すべてを人民のために 大青里が伝える物語


10月15日、朝鮮の黄海北道銀波郡大青里で新居入りが行われた。

不測の災難を蒙った大青里が様変わりしたのにはいきさつがある。

この8月初、大青里一帯に連日降り注いだ大水と豪雨によって水路堤防が崩れ、数百棟の住宅と耕地が被害を蒙った。

金正恩委員長は、郡党委員長に電話をかけて大青里の実態報告を受けたとして、自分がすぐ出かけると言った。そして、落胆することなく安着して生活するようにという自分の言葉を災害地域の人民に必ず伝達しなければならないと述べた。

被災地に到着して浸水地の近くまで車を進めた委員長は、じめじめとした泥道の中に立って被害復旧と関連する対策を講じ、400~500世帯だけ新たに建設し、残りの家屋は補修する方案も提起されたが、建設するには禍が福となるよう800世帯を全部新築するようにと述べた。

委員長は、罹災者のために数百個のテントを送り、テント生活で不便を感じるのではないかと案じて、罹災者は郡党委員会の庁舎で生活し、郡党の活動家たちはテントで事務を執るようにし、復旧全域に人民軍を緊急移動、展開させる一方、必要な工事用資材の保障対策をも講じた。

9月には被害復旧建設現場を訪ね、自然災害のためわが人民に寸時たりとも落胆させたり、生活で不自由な思いをさせたりしてはならないとし、以民為天(人民を天のごとく見なす)を座右の銘とし、人民を生命の根本としている朝鮮労働党にとって人民の信頼に報いることよりもっと重大な活動はない、立体戦、せん滅戦、速度戦を猛烈に繰り広げて建設を推し進めなければならないと強調した。

被害を受けて2ヵ月余りの後、大青里住民は新築した住宅をもらった。

この日、大青協同農場のリ・ウンオク農場員は、豪雨のため家屋を失った時は唖然として涙も出なかった、しかし、金正恩委員長の恩恵の下で禍が福となって、今日は大青の地にこのような幸せの別天地が広げられた、ほんとうに夢を見るようである、と自分の心情を披瀝した。

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