なぜ教師は「解き直しをしろ」と叫ぶのか
ブルーインパルスが飛んでいる時間、私は地下で実験していました。見たかった…
オンライン家庭教師 束進 代表の高山良輔です。
束進は「授業」以上に「解き直し」の徹底にこだわっています。
それは当然、授業よりも解き直しが大事だと考えているからです。
そもそも、なぜ解き直しが大事なのでしょうか?
少し整理してみました。主な理由は2点あるかと思います。
1.テストでは類題がほとんど
子供が学習する理由は様々だと思います。
ただ、一般には「学校の成績を上げる」「受験で合格する」ことを目標とすることが多いのではないでしょうか。
これらの目標を達成させることは非常に容易だと考えています。(中学受験は除きます。中学受験は難しい…)
問題集の「解き直し」をすればいいだけ。
これに尽きると思います。なぜかは、「学校のテスト」や「入試問題」を見れば明らかです。
まず、「学校のテスト」についてですが、これは問題集に同じ問題がのっています。
解き直しができていれば、絶対に解ける。そういった問題がほとんどです。
これは見方を変えると、「解き直しは、テストのリハーサル」になっていると言えます。
まずは解き直して、わからなければ、そのとき学ぶ。
学校のテストで高得点をとるには、こういった「トライ&エラー」が重要になるのではないでしょうか。
ちなみに入試問題でも、同じようなことが言えます。
100点満点のテストで、合格点が60点だとします。
このテストで、問題集の類題は何点くらいでしょうか?
高校受験では、
MARCH付属…7割
早慶付属…5割
程度が問題集の類題でできています。当然、年度ごとの差はありますが、おおよそ上記のパターンなのではないでしょうか。
つまり、難関校でも、問題集の類題がほとんどなのです。
頭が良くなければ解けない問題も当然ありますが、それはせいぜい10点くらい。結局、差がつくのは問題集の類題です。
だから「解き直し」が大事になってきます。
2.授業では理解しきれていない。理解するためには…
「解き直し」っていうのは、「授業」が前提にあるわけですが、この授業というのは、どれほどの効果があるのでしょうか。
私は、集団塾での勤務で、難関校を目指す生徒を担当したことがあるのですが、頭がいい生徒でも、授業だけで理解できる子はほとんどいませんでした。(僕の授業が悪かった?)
これは、私の担当した生徒に限らず、他の校舎の上位生を見ても明らかな傾向です。
頭の良し悪しに関わらず、授業で全てをカバーすることはできません。
では、どこで差がつくか。
ご多忙にもれず、「解き直し」で差がつきます。
習ったことを、いかに自分の言葉にできるか。これに限ります。
いわゆる「アウトプット」が重要になるのだと思います。
解き直しは、「自分がどれだけ授業を理解しているか」を明らかにします。
だから、解き直しをする生徒は、わかったつもりになりません。
解き直しをする生徒は、「解ける」ことで、「理解」したことを実感できます。だから自然と「解き直し」に取り組み、「解くこと」に貪欲になり、「理解すること」に執着できます。
そして、上位生になるのです。
「解き直し」がいかに重要か。生徒がそこに気づくことを祈ります。そして、成績を上げることなど造作もないことだと、思える生徒が増えることを願います。
ご購読ありがとうございました。
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