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意識を集中させてエネルギーを注ごう!555時間の習慣で社労士合格!

 社労士受験生のみなさん、こんにちは!「555時間の習慣で社労士合格!」の高橋佳子です。週10時間の勉強を1年間コツコツ続けて合格した体験をもとに、週2回発信しています。

エネルギーを注ぐということ

 「受験生は受験勉強以外にエネルギーを注いではいけない」と思っている方はいませんか?その方に言いたい…

あなたのその考えは間違っている。

 「大好きなこと」や「趣味」をやっているとき、あっという間に時間が経っていた…と感じたことがありますか?なぜそんな感覚を覚えるかというと、能力を高めることが出来たり、新しいことを学べるなど、自分が向上することに焦点を当てているからです。また、意識を集中するときは他人の目をあまり気にしませんし「やりたい、と思ったことをやる」とエネルギーを注ぐと、自分がどれだけ成長したのか、に注目するようになるのです。この思考習慣を「成長マインドセット」といいます。

時間をかけて成長する

 私は、この成長マインドセットを「合格習慣」に生かそう、と考えたとき毎年作っているリンゴのコンポートのプロセスを思い出しました。

①リンゴの情報を収集する
②リンゴを購入する
③コンポート用の材料を用意する
④7分でつくる
⑤一晩おいて味見する

 これだけ見ると単に「作り方」のように見えますが、実際はひとつひとつのプロセスに細かいTODOリストがあります。それをひとつひとつクリアして出来上がっても、満足した出来栄えになるのは10回中1回くらい。でも出来上がった時の達成感が忘れられず、紅玉というリンゴが出回っている時期は、あきらめず何度でもトライしています。

 これを合格習慣に置き換えると…

①社労士受験勉強の情報を収集する
②受験勉強の主体(予備校なのか独学なのか)を決める
③受験教材を準備する
④スケジュールを立てその通りに勉強する
⑤勉強の進捗をチェックしてリスケする
⑥④と⑤を繰り返す

 となります。好きなことなら出来るけど、勉強はちょっと…と腰を引く必要はありません。淡々とこなしているうちに習慣化してきます。勉強がなかなか進まないという時でも、5分だけ、1問だけと粘り強く頑張り続けることがポイントです。さらには困難に当たるとやる気が出てくるという私のような「変態受験生」まで出現します。

 このように成長するまで時間はかかります。また、実生活でも気をそらそうとする多くの邪魔も入ります。でもこの合格習慣を始めていると…自分の問題解決能力を高めるスイッチが入って、それをチャンスにするという行動がとれるようになります。結果合格に有利に働くのです。
 さぁ、今からでも合格習慣を始めてみませんか?

前回のおさらい

①1週間の食事を記録してみよう

 2回にわたり、記録をお願いしました。記録をつけて何か発見がありましたか?私は「アイスコーヒー」の登場回数が多かったです。1日5回から10回ほど。カフェインレスのインスタントコーヒーを購入して以来ハマっています。カフェインレスなのに味や香りが良くて一押しです。

記録と記憶の関係

 食事の内容を「どのように記録したか」少し振り返ってみましょう。食事の都度記録したというより、「1日振り返って」記録した方が多いのではないでしょうか。その行為こそが「記憶」の訓練だったのです。

記憶とは、出来事を印象づけて頭の中に保管し、それを引き出すこと。
(伊藤真)

 記憶力を伸ばしたかったら「覚えて」「それを思い出す」訓練が必要です。それは日々、日常生活の中において、ちょっとしたことでトレーニングできるのです。例えば「1週間前のお昼は何を食べたんだっけ?」は思い出しにくいですが、「お正月に何を食べたか」なら答えられるのではないでしょうか。イベントや自分にとっての特別な事を利用しながら、振り返る訓練を習慣にしていきましょう。

第52回社労士試験択一式(国民年金)

今回で本試験解説も最終回。「国民年金法」の解説です。前回同様、今回の点数問題(正解となった問題)の過去問を見ていただき、どこを問われたのかを確認していただきたいと思います。

▼第52回社労士試験択一式問題▼

▼教科別難易度(国民年金)▼

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(LEC第52回社会保険労務士試験大分析会資料より抜粋)

※Ⅰ…(正答率75%以上)、Ⅱ…(正答率60%以上75%未満)、Ⅲ…(正答率40%以上60%未満)、Ⅳ…(正答率25%以上40%未満)、Ⅴ…(正答率25%未満)
※難易度Ⅰ、Ⅱ、Ⅲの解説となります。

■国民年金法■

第2問、第5問、第8問が難問でした。

令2-1ア Ⅰ【法21条2項 内払(同一の年金間の調整)】
この設問は「通則」からの出題でした。年金の基準点をキープするコツは、老齢以外を押さえること。過去問で慣れていきましょう。

令2-1エ Ⅰ【法34条3項 障害変更の場合の年金額改定】
「人口心臓」で「えっ?」と引っかかった方がいたと思います。ポイントは「障害の程度が増進したことが明らかな場合」が分かるかどうかでした。

令2-3E Ⅲ【法附則5条、法87条の2 任意加入被保険者】
この設問は「任意加入被保険者の要件」と「付加保険料」を同時に判断する難問にあたると思います。

令2-4B Ⅰ【法附則9条の3の2 脱退一時金(支給要件)】
国民年金の「独自給付」は点数問題となる箇所です。過去問で正確に押さえましょう。

令2-6D Ⅱ【法14条 国民年金原簿】
この条文は選択式にも注意が必要です。正確に用語を押さえましょう。

令2-7C Ⅲ【法73条 給付事務に関する一時差止め】
給付制限は「語尾」で勝負が決まります。「支給を停止する」「支払いを一時差し止める」など、混同しないように押さえていきましょう。

令2-9C Ⅲ【法附則5条 任意加入被保険者】
任意加入被保険者がまた点数となりました。具体的事例の出題が多いので、慌てて解かず、試験問題を一巡してから、じっくり考える時間を取りましょう。

令2-10ア Ⅱ【法28条 老齢基礎年金(支給の繰下げ)】
繰下げは国民年金もしくは厚生年金にて毎年出題されます。繰下げは「1月0.7%増額」です。誕生日月に申出すると何か月繰下げになるのか…など情報を整理して問題を解きましょう。

令2-10ウ Ⅱ【法附則9条の3の2 脱退一時金】
脱退一時金が2問点数になりました。国民年金の独自給付は選択式も意識して、用語の使い方を押さえていきましょう。

▼国民年金のサブノートはこちら▼

★本日の課題★

 ①労働基準法のテキストの「表」をノートに書き写しましょう。

 いよいよ次回から基本テキスト、過去問解説を始めます。先ずは労働基準法からです。(全4回の予定)まだ2021年度テキストがない方でも、お手持ちのテキストから覚えた表、覚えられない表など、図になっているものを手で書き写してみましょう。
 市販のテキストからでも見えてくる出題傾向を解説していきますので、楽しみにお待ちください。

過去問リンクはこちらから

今回の「555時間の習慣で社労士合格!」はいかがでしたでしょうか。
ご感想、ご質問などお待ちしています。



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