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バーモントカレー

さて、今日はバーモントカレーのルーでカレーを作ってみた。

海外で生活したことがある人には分かると思うが、海外でバーモントカレーのルーを手にいれるのはなかなか難しく、売ってないことも多く、売っていても他のカレールーより割高な事が多い。

海外では何故かゴールデンカレーのルーが売られている事が多く、バーモントカレーはなかなかない。

しかし、僕はカレーは昔からバーモントカレー派で、いつもバーモントカレーが恋しくなる。

このパラグアイではバーモントカレーは割高だが、日本食材店で普通に手に入れることができる。

アスンシオンで買うと日本の食材は割高だが、イグアス居住区などの日本人入植地などで買うと割りと安く手にはいることがある。

バーモントカレーのルーは、アスンシオンだと60000Gs(1000円くらい)だが、イグアス居住区では、40000Gs(650円くらい)で売られていた。

もちろん日本よりかはだいぶ高いが、肉や野菜などの具材は日本より大幅に安い為、トータルのコストでいうとむしろ安くつくかもしれない。

居候先は色々野菜を作っているため、今回はニンジンと玉ねぎは畑から取ってきた取れたてのやつを使った。

居候先の子供が、「おじちゃん、カレー食べたーい」と言ったので、張り切って作った。

丁度甘口のルーも買ってあったので、大人用と子供用で分けて作った。

作ってあげて、感想を聞いてみたら、「おじちゃん、おいしーい、ありがとー」と言われて、凄く嬉しい気持ちになった。

普段自分の分しか作ることがないので、他人に作って感謝されて、僕温かく、幸せな気持ちになった。

パラグアイに来てからはそんな小さな幸せを感じることが多い。

かつてはお金が全てだと思い、全てのことをお金を稼ぐことに費やした時期もあったが、その時は心は空っぽだった。

お金を稼ぐ意味も、稼いでそれを何に使うのかも、考えたことがなかった。

ただ、お金があれば人が認めてくれるだとか、尊敬されるだとか、そんなことしか考えてなかった。

そんな僕が今はホタルが出て喜んだり、カレーの美味しさに幸せを感じたり、暑い日に麦茶を飲んで満たされたり、子供とのやりとりで幸福を感じるようになった。

長い間旅することによってそれらの感覚が養われたのだと思う。

お金は大切なものだが、それ以上に生き方、そして何を自分が幸福だと思うのを知るのが大切だと今は思う。

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