(5)登録制作家事務所の闇!コンペ参加してる&しようとしている方々へ(これが現実です)(12/19+11/29追記あり)

最初にズバっと書いておきます。

登録制の作家事務所でコンペに参加している・もしくは、これからしようとしている方々へ。

自分がそういう事務所からコンペをもらっているという認識がナイまま、活動している方も大勢いるので、よく読んでみてくださいね。

★きちんとした作家事務所に音源を送り、実力を認められて、面接やメールや電話などで話をした上で、作家事務所の作家・預かり作家としての、コンペ参加でしょうか?

それとも・・・

★「情報の提供料」「楽曲の管理料」というような
お金を払って、誰でもコンペに参加できる場所でのコンペ参加でしょうか?

★DTMスクールなどでの登録者特典のような形でのコンペ参加でしょうか?

★「クリエイター登録」みたいな形でのコンペ参加でしょうか?

同じ「コンペ参加」でも、全然違うので、よく冷静に見極めましょう。

中には、

「作曲の経験が少なくても、コンペに参加できます」とか
「パソコンが苦手な方でも、コンペに参加できます」というところも
あります。。。(汗)

正直、
きちんとした作家事務所で実力を認められて、作家・預かり作家となってコンペに参加している人たち以外では、

「え、曲って作ったこと本当にありますか?」

「思い切りメロディーとコードとか何もあってなくて、ぶつかって、気持ち悪すぎるんだけど、気づいていない?」

「最高音、最低音、凄いところでメロ作ってるんだけど・・・」

「最低限のコード、スケールって本当に知ってますか?」

「こんなにメロを常に歌うメロ、これ、ブレスもないし、歌えない・・・」

「どれだけ音が上下してるメロなのさ、歌うの無理でしょ」

「これ、どこがサビなのだろうか」

「打ち込みでも、これタイミングがズレすぎてるけど、クオンタイズかけてますか?もっと言えば、ズレまくってるのにも気づいてないのでは?」


というような、

「最低限のメロ・アレンジが出来ていないレベル」なのに、
コンペに参加しよう・既にしている人が、本当に多いのです。


その状態で、何年やっても、正直ほぼ採用は無理と言えます。
残念ながら、そんなに甘くないです・・・(汗)

実力者たちが毎回全力で作ってる曲でさえ、落ちる世界です。

僕は、20年以上のコンペ経験をしていて、いまでも、ディレクションという立場で、作家だけじゃなく、年間、多くの作曲・作詞コンペに関わっています。

(1)自ら作家としてコンペに参加する
(2)自分の生徒やマネジメント作家が参加するコンペ提出時の
チェック・マネジメント業務
(3)作家さん・志望者さんから仮歌シンガー凛への依頼での
音源のやり取りやディレクション
(4)主宰講座の「コンペ・バックアップ講座」「短期集中デモ制作講座
(5)自らディレクターとしてコンペでの曲集め・選定

こうした中で、とくに、仮歌シンガー「凛」への仮歌依頼で、
作家志望の新人さんが依頼してくることがあります。

」は長年、大御所作家から旬な作家さんや、デビューして頑張っている作家さん含め、有名アイドル・声優さん・アーティストの仮歌やコーラスも担当しています。事務所やレコード会社のディレクターさんやアーティストから直接オファーをもらって本チャンのガイドボーカルを長年してきているので、常に第一線で「いま求められている歌」を熟知しています。
(自身もメジャーデビューして、アニメ主題歌などを歌唱。
http://www.project-rin.com/)

それなので、問い合わせや依頼は非常に多く、凛が歌うことで作家デビューを果たした作家志望者さんや、リリースの継続が出来ずに悩んでいる作家さんが再び採用になっていったり、日々多くの方々の人生を変えています。

そのマネジメント対応も僕のほうで担当しているので、依頼者のデータを毎日チェックするのですが、「え、、、」と絶句することが、毎月結構あるのです。

「曲として成立していない」ということが多く、

最初に記したように、

「そもそもコードとベースもメロも合ってない音源」

「音がぶつかりまくって不響」

「スケールを知らず、カオスな音階のメロ音源」

「作曲経験本当にある?というような音源」

「誰かに歌ってもらった経験ある?というくらい、歌を考えていない音源」

「データの作り方も全然分かっていない」

「シンセメロと仮仮歌がまったく一致していない」

「メインメロに対して、まさかの、字ハモが全部についてくる」

「そもそも、根本的に高低差や音域、ブレスの問題で、歌えないメロ」

というような音源がほとんどです。

登録制の事務所で、有名な事務所が2社ほどあります。

上で記したようなことがある場合、大体がその事務所でコンペをスタートさせる方が多いのです。

それなので「またここか・・・」と思います。

準採用というようなポジションでコンペ参加となり、

なんと、

「情報の提供料」

「楽曲の管理料」

という名目で、毎月お金を払ってコンペをもらう、というシステムです。

普通は作家事務所にデモを送ってもハードルが高いので(当然ですよね)、
返事をもらうには、相当なクオリティーのデモ音源が作れていないと厳しいわけです。

しかし、その事務所では「やりたい」という意志でやり取りをして、お金を払えば、「誰でもコンペに参加出来てしまう」のです。

これは、「いいところじゃん!!」と誉めるべきことではないのです。

コンペに参加したい、という欲は叶えられると思いますが、そもそも、実際は、コンペに参加出来ていない可能性が高いのです。

「え?どういうこと?」と思う人も大勢いると思うので、説明していきます。

「やりたい」と言えば、コンペに参加出来るようになって、「自分はコンペに参加できるレベルなんだ」と勘違いしてしまう人も多いですし、実績がないのに、コンペ参加しているだけで「作家です」と名乗るような人まで出てきてしまっています(汗)

ほとんどの事務所の預かり作家さんの音源は、実力を認められたり、
期待されているので、当然、歌えるメロ、ある程度のデモレベル、で作られています。本当にこれが当然なことですよね。

実力者も、大物作家も、旬な作家も、新人も、関係なく、
全員が同じ土俵で戦う。

それがコンペですから。


それなのに、歌えないメロ、とか、カオスな響きだらけの曲とか、
ブレスがない、最高音も最低音も無視してる、とか、「そもそもアウト」な
人までが、コンペに参加しようとしているわけです。

本人は「参加できるレベルなんだ」と思っているので、悪気はナイでしょう。

そういう人たちでも、コンペ情報を振ってしまっている、事務所の問題です。

事務所は、とにかく数を集めて、分母を多くします。

そうすれば、中には良い曲を作る人も出てくる可能性が増えるからです。

本来は少数精鋭だったりで、本当に実力と可能性がある人にコンペを振りますが、こういう事務所は、とにかく誰でもウェルカムにして、曲を集めまくるのです。

それでいて登録料が発生してるので、その料金で運営をしているわけです。

こういう事務所では、通常のコンペ〆切よりも、2日とか前に〆切を設けて、曲を集めています。

これは、どういうことか。

普通の事務所では、預かり作家になるのも大変ですし、人数も制限しています。

しかし、登録制では何百人が実力関係なく、在籍するので、コンペを振ると、デモも何百と来ます。

しかし、正直なところ、本当にコンペに出せるのは、20%くらいなのではないでしょうか・・・

他は「到底、出せるレベルではない音源」が集まります。


なので、コンペ以前に、まずは事務所側で聴いて、コンペに出せるか出せないかをチェックするために、数が多いので、〆切が相当前倒しになっています。

もちろん、どの事務所もチェックする時間を設けています。

〆切というのは、事務所側の〆切であって、そこから事務所が曲をまとめて
レコード会社やクライアント先に出すのは、少しあとになります。

とはいえ、何日も前とかは、ありえませんし、きちんとした事務所であれば、「これはヤバイ音源だ」という音源が届くことは、滅多にナイでしょう。一定クオリティーを書ける作家さんに対して、コンペを振ってるわけですから。

しかし、登録制の場合は、「メロもぐちゃぐちゃ」「音も最悪」「そもそも曲になっていない」という音源も普通に集まるのです。。。

コンペに参加している人たちは、他の作家の〆切は知らないわけですから、
その事実も知らず、自分がまったくコンペに参加できるレベルじゃないことも知らないまま、頑張って曲作りをしているわけです。


それで一気にクオリティーが上がるわけはないですし、そもそも、現実を客観的に把握していないので、自分のどこがマズいのか、わかっていないので、そのまま時間だけが過ぎていき、結果、コンペに出している「テイ」で終わっている人も非常に多いのです。

その結果、

「何年もコンペに参加してます。実績はありません。」というような人たちが増え続けるわけ
です。

自分の音源が本当にイケてるかどうか、簡単に調べられます。

インディーズでも、アマチュアでも、凄いクリエイターは本当に多いです。

ニコ動でも、YouTubeでも、自分の曲を発表している人たちは多いですし、
ボカロクリエイターたちの作品も簡単に聴くことができます。

プロ以上の人たちもいる世界です。

本当に素敵な音楽を作っている人たちはたくさんいます。


それらを聴いて、同じように作れているかどうか、まずは、そういう部分の比較からスタートしてみるのも良いでしょう。

たまに「聴かず嫌い」がいますが、その時点で、「周りの現実を知らない」ことになりますし、「現実から目を背けている」ことになるので、是非、ネット上のいろいろなクリエイターの作品を聴いてみましょう。

あとは、歌える人に歌ってもらって正直な感想を聞きましょう。

「これ、歌えないよ」とズバっといわれることもあるでしょうし、
「この音の上下は厳しい」とか、「歌ってても高揚しない」とか、
いろいろ役立つ意見をもらえるはずです。

勉強のために、プロの仮歌の人に歌ってもらって、意見やアドバイスをもらって改善に努めることも、早々に現実理解と、弱点改善への近道になるので、アリでしょう。

歌ってもらうと、本当にたくさんのことが学べますよ。

歌のデータからも、「このメロは無理なのか」「この音の移動は歌うとしんどいのか」「ここは意外と辛そうに聴こえる」など、多くのことが学べます。

もしも、まだデビュー実績もなく、本気で自分のデモの何がダメか知りたい、とか歌いやすさをきちんと判断してもらいたい、デモの精度を高めたい、という方は、僕がマネジメント・プロデュースする、仮歌シンガー「凛」への依頼、相談をして、現状の自分の欠点や曲のダメな部分に関して、コメントをもらうことも、効果アリだと思いますよ(^^)/

依頼者の中でのアドバイス希望者は、僕からアドバイスさせていただいております。是非、ご相談ください。
(僕のアドバイス料・コメント料などは0円です。仮歌料金には、マネジメント料やアドバイス料は含んでおりません。仮歌料金のみですので、ご安心ください)


他の作家さんの音源を聴ける機会もなかなかナイかもしれませんが、作家志望者で音源を聴かせ合って、自分の実力を知ることも大事ですし、作家・レコード会社主催のセミナーや講座で、その人のデモ音源を聴く機会があるものも多いです。

そういうものを体験して、自分のレベルと、コンペ参加する人・採用されている人のレベル、というものを知ることも必要でしょう。

作家は、「歌を作って」います。

そして、

コンペは、「実力主義」です。


とにかく、一般の世の中に出ている曲を、自分で歌ってみましょう。

うまい下手関係なく、歌いましょう。

そうすれば、歌心は少し理解できます

そして、メロディーとベースのルート、簡単なコードを、頑張って
弾いてみましょう。

そうすれば、どういう風に曲が出来ているか、どういうメロディーだと歌いやすく、高揚するのか、などもわかりますよ。

お金を払えば、実力関係なく、コンペ参加出来る講座や事務所、
登録制で希望があればコンペに参加できる事務所、
DTMなどの講座で、実力関係なくコンペに参加出来る特典などがあるところ、
などは、要注意です。

そういうところで夢を掴む人もいるでしょうが、「実力があればこそ」です。ここをきちんと理解した上で、行いましょう。


実力がなければ、何年やっても、採用はありませんし、2、3曲の採用だけでは食べていけません。

「思い出作りのデビュー・採用でイイ」のならば、良いでしょうが、作家として長期でプロとして食べていくためには、きちんとした実力・土台が必要になります。

当然なことですよね(^-^;

ほとんどの人たちは、自分の現実を知らないまま、勘違いしたまま、貴重な時間を費やしてしまいます。

いち早く自分の現実を知り、自分に足りないもの、改善すべきもの、を把握して、1日でも早く、自身(個)の改善・成長に努めたほうが、圧倒的に良いと思います。

《12/19追記》

このnote記事を読んで「これ、私がコンペに参加しているところとまったく同じですけど、OOOでしょうか?」と事務所名を聞いてきたり、相談をしてくる人が非常に増えました。

もちろん事務所名を特定して書いていないわけですし、この内容で自分で判断をしてください、というスタンスですので、事務所名を確認されても「そこはご自分で内容と照らし合わせてください」としか言えません。

ただ、このnoteを読んで「確かにこれじゃ、何年やってもコンペで結果出るわけがないなぁ。きちんと作家の勉強、土台作りをしよう」と覚悟を決めて、辞めて、勉強をリスタートさせる方には、積極的かつ具体的なアドバイスも出来ますし、希望するのであれば、自分主宰の講義の受講という選択もあり得ると思いますが、「すべてはご自身できちんと判断をする」ということをしましょう。その上での相談であれば、是非。お待ちしております。
http://music-garden.co/counseling/index.html


《11/19追記》

このnote記事が、「今週で最も読まれた記事」の1つになった模様です。
感謝しております。

また、他のnote記事も、大勢に読んで頂き感謝しております!

作曲家・編曲家・作詞家志望者・アーティスト志望者・ミュージシャン志望者など、多くの現状打破に繋がるお話を綴っておりますし、業界の話もたくさん書いているので、「これが業界ど真ん中の事実」というものを、是非、読んで頂けたら幸いです。

他のnote記事も是非!!


現状を知りたい、相談したい作家志望者さんや作家さんは、
ご相談ください。

(不定期ですが、記事を更新したら、お知らせが行きますので、
是非、フォロー宜しくお願いします)

※本文のコピペ・引用・抜粋・転載・転用・使用は一切禁止しております。
内容の要約についても、同様となります。
※著者の経験、体験、知識、試行錯誤、成功失敗例、感覚をもとに書いて
おりますので、第三者からの反論や主張は一切受け付けませんので、
ご遠慮ください。


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音楽Producer/音楽ディレクター/作曲作詞編曲。SMAP/A.B.C-Z/AKB/SKE/柏木由紀/アニメ/ゲーム/ドラマの音楽プロデュース&制作。本3冊発売中♪多数のプロを輩出する作家育成講座「MUSiC GARDEN」主宰。http://t-shimazaki.com/