同僚から学ぶ機会の減少について
こんにちは、旅人先生Xです。
今日は、最近ちょっと感じる「同僚から学ぶ機会」について思うことを書いていこうと思います。
目次は以下の通りです。
1 同僚から学ぶことのよさ
同僚から学ぶことの良さは、現実味があるということではないかと思います。
ちょっと上手く言えるかわからないのですが、例えば、書籍で誰かの実践をしったり、講演などで知識を得たとしたりしても、結局のところ、日々の様子を見ないとなんともいえない現実との乖離があるように私は感じてしまうことがあります。
同僚から学ぶことの一番のメリットは、普段の様子がよくわかることではないでしょうか。
先輩であれ、同期であれ、後輩であれ、相手の様子は、同じ職場にいると分かるものです。仮にあまり分からないとしても、知ろうと思えば、知ることができる環境にはあるはずです。
これは、先ほど例に挙げた現実とのギャップが少ない状態で、学ぶことができるということだと思います。
普段の様子が分かるからこそ、現実味があり、現実味があるからこそ、自分の日常に生かしやすいと私は思っています。
何度か書いていますが、学んでも、活用で聞ければ、ただの知識でしかありません。
学んだことを活用できなければ、結果は、学んでいない時と大差ありません。
ですから、学びを生かしやすいという点において、現実味があるということはとても大切だと思いますし、同時に大きなメリットであるとも私は考えています。
2 同僚から学ぶ機会の減少と私の思うこと
同僚から学ぶことはとても有効なことだと思います。しかし、昨今、同僚から学べる機会(教えてもらえる機会)は減ってきているように私は感じています。原因として、下記の2点があると思います。
1 働き方改革の影響による「同僚から学ぶ機会」の減少
2 アドバイスがしにくい・受けにくい現状
1 働き方改革の影響による「同僚から学ぶ機会」の減少について
現場では、今、働き方改革による時短と退勤の促しもあり、放課後にゆっくりと先輩たちと話をする機会が、減ってきている現状があります。
とても良いことである反面、交流の機会を意識しないと同僚と学び合う時間を得られないという状態だと思います。
「仕事終わる→余計なことはせずにすぐ帰る」というのは、ある意味ではとても素晴らしいことですが、学び合いという側面からすると少し考える余地があるかもしれないと思うところです。
実際に、「どうしたらいいのか。」という漠然とした不安を抱いたまま、目の前のことになんとか向き合っているという人が少なからず、存在しているのではないでしょうか。
そのため、周りの様子や自分の状態と合わせて、時には、学び合いの機会を意図的に設けるようにするのも良いのではないかと最近は思っています。
人の悩みごとや工夫から学ぶことは、実に多いです。
そして、何より、学び合うことで、互いを高め合うことができます。
互いを高め合えるとより素敵な関係になっているけると私は思っています。
2 アドバイスがしにくい現状
何かに気づいて、同期や後輩に伝えてあげた方が良いかもなと思う場合のことについて考えます。
上から目線な印象を与えてしまったら、申し訳ないのですが、ここではあえて、アドバイスという言葉を使っていきます。
簡単に結論を先に書こうと思います。
アドバイスをする側はリスクが大きいので、アドバイスをすることを躊躇すると私は思っています。
結果的に、「アドバイス=強制力を伴った指導」みたいになってしまうと相手は苦しいと思うからです。
これでは互いにいいことがありません。
特に、互いの意図はどうあれ、先輩から後輩へのアドバイスの場合、どうしてもそうなってしまいがちです。
理不尽な要求や押しつけがましいアドバイスというのは、良くないことです。
適切な言い方やタイミングというものは確かに存在すると思います。
しかし、現実問題、相手に合わせてそれを的確に行うことがとても難しいと私は実感しています。
自分が下手な助言をして相手を困らせるくらいならば、何も言わないほうがいいと私は思ってしまいます。
相手に的確な助言ができるなんて自信も根拠もありません。
しかし、悩ましいことなのですが、アドバイスをしたほうが良い場面というのは存在すると私は思っています。
これは、実に悩ましいところです。
良かれと思って伝えるというのは、押しつけがましくなりがちなので、やはりアプローチの仕方が大切なのではないかと私は思っています。
ストレートなアドバイスのみに固執せず、気付きを促す場面を作ったり、自分が例を見せたりしていく中で、相手に伝えていくというスタンスが重要になってくると思います。
その労力を惜しむか惜しまないかは、個人の裁量に任されていると思います。
同僚と学び合い、高め合いたいと思うならば、適切な伝え方と学び合いの機会を創造するべきでしょう。
その労力をかけるかどうかというのが多く方が抱える悩ましいところではないかと予想します。
可能ならば、ぜひ、そうした学び合いの機会の創出にみんなで力を注いでいきたい所です。
以上、「同僚から学ぶ機会」についてでした。
今回もお読みいただきありがとうございました。
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