めてたら、ヨーロッパからキューバへの便が凄く安いことに気付き、ドイツからの格安チケットを購入し、初めての中南米へと飛ぶことになりました。

そして、キューバでの旅を終え、キューバから格安チケットがあるメキシコはカンクンへと念願の入国を果たしました。

自身念願のメキシコだったけれども、カンクンというリゾート地だったからか、いまいちメキシコ感がなく、ビーチに行ったり、タコス食べたり、いまいち憧れのメキシコに来た感慨を味わえずにメキシコの南のベリーズという国に出国しました。

この時、僕はこのまま中米を南下していって、最初はまずカリブ海沿いに南下してパナマまで行って、そこから折り返して、太平洋側を北上して、そのままメキシコに再度入り、メキシコ各地を巡りながらアメリカまで北上して、それから日本に帰るつもりでした。

しかし、ベリーズに居た時、友達から連絡が来て、「お前いまどこいんの?俺今エクアドルのガラパゴスいるから来ない?」

と言われたので、僕は「いやー今回は南米までは行く予算がないし、ガラパゴス余計にお金かかるから無理だわ。」

と言うと、友人は、「俺がフライトとか全部持つから大丈夫だわ、だからパスポート番号とかチケット買う時の個人情報教えてよ。」

と言われたので、僕は、「そりゃお前が出してくれるんやったら世界中どこでも行くわ!」と言い、半信半疑で情報を送りました。

すると、しばらくしてからその友人からeメールが送られてきて、それにはカンクンからガラパゴスまでのチケットが添付されてました。更にガラパゴスからエクアドルのキトまでのチケットまでもついてました。

つづく。

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