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パニック障害を克服して一人で海外旅行に行けた話②


今日は前回の話の続き
私の運命を変えたタクシー運転手さんとの出会いについて書いていきます。


前回の記事はこちら↓



とある日の仕事終わり、
頑張って電車に乗ったのですが、
案の定人混みで気持ちわるくなり途中下車。


あぁまた降りてしまった、、、という自己否定と、また電車に乗ることへの恐怖でタクシーを使うことに。



もう何回目のタクシーだろうか、、、
また働いたお金はタクシーに消えてくし
体調は悪いしで最悪でしかない。

どんよりとした表情でタクシーに乗り込み窓に寄りかかって行き先を伝えると
スキンヘッドの運転手さんが「今日はなぜタクシーを使ったんですか」と。


今までタクシー使う理由を聞かれたことなかったからびっくりしたのだけど、正直に「電車乗ったんですけど気分悪くなってしまって」と伝えて、詳細は伝えてないけどなにか感じとってくれたのだと思う、



「気分悪かったら言ってくださいね」
と一言伝えたうえで、海外言ってみたらどうですか?と



海外、、、学生の頃は英語大好きで海外に憧れがあって飛行機乗って旅行もできてたけど
もういまの私にはできないことだな、、、



そんな風に思いながら聞いていた。



タクシー運転手さんは、運転手になる前4年くらい世界を旅していたらしい。



世界を旅する前は、営業マンで成績優秀で完璧主義だった。
常に気を張っていて過呼吸で倒れたことが
何回かあったと。



こんな息子で親に申し訳ないとか思ってしまって当時は辛かった。
でも気づいたのが、自分を苦しめていたのって周りの人でもなく親でもなく自分なんだって。



海外を旅してみて、なんだかんだ生活できて、友達もできて、どこの場所に行っても自分は生きてけるし居場所はあるんだって気づいた。



だから無理して周りの期待に答える必要はないし、好きなことして生きていいし、俺とかよく○ね!とか聞こえない程度の声で仕事中も暴言吐いてる!よと




気づいたらタクシーの中で号泣していた



人前で泣いたのは何年ぶりだろう
でも我慢してるのも辛くてもういいやって



自分から悩みを話した訳ではない。
タクシー運転手さんの、症状は全く一緒ではないかもだけど、同じような辛い経験をされていたこと、そのとき自分を責めてしまってもっと自分を苦しめていたこと、でも海外に行って考えが変わったこと、日本に帰ってきてからは、お客さんと暴言や愚痴も吐きつつゆるーくタクシー運転手をやっていること。




お医者さんにも家族にも友達にも同僚にも理解されず苦しんでたものを
初めて理解してくれた人に出会えた気がして
すごく心が楽になったのを覚えてる。




そして、あ、私はずっと一人でなんでも
抱え込んでて、ほんとは辛いよ、助けてよ、理解してほしいよ、って叫びたかったんだって気づいた。




家の前でタクシー降ろしてもらい、
その晩は数か月ぶりいや何年ぶりってくらい
気持ちよく眠れて



次の日から私はタクシー使わないぞ!
と心に決めました。

とは言ってもすぐに元の生活に戻れる訳ではなく、最初は出勤時間にかなりゆとりを持って家を出て、各駅停車からトライ。辛いときはタクシー運転手さんを思い出し涙目になりながら大丈夫大丈夫って心で唱える。←これが1番効果あった。笑

あとは自分をめちゃくちゃ褒める!一駅超えるごとに、え!!!めっちゃえらいじゃん!私すごくね??タクシー代浮いたぶん今日はコンビニで好きなもの買っちゃうぞ😍とか。笑



できなかったことに目を向けがちだったけど、どんなに小さなこと当たり前のことでもできたことを褒めるようにしたら
気分も上がるし、だんだん症状もでなくなってきて各駅停車でなら通勤できるようになったんです!本当に嬉しかったな😭




○ね!とか暴言吐いちゃうようなクレイジーな運転手さんのお陰で
こんな病気に悩まされて人生振り回されてたまるか!クソが!くらいに強気に思えるようになって



自分を大切にすること、自分を褒めてあげることがいかに大切か身を持って実感して、
それに気づかせてくれて、パニック障害克服に踏み出す勇気をくれた運転手さんに本当に感謝しています。




あの運転手さんみたいに、誰かの助けになれたらって思って、私は今こうやって記事を書いています。




どこかで辛い思いをしている人の励みになれたらすごく嬉しいし、
理解されなくて苦しんでいる人がいたら、
私が理解者でありたいと思う。


誰にも吐き出せない気持ちがあって
しんどくなったときはコメントとかで
吐き出してもらってもいいし楽になってほしい☺️




今回はパニック障害克服に向かうきっかけに
なった話を書いてみました。
次回は具体的にどんな行動をとっていったか、発作がでたときの対処法など詳しく書いていこうと思います。




最後に4年前くらいかな、
タクシー運転手さんに出会った日のことを書いた日記が見つかったから恥ずかしいけど公開します。笑

タクシー運転手さん、私一人で海外行けたよー!!!あのときはありがとう。
タクシー運転手さんが今もこれからもずっと幸せでありますように願ってます✨