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不安な今 読まれている本・5冊

大変な事態になり、さまざまなことをがまんする日々が続いています。
家にいなければならないから、本でも読んで...といってもなかなか頭に入ってこない状況だと思います。
そんななか、ご注文いただく本も、いつもと違うようです。生活の記録、ほっとするイラスト、短いけれど心に残るフレーズ...
今、選んでいただきありがとうございます。この本たちがお役に立てたらうれしいです。

1)生活考察 Vol.07

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ともすればあっさりと取りこぼしてしまう、ささやかな生活の断片。そこから導き出される「考えようによっては得るところがある」かもしれぬ〈何か〉。「生活」を想像力で照射する雑誌です。小説家、画家、ミュージシャン、さまざまな人のくらしを眺める楽しさがあります。

2)かなわない 植本一子

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写真家・植本一子、5年間の日記と散文。震災直後の不安を抱きながらの生活、育児に対する葛藤、世間的な常識のなかでの生きづらさ。発売は4年前ですが、その濃密な日々の記録は今でも鮮烈で、静かに読み続けられています。

3)私が30代になった イ・ラン

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独特の存在感で注目されるアーティスト、イ・ランが放つおかしくて切なくてほっとする30代女性の日常。韓国では30歳の誕生日のプレゼントの定番だそうです。「歳をとると穏やかになるの?」「生きてみたら何になるの?」どきっとするフレーズが不意に現れるコミックエッセイです。

4)フユウ・ライフ おたぐち

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地面から1センチ浮かんでいるような、ふしぎな仲間たちがくり広げる日常または非日常。不器用だけど愛がある、思わず二度見してしまうクセになるおたぐちさんの4コママンガとイラスト集です。人にやさしいフユウ・ライフのみなさんに、ホロっとしてしまいます。

5)山風にのって歌がきこえる  大槻三好と松枝のこと    惣田紗希

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昭和初期、太田市の歌人大槻三好・松枝夫妻のみずみずしい口語短歌と、太田にゆかりのある惣田紗希のイラスト・装丁で、二人の短くかけがいのない日々に思いを寄せた1冊。「夢かしら いやさうぢやないこんなにも君にしつかり抱かれてゐるんだ 松枝」90年前の短歌に心揺さぶられます。


本屋さんがお休みになったり、図書館が閉まっていたり、なかなか本を手に取ることが難しい時期ですが、通販などをご案内するサイトをご紹介しています。よろしければご活用ください。


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