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「空気」に惑わされ、不合理な状況に甘んじるのはもうやめよう。

「空気を読め」という言葉が使われることが多々ありますが、そもそも空気とは何なのか言語化できますか?

空気はときに不合理な状況を生み出し、その場にいる人に「仕方のないことだ」と受け入れさせるほどの力を持っています。

目には見えないけれど、私たちの身の回りに確かに漂っている「空気」。その存在に迫ります。

課題:不合理な「空気」を指摘し、打破する

2021年5月の田端大学のテーマは「空気」。山本七平氏による「空気の研究」を課題図書として取り上げました。

冷静に考えれば意味不明のことが、当然のこととして受け入れられている状況が、世の中には多数あります。

その状況を生み出しているのが、「空気」。それは教育も議論もデータも、そしておそらく科学的解明も歯が立たない”何か”です。

山本七平氏によると、「私たちは常に、論理的判断の基準と、空気的判断の基準という、ダブルスタンダードのもとに生きている」と言えます。

国、会社、学校、仲良しグループ、家族・・・。規模の大小を問わず、どんな集団にも空気は存在します。空気の存在を認識することで、自分の行動を支配していたものに気づくきっかけとなるかもしれません。

------ 課題 -----

田端大学も、その構成員の多くを日本人が占める人間集団である以上、何らかの「空気」の支配を受けているはずと思います。今回の課題は、上記の課題図書を読んだうえで、

■田端大学の内部の人間たちの間に流れている「空気」とは、何なのか?を指摘すること 

■その「空気」で、どの部分が、田端大学の組織ミッションに照らして不合理なのか?を論証すること

■その不合理な「空気」を打破し、実際に変えていくために、田端大学で組織的にやるべき打ち手・施策の提案と、提案者本人が、まず率先してやる行動計画の宣言

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「空気を読むな、空気に惑わされるな」という主旨ではあるものの、実は出題者である田端信太郎の意向を汲む(=空気を読む)力が問われるという、一種の矛盾をはらんだこのお題。

※お題文の「田端大学」の箇所を、自身の所属する組織や団体に当てはめて考えてみると、きっとこれまでとは違う姿が見えるはずです。

発表者に選ばれた3名のプレゼンを見てみましょう。

「課題を出さなくてもOK」の空気を打破し、定例の質を上げたい!(本間英規さん)

田端大学では月に1回、課題図書を参考に田端信太郎が出すお題に答える課題プレゼンの場があります。課題への挑戦を通して、ビジネスの実力をつけることが、この場の目的です。

しかし今、田端大学には「課題を出さなくてもいいや」という空気が流れている、と本間英規さん(@h_homma93)は指摘します。

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他メンバーとの交流で満足し、「課題を出さなくても良い」という空気が蔓延すると、もちろん課題に取り組まなかった人の実力は上がらないし、課題を絡めた定例会の質が落ちます。

結果、「切磋琢磨したい」と本来の田端大学のミッションに期待していた人ほど離れていき、傷をなめ合うだけの集団が残る負のスパイラルが生まれてしまいます。

この空気を打破するために、本間さんはMVPによるマニフェスト制度を提案しました。田端大学は課題プレゼンでMVPを獲得すると、その後の会費無料など様々な副賞がありますが、組織として見たときにその存在が遊休資産になっていると指摘します。

MVPとしての権利を持ち続けるためには、何かしらのマニフェストを宣言し田端大学に貢献し続けるべきだと主張しました。

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「課題を出さなくてもOK。だって(メンバーとの交流だけで)楽しいし」という空気が実際にあったとして、僕としてはむしろ歓迎です。ROM専でお金だけ払い続けてくれる人をあえて排斥する必要性はあまり感じませんね。

また、MVPに対してマニュフェストを提言させるとのことですが、MVPを獲った人が、そこまでして田端大学に在籍していたいですかね?イケてる人であればあるほど、去っていく制度だと思いますよ。

今、9800円の会費があったり、取締役のポストがあったりしますが、そういう前提条件を取っ払って、ゼロベースで考えてみてほしかったですね。

本間さんがご自身で宣言したマニュフェストを実行していただくのは、もちろん歓迎です!

(田端信太郎のコメントより一部を引用・要約)

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質問したらアホだと思われる空気を払拭したい!(植田隆志さん)

本来、田端大学という場は、ブランド人になるべくビジネスマインドやスキルを学び切磋琢磨する場。ところが実際には、

・Twitterフォロワー1000人越え
・英語堪能当たり前
・ヘッドハンティング当たり前

など、ビジネススーパーマンしか持ちえないスキルが当たり前のものという前提があると植田隆志さん(@takantaro)は指摘します。

結果として、「質問したらアホだと思われる」空気が流れてしまい、これから学びたい参加者には、課題の難易度が合っていなかったり、コンテンツの価値が理解されなかったり、そもそも発言すらしづらいといった不合理が発生しています。

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この状況を打破するためにはブランド人と非ブランド人の前提が違うことを理解し、それぞれが互いの前提に歩み寄ることが必要。

そのために、普段お笑い芸人のマネジメントをし、お客さんと芸人の間のお笑い偏差値の差を埋めることを得意としている自身が、同じ要領で「ブランド人」と「非ブランド人」の間の認識の差を埋める役割を担いたい、としました。

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田端大学のFacebookやLINEでしょーもないこと言ってる人に対して、なぜ僕があんなに圧をかけているか分かりますか?何も言わないけど、くだらない発言が増えると「うるさい」「ノイズだ」と感じるサイレントマジョリティがいるんですよ。

みんながアクティブなるのが良いことだ、参加していることに意義がある、というべき論は理解できますが、結果としてレベルの低いアウトプットが増えて全体の満足度は上がるのでしょうか。

とはいえ確かに、プレッシャー掛け過ぎて本当はめちゃくちゃ面白いものを持っているのに表に出てこない人がいるかもしれない、ということもよく分かります。加減が大事ですね。

(田端信太郎のコメントより一部を引用・要約)

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全員にブランド人を強要するのはNG!ROM専の居心地の良さを強化するには(宮本隆太さん)

マジレス!ブランド人!仲良しクラブなんてクソだ!と叫ぶ田端信太郎が塾長を務める田端大学には、「入学したからには積極的にブランド人を目指すのが当然だ」という空気が流れている、と指摘したのが宮本隆太(@miyamoto_ryuta)さん。

否定された消極的な会員が、同じ金額の会費を払っているにもかかわらず、居心地の悪さを感じ退会していくのは、田端大学の組織ミッションに照らしても不合理であると言います。

運営が提供したいと思っている価値以外のところにに魅力を見出しお金を払っているのだから、本人にブランド人を目指す意思がなくても「win-win」の関係が成り立っており、排斥ではなく歓迎すべきだとする主張を展開しました。

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マジレス一本の田端信太郎に対して、J.Y.Park氏を例に出し「褒める」「認める」というポーズを取り入れることも提言。

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また、この宮本さん自身は国際ゴールドソムリエというご自身の強みを活かして、田端大学内で「ワインゼミ」を開催し、ROM専の人にとってのコンテンツ充実に役立てたいとしました。

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ブランド人の輩出で、現状「資金(収入)」がボトルネックなのでしょうか。そうでなければ退会率を下げる努力をあえてやる意味はないですね。

J.Y.Parkさんのフィードバック術は僕も感動しました。

でもあれって画面に映っていないだけで、その前段階で99.9%の人は落とされてるんですよね。田端大学で言うと取締役6人の中からさらに3人を選ぶくらいの話で、セレクトのレベルが全然違うので、イコールで比較されても困りますね(笑)

J.Y.Parkさんのような人間性を尊重しモチベーションをあげるフィードバックをしろというのは理解はできますし、僕もそうなりたいという気持ちはあります。しかし彼のように振舞ったところでそれはパクりでしかないので、僕は僕のマジレスをやらせていただきます。

ワインについては、僕にも教えてください。他の塾生と一緒にフラットに学びたいです。

(田端信太郎のコメントより一部を引用・要約)

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問題点の診断と処方箋がうまく繋がった提案でした。

3名の発表を終え、MVPを獲得したのは・・・

2021年5月 田端大学MVP:宮本隆太さん

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ワインの豆知識と一緒に、ワインを楽しく・美味しく飲むための情報を発信してますワイングラス日本人初、国際ソムリエゴールド認定スポーツのメダル料理人では世界で1人の認定者▶︎18歳単身渡仏→ミシュラン星つき3店で料理修行→帰国、神戸のフレンチ&鉄板焼き→2017年〜味季料理りんどう料理長▶︎日本ソムリエ協会ソムリエエクセレンス認定

Twitter:https://twitter.com/miyamoto_ryuta

MVP選出理由は、「宮本さんの指摘が一番グサリときた」(田端談)から。J.Y.Park氏のように、北風と太陽でいう太陽のようなこともやらなければいけない、という指摘には、考えさせられるものがあったようです。

さらに、「では発表者自身が何をやるか?」という問いに対しても、自身のスキルを活かした具体的な提案で、問題点の診断と処方箋がうまく繋がった発表であったとの評価でした。

宮本さんは入学初月で早々のMVP獲得。田端大学ではアウトプットの評価に新参/古参は全く考慮されません。誰にでもチャンスがあります。ぜひあなたも挑戦してみてください。



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