都立高校入試の出題範囲が発表
昨日今日と、夜まで空いた時間が取れない…そして明日も…
オンライン家庭教師 束進 代表の高山良輔です。
今日は、都立高校入試の出題範囲が発表されましたね。
リンクを貼ります。
5教科すべて、範囲が縮まりました。これにより、どのような影響がでるのか、考えてみました。
都立入試には大きな影響がないのでは
一般的に、「テスト」というと、「点数を稼ぐ」というイメージが付きまといます。
それに対し、都立入試は、そもそもどのような試験か、と申しますと
いかに点数を落とさないか
で勝負が決まるテストです。
「解き直し」をしている生徒は、ほとんどの問題を正解する力を有しています。しかし、本番になると、「計算ミス」や「勘違い」などで、失点してしまう…
そうして差がつくのが都立入試です。
なので、範囲が変わってもやることは同じ。焦らず「解き直し」を続ければ、あとは「どれだけ失点しないか」の勝負になるのではないでしょうか。
ちなみに、数学に関して補足すると、最も差がつく「小問集合」「関数」は標本調査を除き、範囲は変わりません。勝負どころは変わらないのではないでしょうか。
私立入試は…
一方、私立高校はどうか。
まだ公表されていないと思いますが、都立高校に倣って、出題範囲を狭めるとなると、大きな影響が出るかもしれません。
わかりやすいのは、数学かと思います。
数学の大問は「小問集合」を除いて、「関数」「平面図形」「立体図形」「確率」「整数」といった単元で構成されます。
このうち「関数」「平面図形」「立体図形」の3つは、今回削減される単元「三平方の定理」と深く関わる問題です。(都立入試では、関数と三平方の定理の融合問題はほとんどありません。また、平面と立体でも、三平方の定理を利用するものは15点分しかありません)
つまり、私立の場合、範囲縮小の影響が大きい…
まあ、抜け道なら色々あるのですが、これ以上書くと、日をまたいでしまいますので割愛します。
ただ、そもそも私立高校(特に上位校)では、前々から中学範囲外の問題が出題されています。「整数」なんて教科書にないのでは…
なので、中学生には、範囲縮小という言葉に惑わされず、油断せず、しっかりと勉強を続けてほしいと思います!(束進、まだまだ生徒募集中です…)
とにかく、今日の東京都の対応を受けて、私立高校がどのような対応をとるかに注目です!!
ご覧いただきありがとうございました!
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