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5/18〜5/22の日記

5月18日(月)
新刊色校正戻しで早めに出社。事務所にも毎日行くようになり、滞在時間も伸びてきた。雨なので往復仕方なく電車。もうだいぶ人が増えてきて、といっても以前から比べたらガラガラなんだけど、各シートに1人とか、車両に5人くらいというのしか乗ってなかったから、人が近くて緊張する。
週末、ネット通販の注文がかなり入って週明けまとめて発送。封筒、本の在庫とか足りなくなりそうで今日着で手配していて、アスクル着時間、倉庫から取り寄せの荷物着時間、作業時間、郵便局窓口時間勘案してやりくりして結果すべて終わらせた。達成感。

5月19日(火)
新刊告知関係を黙々と進める。書誌情報登録、サイトにアップ、ネットショップ登録、Amazon登録、直取引店に案内メール、書店に注文書FAX、SNSなど。ほぼ使ってないインスタに久々にアップしたら、韓国の原書版元さんがすぐに反応してくれた。早いのよ彼女たち。コメントがいつもあたたかくてほんとに好き。と、絵文字で送り合う。
6月新刊の素読み。ある小説の一節の、ある動きが気になって一応指摘したけれど、この作品自体、時間も視点も複雑な構造になってるからそこも現実ではないのかもしれない。そういえばこのコロナ期、小説をほとんど読んでなかった。頭が劣化しているかもしれない。

5月20日(水)
朝、植本さんより「本買いたいから行っていい?」とLINE。今日はヒマだそうだ。せっかくなのでお茶を入れて少し話したけど、おもに発送料とか持続化給付金とか、金の話。しかしこうやって事務所に誰か来て話すなんてこともものすごい久しぶり。いや人とリアルで座って話すのだって、いつぶりなんだろう。おそろしい。
先週、検察庁法改正反対Twitterデモを始めた笛美さんが『私たちにはことばが必要だ』についてツイートしてくれて、そのせいか注文が増えたので増刷することに。そんなときにネット書店でカート落ちして、高額の中古品しかなくなっていてそれはちょっとないだろうとモヤモヤする。誰が悪いのか、コロナもだけど、自粛要請という生殺しのような政策に行き着く。買い物はなるべくネットでと要請しても、通販会社は不要不急の品物を優先するという構造。

5月21日(木)
e-TAXから「国税に関するお知らせをメッセージボックスに格納しました」というメールが届いて、なんだよちゃんと払ってるよ!と見る前から身構えるが、開けてみたらコロナで滞納してもよい、その旨申告書に書いておけばOK、という内容(さらっと読んだ感じでは、たぶん)。脅かすなよもう。労働保険も延滞できるとの通知が来ていて、今はそんなに払ってないけど一応すぐに申請した。
そういえば先週は「世田谷税務署ですが確認したいことがあるので」と留守電が入っていて、何、詐欺か!と放っておいたらまたかかってきて、消費税申告の記入欄の一つの数字が違っていて修正してください、納税額は間違ってないから大丈夫です、とのことだった。もー。でもそれ税務署で相談して聞きながらそのまま書いたんですけどねえ、と言ったらわざわざ来てもらったんですね、それはすみません、と。こんな時期に大変ですなあ。マイナンバーも機能してないとか、IT化の遅れとか、本当に国はこの数十年何やってきたんだと思うことばかり。

5月22日(金)
同業者から電話があり、情報交換など。出版界隈でも厳しい話がどんどん出てくる。STAY HOMEとか新しい生活様式とかやんわりと前向きになっておこうみたいな広報の圧がものすごく、その裏の本当の危機的状況は言っちゃいけない空気がある。その生殺し感がモヤモヤも、ストレスも生み、さらねじれた先が自粛警察なんじゃないかと思う。
そんななか増刷の見積りが出てきて、やや高く、しかもこの仕様はできるところが少なくなっているので今後も価格が上がる可能性があるという。は?どういうことですかと聞くと、長文で回答が来た。なんというか、日本の製造業の構造そのもののような話で、そのうえで意外な提案をしてくれて、そ、それはまったく、1ミリも考えたことなかったけど、おもしろいのでは!今資金調達しやすいんだし!といろいろ妄想する。週の最後にテンション上がってよかった。

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後納郵便のスタンプを押して重ならないように乾かすの図



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