デジタルカメラ、センサー画素ピッチ一覧
デジタルカメラのセンササイズ、画素数、画素ピッチ、まとめました。
まずはフルサイズと中判、価格コムに登録のある全99機種。もちろん最新機種のNikon Z5やLumix S5、コンデジカテゴリのLeicaQやRX1Rなども入ってます。
この記事タイトルでこれを読んでいるみなさんにはもはや余計な説明は不要でしょう。なんなら画素ピッチと画素サイズの定義についてすでにご立腹かもしれませんが、センサの画素配列角度の議論は面倒(というか議論できるほど情報が世に出ていない)なのでここはひとつ穏便に。
集計フォーマット
・センサフォーマット
・メーカー
・機種
・発売日(不明の場合は価格コム登録日)
・センサ幅(mm)
・センサ高さ(mm)
・センサ面積
・センサ面積(㎟)
・有効画素数(万画素)
・総画素数(万画素)
・画素ピッチ(有効画素計算)(μm)
・画素ピッチ(総画素計算)(μm)
・画素利用率(有効画素数/総画素数)
データはすべてWebから取得できるメーカー公表の数値を用いています(
理想は厳密な総画素数から画素ピッチを求めたかった)。
なお、一部のライカと富士フィルム機種について、総画素数の記載がないものもありましたので、それらは有効画素数のみ入力されています。
実データにいく前に少し余談
今回センサーの情報を集めてて色々と気づいた面白いことがあったので少しご紹介。
例えば下の表。「フルサイズ」とひと言でいっても、メーカーはもちろん、メーカー内でも微妙にサイズが違うんですね。
一番大きいのはTHE フルサイズ 36.0mm×24.0mm、最小は35.6mm×23.8mm、面積で比べると2%近く差があります。
さらには製造された年代。裏面照射型CMOSセンサー搭載のα7RIIが発売された2015年以前とそれ以降で集計すると、2015年まででよく作られたサイズと2016年以降によく作られるようになったサイズもある。実に興味深い。
こちらは、フルサイズセンサの画素ピッチのヒストグラム
年代ごとにRGBで色分けしました。青、緑、赤と年を重ねるごとに分布が低画素ピッチの方へ寄っていくのがわかりますが、意外とここ最近でも5.5-6.0μm(画素数で言えば2400万画素になります)がもっとも多いんですね。2400万画素くらいあればユーザーも納得するし製造コストも抑えられるという感じでしょうか。
さて、こんな感じでセンサーサイズと画素数、画素ピッチのデータがずらっと入ったデータになっています。今後もAPS-Cとか、映像エンジンとか追記していく予定。
自分の機種の画素ピッチはどれくらいか、欲しいあの機種、往年の名機は...などなど、色々遊んでみてください
。休日があっという間に潰れていくこと請け合いです、気になる方はぜひどうぞ。
中判も含めたデータ
ここまで見てくださってるみなさまに、せっかくなので、もう少し面白いデータをご紹介。
そんなんいいからデータはよ!という方はページ末尾まで飛ばしてくださいませ。
有効画素数と画素ピッチの散布図です。
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