雨粒

詩:低体温の恋

光をすう雨粒が 刹那 点となる

点となった白い光 せつな 線を引いて切ない

あふれだす気持ち 無駄に 流すという無駄を

イアフォンで 耳 ふさいで 冷たく暗い音に沈める

かかとから溶けるよ ほら かかとから

落ちるよ 固く ぬれた 地面で

ゆれる 空気に 冷えた みらいは

今も 見えるよ 赤い 海辺

さびた においと なみだ こらえて

あのね 最後に たべて ゆびから

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?