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4/6〜15の日記

4月6日(水)
メーリングリストの送信日。noteの記事などを更新する。noteに載せる写真をどうしようかと、オフィス内をスマホ片手に行ったり来たり。雑談本のテープ起こしをしていて、「私も誰かと雑談したい!」と切実に思う。
 
4月7日(木)
雑談本のテープ起こし続き。話し手がどんな人なんだろうと(画像)検索をしてしまう。どの雑談も面白い。書店さんからの注文が多く(ありがとうございます!)どんどん発送する。休憩時間に最近のインターネット関連事情などをおしゃべり。午後、返品書籍の検品なども行う。
 
4月8日(金)
入社前もタバブックスのファンだったけれども、本の中に入っている読者ハガキを送るとボールペンをもらえるとは今知った(私も欲しい!(笑))。これも郵便局から発送。
テープ起こしをしている雑談の話し手たちは、創作活動をしている人が多い。私はいじけたところがあり、文化面で活躍していたり個人で創作活動をしている人を見ると憧れと同時にひがんでしまう部分があるのだけれども、テープ起こしをしているうちに、そんな気持ちが消えて素直にその輪に「まーぜて!」と言いたくなった。

4月11日(月)
月末の売上集計をまとめながら、動画用に『脱コルセット』の要点抜き出しをするも、どの文章も個人的にとても心に残るので取捨選択するのが心苦しい。お昼は近くのスーパーでお弁当とお惣菜を買う。耳かきの人こと椋本さんに企画のことを相談した。
毎朝、新宿IRAさんで買ったサパティスタコーヒーを淹れて、水筒に入れて持参している。あまりに暑いので、そろそろアイスコーヒーの方がよいのかな(でも年々冷たい飲み物(ビール以外)がキツイ)、と考える。
 
4月12日(火)
『生活考察』発行人、辻本力さんご来社。先週はずっと辻本さんの雑談音声をテープ起こししていたので、勝手に「友達!」という距離感でいたけれど初対面なのだった。書籍は構想が膨らんでいて、完成がとても楽しみだ。
夕方、三省堂書店神保町本店さんと東京堂書店さんにご挨拶にうかがう。『脱コルセット』や既刊の売れ行き好調とのこと、ありがとうございます。
そのあとで北欧語書籍翻訳者の会さんのイベントにもうかがい、未翻訳の書籍をご紹介いただいた。今後、北欧関連書籍も企画していけるように頑張ろうと思いました。
 
4月13日(水)
『脱コルセット』動画のための抜粋の続き。この本は1章ごとにテーマがあるのだけれども、繰り出されエピソードや分析が面白いので、抜き出しが難しい。「雑談」の原稿のリスト作りをしたり、経費計上のシステムのことを調べていてあっという間に時間が過ぎる。お昼、ちょっと外に出ただけで日焼けしそうだった。
 
4月14日(木)
急に寒いので、一度仕舞い込んだ長袖の下着を着て出勤。計80人ほどになりそうな雑談本の話し手と原稿状態をリスト化する続きと、合間に注文の処理を行う。
 
4月15日(金)
自宅からは、都電でJR山手線の駅まで出て、そこから新宿経由で通勤している。最寄り駅から都電に乗ると、運転手さんが「先ほどから山手線が止まっています」と言っていた。車内はどんどん乗客が乗り込んできて激混みで動けないし、どの経路で行けばよいのかとっさに判断がつかず、いつもの駅を越えて別の地下鉄の駅まで移動した。大学までずっと徒歩または自転車通学だったし、前の職場までは電車が止まっても自転車で頑張って通勤したりしていたので、今更だけれど、振替輸送というのをどう使えばいいのか全然わからない。地下鉄駅の窓口で聞いている間に、なぜか財布の小銭をぶちまけてしまって恥ずかしかった。30代も半ばで見た目も立派な中年なのに知らないことがあるのは新鮮だ。
出勤後、注文の処理とテープ起こし。
政治的な書籍を多数刊行しているロンドンの独立系出版社(Pluto Press)が電子書籍の半額セールをしていて、それは、(ウクライナ以外の)移民・難民をルワンダに送る(!)というイギリス政府の政策に抗議するものであるらしい。

出版社って、もちろんお金を稼ぐ必要が無いわけじゃ全然ないが、ただ単に糊口を凌ぐためだけの仕事じゃないと改めて思った。
 

(山口)

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