
「数学なんて将来使わない」への反論
クルードラゴン飛びましたね!ジョブズみたいにイーロンマスクも映画化してほしいな。
オンライン家庭教師 束進 代表の高山良輔です。
子供と接していて、時々耳にする言葉の一つが「数学なんて将来使わない」です。
私も少年時代はよく思ってました。
「2次関数なんて将来役に立たないだろ!』
今回は、そんなかつての自分に反論してみようと思います。
2次関数は役に立っていない
はっきりいって、「2次関数」とか「平面図形」とか、それぞれの単元が直接なにかの役に立っているかと聞かれれば、そんなことはありません。
いまだに、実生活で「sin cos tan」を使ったことはないです。
ただ、数学という教科は、それぞれの単元だけでなく、問題を解く過程に非常に意味があります。
「問題を解くときの頭の使い方」が役に立つ
数学にも幾つか種類があると思っていて、「参考書の類題」と「初見の問題」の2つに区分することができます。
前者は、反射神経で解ける問題ですね。こちらは、解くのは楽しいですが、役には立ちません。
もっとも役に立つのは、後者、つまり、「初見の問題」です。
初めて見た問題は、「解き方」がパッと浮かびません。考え出す必要があります。
この「初見の問題」を解くときの頭の使い方は、社会で必要とされる「課題解決」に非常に有効です。
問題を見る→答えなければいけないものは何か(目的)→どんな解き方があるか(解決方法)→浮かんだ解き方で試してみる(実験)→最適なものを選ぶ
これって、数学に限らず、他の場面でも使えそうですよね。
「課題解決のための、頭の使い方を練習する」
これが数学の学ぶ意味なのではないでしょうか。
いま、役に立っている
ただ、子供に「課題解決の〜」なんて話をしても聞いてくれないので…
私は、別の伝え方をしています。
数学を、生徒のために、使ってみせます。
例えば、生徒が模試を受けたのなら、
「どの問題を間違えたのか」
「その問題がどれくらいの難易度なのか」
「どの問題が、どれくらいの正答率なのか」
すべてデータにして渡します。
そうすると、生徒は自分でデータを使って、分析してくれます。
生徒自身が、自分の何が課題なのかを把握する。その課題を見て、何をするべきか考える。
これは、まさに「課題解決に向けた頭の使い方」ではないでしょうか。
そして、当然、私も生徒のために頭を使いますが、そのとき数学で培った頭の使い方が役に立っています。
そこで考えたものが、私の生徒対応に反映されるわけですから、結果、「数学の頭の使い方」が生徒の役に立っているのではないでしょうか。
だから、生徒に「数学なんて役に立たない」と言われたら、私は「いま役に立ってるよ!」と言いたいです。(言ったことはありません)
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いやー、生きてるうちに「宇宙旅行」に行きたい!
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