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地元吸着番組を作るよ!

書いたつもりで書いてないってことはあるもので2023年の最初のチャレンジは愛知県豊田市のひまわりネットワークで作る新レギュラー番組(4月スタート)です。

これすごいラッキーな巡り合わせだと思うんだけど僕は15年前にある種発作的に二子玉川から鎌倉に引っ越して来ました。鎌倉に住んで何年かしたある日、確かどこか海外から帰ってきた日に横須賀線が大船を過ぎて北鎌倉入った辺りで『自分の街に帰ってきた!』と思って、思った自分に驚いたということがありました。僕は引越し魔で生涯15くらいの街に住んでいるのだけれどそんなこと思ったことなかった。
なぜだろうと考えた時に街の知り合いの数だという結論になった。
カヤックの柳澤さんに誘われて”カマコン”という鎌倉活性化グループに入ることによってそれまでと格段に街の知り合いの数が増えた。歩いていると大抵誰かと「こんにちは」と挨拶する。喫茶店やレストラン、洋服屋何を買う訳でもないけど寄っておしゃべりするようなお店も何軒もある。
これが『自分の街』になったということなんだと思う。
それまでは日本テレビに知り合いが多いから日本テレビが自分の街で自分の住んでいるところが自分の街になったことは一度もなかったのだと。
だから連絡を取る訳ではないけれど高校まで住んでいた静岡市の町を歩けばいろんなところに誰かといた記憶があるから今でも『自分の街』だと認識している。つまり自分の街とは『そこにある記憶』なのだ。

44年間テレビをやってきて辞める時に(ありがたいことにまだ社外アドバイザーをやらせてもらっているのだけれど)一番思ったのは

これからテレビはどうなるのだろう

ということだった。
言うまでもなくインターネットとスマホによって世界は激変して知識と思考と嗜好(推し)は世界のコミュニティにつながって「国」と言う単位で70年やってきたテレビはオンデマンドのこともあって圧倒的に劣勢になった。でもテレビ局は地上波を使ったプラットフォームという面と番組というコンテンツ工場という面があるので後者の面で今後も存在感を示していくのだろうと思ったのだが・・・では受け手としての個人はネットで世界と繋がっているだけでいいのか?と思った。

そこで思ったのが自分の住んでいる『街』というもの。ネットで繋がっているものが「脳」だとしたら、もう一つの人間の部分「身体」は物理的に歩き回れる『街』でそこに一緒に住む人や店や自然とつながっているんじゃないか?そしてそこに関するインフォメーションやコンテンツって足りてないんじゃないか?ネット・スマホ時代だからこそ身体が歩いていける範囲のコンテンツはもっと供給されるべきなんじゃないかと自分の住んでいる鎌倉という”街”(これは全国区でかなり紹介される街なのだけれど)の体感として本当に住んでいる人のための丁寧なコンテンツはまだないじゃないかと思ったのでした。

そんな時にスゴいじゃありませんか!?
知り合いがひまわりネットワークの社長に去年の6月からなっていて僕が日本テレビをやめるという話を間接的に聞いて「何かやりませんか?」と声をかけてくれた!これは本当に僕は何てツイテいるのかと思った‼︎‼︎‼︎‼︎
飛びつきましたよ!『是非やらせて〜〜〜〜〜〜!』と。

キー局は「国」のメディア。ローカル局は「県」のメディア。ケーブルテレビ局が「街」のメディアなのですよ。もう一度確認するとね。
だから僕が今一番やりたいのがケーブルテレビ局の番組なのです。それがこれからの時代もっともっと重要になってくる!今こそ『住む街』または『育った街』というコミュニティをコンテンツによって自分と何本もつなぐべき時が来てると思っているのです。

それで思いついたコンセプトが「地元吸着番組』!
ケーブルテレビ局は当然これまでも番組を作ってきていてそれは言うなれば「地元密着番組」になるのだけれど、僕がこれから作ろうと思うのはそんなまのではない!地元に吸い付く『地元吸着番組』!
さてさてどんなものができるのか?相変わらずワクワクしています。

コンテンツの神様が引き合わせてくれているんだろうと思いますね。
愛されているんだなあ!
全国のケーブルテレビの関係者の方々!僕が作る地元吸着番組を見てケーブルテレビ局の再定義をしてネット・スマホ時代に最適化してさらにそのポジションをより大きくしていきましょう!

見たことない今までにない番組を作ろう!

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